一年間お世話になった方に感謝の気持ちを伝えるお歳暮。「相手に喜んでもらえるはず」と考えて渡していても、マナー次第では相手に不快な思いをさせてしまうことも。そこでこの記事では、お歳暮のマナーにまつわるあれこれを解説します。

お歳暮の正しい渡し方。手渡ししたほうがいいの？

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両家の父母・祖父母・お世話になった方など、お歳暮を贈る方は多いはず。一年間のお礼の気持ちをこめて渡すお歳暮は、基本的に手渡しで贈るのがマナー。近くにお住まいの方へのお歳暮は、お宅に訪問し、顔を見せて、日頃の感謝の気持ちを伝えながら渡しましょう。

しかし、近年はお歳暮をインターネット注文や宅配便などで「郵送」する人も増えてきました。ほかにも、鮮度管理が必要な商品を遠方にお住まいの方に贈りたいときも、郵送がよく利用されています。

では、郵送する場合はどのようなことに留意して贈るのが良いのでしょうか。

お歳暮を「郵送」する際の正しい送り方

1. 送り状を郵送する

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ビジネスシーンや目上の方にお歳暮を郵送で贈る場合、必要になってくるのが「送り状」です。日頃の感謝を伝えるのが一番の目的のため、感謝の気持ちを言葉にして送りましょう。

また、何の連絡もなしに品物だけ送るのは失礼にあたります。先方がお歳暮を郵送で受け取りやすい日時を伺い、必ず送り状が先に届くように配慮するのがマナーです。どのようなものがいつ届くのか、しっかり伝えてから郵送するようにしましょう。

送り状は手書きするのがマナー。綺麗な字でなくとも、心を込めて丁寧に書いた字であればOKです。パソコンやワープロの文字ではなく、ご自身の字で書くことをおすすめします。

2. のしは「内のし」を選ぶ

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親しい間柄の方に贈る場合は、スタンダードな短冊のしでも構いませんが、郵送するお歳暮に適しているのは「内のし」です。注文時にあわせてオーダーするようにしましょう。

お歳暮を郵送する際に配慮すべきこと

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前述したように、生鮮食品を郵送する際は、とくに先方が確実に受け取ることができるように配慮しましょう。届いた時に鮮度が落ちていたり、腐ってしまっていたりした場合、失礼にあたるだけでなく、先方の健康を損ねてしまうことも。

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また、お歳暮シーズンは、通常よりも注文後の発送業務が混み合います。品物が欠品になっていなくとも、一時的に売り切れになってしまってなかなか郵送できない......なんてことも。指定日に届くようにするために、お歳暮はなるべく早くから注文し、日程に余裕をもって郵送しましょう。

万が一、お歳暮シーズンに間に合わない場合は「お年賀」として贈り物をするのもおすすめ。その際は「本来なら直接伺ってご挨拶を申し上げるべきところではあるのですが、このご時世それも叶いませんので」......のように挨拶を事前に電話等で伝えておきましょう。

お歳暮を「手渡し」する際の正しい渡し方

お歳暮を手渡しする際に覚えておきたいマナー

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さて、お歳暮を手渡しで贈る際は、どのようなマナーがあるのでしょうか。手渡しする際の身だしなみやお歳暮の包み方、マナーなどを紹介していきましょう。

まず、訪問する時間帯に関して、あらかじめ先方のご都合を聞いておくのがおすすめ。早朝、昼、夜などの慌ただしい時間は避け、10〜11時頃・もしくは14〜15時頃を目安に伺うと良いでしょう。

お歳暮を手渡しする際の具体的な流れは？

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お中元やお歳暮は、玄関先ではなく部屋に通され、挨拶を済ませたあとに渡すのがマナーです。椅子や座布団に座る前に渡すようにしましょう。渡すときは袋から出し、先方が熨斗（のし）を読める方向にしてから両手で渡します。

しかし、近年はお歳暮を玄関先で渡すことも増えてきました。玄関先でサッと渡す際は、以下の手順を参考にしてください。

1. 利き手と逆の手で品物を風呂敷や紙袋を抱え、利き手を使って紙袋から取り出す
2. 逆の手で品物を持ち、利き手で紙袋を折り畳んで脇に抱える
3. 品物の正面を相手に向けて、両手で渡す

時代やその時々にあわせて渡し方に変化はありますが、もっとも大切なのは「感謝の気持ち」を心から伝えること。品物を渡すマナーよりもまずは、お礼の言葉をしっかり用意していきましょうね。

お歳暮を渡す時に添える言葉

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さて、品物よりも大切にしたい「お礼の言葉」ですが、一体どのようなメッセージを添えればよいのでしょうか。もちろんこれは、プライベートの相手かビジネスの相手かによっても変わってきます。

プライベートの相手の場合

・「本年もお世話になりました。心ばかりの品ですが、お納めください。」

・「今年一年大変お世話になりました。ささやかではありますが皆様で召し上がってください。」

この際「家族で楽しんでいただけるように」や「好物だと思ったので」のように、品物を選んだ理由や詳しい保存方法をひと言付け加えると良いでしょう。

ビジネス相手の場合

・「今年も大変お世話になりました。日頃の感謝の意を込めまして、心ばかりの品をお送りいたしましたので、お気に召しましたら幸いです。」

・「明年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。」

といったように、より丁寧に挨拶をしましょう。

先方が取引先の場合は、12月の商談の際にあわせて用意するのがベター。挨拶を済ませ、商談に入る前に渡すのがスマートです。先方が持ち運びにくくなってしまうことを避けるために「紙袋のままで失礼いたします」とひと言添えて、袋から出さずに渡すのも良いでしょう。

ビジネス関係の方へお歳暮を渡す場合の注意点

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ビジネスシーンにおけるお歳暮では特に、選ぶ品物から注意が必要です。別れを想起させてしまう「ハンカチ」や縁切りをイメージさせる「刃物」、「競合社の商品」などは避けるようにしましょう。

前述しましたが、送り状はお歳暮の品よりも先に届くようにすることが大切です。商品を選ぶ前に用意しておきましょう。

阪急で人気のお歳暮ギフト7選

1.「たねや」ふくみ天平 12個入

3,176円

近江のうるち米を使用した香ばしい最中種に、求肥入りのあんを挟んだ食べ応えのあるひと品。種とあんが別々に入っており、食べる直前にご自身で挟んでいただきます。まるで手作りのような、できたての味をじっくりとご堪能ください。小豆の上品かつ控えめな甘さは、老若男女問わずに喜ばれること間違いなし。個包装で複数人にも配りやすいですよ。

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2. 「ラトリエ モネイ」ラスクバトン10本入り

パッケージを開けると感嘆の声が漏れそうなほど、かわいらしく彩鮮やかさが魅力のお菓子です。定番のミルクチョコレートをはじめ、ストロベリー、ミルクティー、アーモンドフレーバーなど、さまざまな風味を楽しめるのも特徴です。サクサクとした食感のラスクは生クリーム入りで、老若男女どの世代へのギフトにも喜ばれますよ。

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3.「まつおか」(冷凍)肉と魚の主菜セット

3,980円

食卓を華やかに彩る肉料理・魚料理を詰め合わせたギフトです。国産牛すじ肉を練り込んだ「まつおかハンバーグ」や、しっとり食感の「鮭の焼き浸し」、甘酸っぱさがクセになる「豚肉と彩り野菜の甘酢和え」などをラインアップ。どれもボリューム満点で食べ応えがあります。電子レンジで温めるだけで、ご自宅でも手軽に本格料理を楽しめますよ。

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4.【白ワイン】クラウディー ベイ シャルドネ

4,565円

活き活きとした果実味とクリーミーな味わいが調和した白ワイン。グレープフルーツやイチジク、ピスタチオなどのニュアンスが感じられるひと品です。柑橘類とトーストしたナッツの香りが、エレガントな雰囲気を醸します。骨格ははっきりとしつつも、なめらかな余韻が持続するワインです。

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5.「ゴディバ」ラングドシャクッキー アソートメント(52枚入)

5,400円

チョコレートブランドの「ゴディバ」が販売している、ラングドシャクッキーアソートメント。濃厚な甘味が特徴の「ミルク」と、ほろ苦さがクセになる「ダーク」の2種類のチョコレートを使用しています。さっくりとした繊細な口当たりで、ラングドシャならではの上品さを楽しめるでしょう。クッキー生地にもチョコレートを練り込んでいるため、風味豊かですよ。

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6. 「小布施堂」栗の小径9個入り

長野県小布施町で、100年以上の歴史を持つ「小布施堂」を代表する栗菓子の詰め合わせ「栗の小径」。赤えんどうと粉糖を合わせた「落雁」、栗の風味豊かな栗あんに栗粒を合わせた「栗鹿ノ子ミニ」と、伝統技術を使って作る「栗鹿ノ子羊羹ミニ」の3種類を楽しむことができます。お茶菓子としてもおすすめですよ。

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7. 「フードリエ」那須ギフトハム・ウインナーセット

栃木県・那須の土地で育てられた、「那須さらり豚」を使用したハムとあらびきウインナーの詰め合わせ。60年間培われた技術で誕生した、うま味が絶品のギフトセットです。また「特級ピリ辛ウインナー」には、栃木県産の唐辛子「栃木三鷹」が使用されており、那須の地の恵を存分に楽しむことができますよ。

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お歳暮は、感謝の気持ちを伝えることがもっとも大切

相手が喜ぶ表情を想像しながら選ぶ、お歳暮。一年間お世話になった相手だからこそ、品物選びに精が出るのもわかります。しかしもっとも大切なのは「感謝の気持ち」を伝えること。品物を選んで贈る前に送り状を郵送したり、手渡しする際にお礼の挨拶をしたりと、日頃の感謝の気持ちをしっかり伝えることができるようにしましょう。

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