ライフスタイル&ヘルス2023/4/26 更新

生姜のチカラを伝えたい!地元の生姜「はっとり生姜」を後世へ

今回ご紹介するのは"生姜のチカラ"に魅せられ、広島県福山の地でジンジャーシロップの製造を始めた「ジンジャーダイヤモンド」です。

「ジンジャーダイヤモンド」代表 中尾圭吾さん

「ジンジャーダイヤモンド」代表の中尾圭吾さんは、大病を患い漢方としての生姜に出会い、その魅力を伝えたいとの考えから、福山の地でジンジャーシロップの製造を開始しました。

素材へのこだわり

ジンジャーシロップには生姜の味が顕著に表れるので、素材となる生姜にはとことんこだわっています。主に使用しているのは福山市の最北にある服部地区で生産される「はっとり生姜」。「はっとり生姜」はホタルも生息するほどの清らかな自然あふれる服部地区で生産される地しょうがです。水がきれいで高台にあることが生姜の栽培に適しており、まろやかな辛みの生姜になるそう。

美味しさの反面虫が付きやすく、球根の保管や発芽、収穫も面倒で生産に手間がかかるのがはっとり生姜。そんな生産が大変な生姜一本で生産を行う農家の梅田さんに出会い、農薬を極力使わず土づくりから丁寧に生姜づくりに取り組むその姿勢に惚れ込んだ中尾さんは、梅田さんのはっとり生姜を使ってシロップを作るようになりました。

はっとり生姜農家 梅田祐伸さん(写真右)

厳選した素材で完成した体も喜ぶジンジャーシロップ

ジンジャーシロップの材料は5つ。まずは、主役の生姜。「ジンジャーシロップは生姜の味が命。香り高く、辛みがマイルドな"はっとり生姜"を取り入れてから、リピーターが増えたんです。」。次に、砂糖は"砂糖大根"から採れる"てんさい糖"を使用。さらに、味を引き締めるレモン、シナモン、月桂樹。特にレモンは、無農薬のものを皮ごと使っています。

(左)ジンジャーシロップ黄金、(右)ジンジャーシロップ琥珀

ジンジャーシロップ琥珀(200ml)1944円 白湯で割って生姜湯、牛乳・豆乳で割って簡単チャイに。お酒で割ったりバニラアイスに載せて贅沢に。

ジンジャーシロップ黄金(200ml)1944円 すり下ろした生姜、レモンも丸ごとすり下ろし、甘さ控えめに仕上げたシロップ。炭酸や白湯、ビールなどのお酒にも合います。

乳製品にもよく合うので、ヨーグルトにかけるのもおすすめです。
2本を組み合わせて琥珀3:黄金1でブレンドすると絶妙な味わいに。

はっとり生姜を後世へ繋いでいくために

生姜作りは簡単なものではなく、天候不良や病気に弱く不作の時期が多いため、ピーク時は15軒ほどあった生姜農家も、一時は残り1軒までに減少。そこで中尾さんは梅田さんと共に、"はっとり生姜"の魅力を伝えるプロジェクトを立ち上げました。「福山市のさらに奥にある農村に、若手の就農者を招くことは難しい。そこで、国内外問わず他の生産者と梅田さんのパイプを作り、ノウハウを継承することで、このすばらしい生姜を未来につなげるアクションを行っています」。地道な努力が実を結び、今では生産農家が6軒まで復活しました。この美味しい生姜を耐えさせないため、「ジンジャーダイヤモンド」ははっとり生姜農家とともに邁進しています。

阪急うめだ本店地下2階 プラットファームマーケットミニショップにて販売しております

※商品情報や販売状況は2023年04月26日時点でのものです。
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