MEET YOUR ART FAIR×HANKYU MEN'S TOKYO
『MEET YOUR ART FESTIVAL 2024「NEW ERA」』の開催を記念した企画として、阪急メンズ東京にて、「MEET YOUR ART FAIR×HANKYU MEN'S TOKYO」を開催します。
本展示では、本年3回目を迎えるMEET YOUR ART FESTIVALで協働したアーティストの方々の中から、阪急メンズ東京とともにセレクトした9名のアーティストの新作を含む20点以上の作品を展示・販売するとともに、アーティストインタビュー映像を展示します。
また、初日である10月2日(水)18:30~20:00にはオープニングレセプションを実施します。
出展アーティスト:梅沢和木、大野修、川端健太、高尾 岳央、東城信之介、能條雅由、畑山太志、布施琳太郎、やんツー
<アーティストプロフィール>
Photo by Atsushi Inamura SZ
●梅沢和木
1985年埼玉県生まれ。2008年武蔵野美術大学映像学科卒業。
インターネット上に散らばる画像を再構築し、圧倒的な情報量に対峙するときの感覚をカオス的な画面で表現する。CASHI所属。
主な展示に、2023年 「Beyond the Windows」(NADiff a/p/a/r/t / 東京)、「Everlasting Particle CORE」(HARMONY ART GALLERY / 上海)、2020年 「黒の夢」(CASHI / 東京)、2021年 「画像・アラウンドスケープ・粒子」(RICOH ART GALLERY / 東京)、2019年 「百年の編み手たち−流動する日本の近現代美術−」(東京都現代美術館)、「Tokyo Pop Underground」(ジェフリー・ダイチ・ギャラリー / ロサンゼルス、ニューヨーク)、2018年 「Hyper Landscape 梅沢和木×Taku Obata」(ワタリウム美術館 / 東京)など、個展・グループ展多数。森美術館、東京都現代美術館等に収蔵。
●大野修
1981 年福岡県生まれ。九州産業大学で彫刻表現を学び、東京藝術大学大学院修了。 在学中は、主に石を素材とした彫刻の研究に取り組み、アカデミックな造形と音楽からの影響を感じさせる ものをモチーフとして構成し、現代における彫刻の在り方に揺さぶりをかけるような緊張感のある作品を制 作。内面から沸き起こる「衝動」を重要な要素と捉え、廃材やコンクリートなど人工的な素材を用いながらも、 決して軽薄でない「もの」としての強度を保った立体作品が特徴的である。 2012 年から 2 年半のニューヨーク 滞在中に辿り着いたブリコラージュによる制作スタイルで、「破壊と 修復」を繰り返しながら素材と向き合い、時間の経過に内包された造形美を探求している。 2023 年 11 月、東京 / 西麻布に ACA(エイベックス・クリエイター・エージェンシー)がオープンした WALL_alternative では、第一回目の展示として個展 [VERSE] を発表。
●川端健太
1994年埼玉県生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。
現代的な視覚体験や感覚、個人の記号化や、インターネットの普及に伴う人とのコミュニケーションの多層化など、人と人との情報伝達を間接的にしていると思われる隔たりについて考え絵画彫刻を制作している。2019年に東京藝術大学大学美術館に収蔵。O氏記念奨学生、クマ財団4期奨学生、佐藤国際文化育英財団奨学生、神山財団奨学生。東京藝術大学美術学部を油画首席として卒業。
●高尾 岳央
現代における絵画を試行する。画面に触れることなく絵の具を定着させ、途切れることなく線を引き続けることが可能なエアブラシを描画道具などに用いる。都市の記号である文字、建築、景色などをモチーフに用い、複数の時間と視点を持った流動的な絵画空間を構築する。
Photo by Keizo Kioku
●東城信之介
1978年長野県生まれ、2004年東京造形大学造形学部美術学科比較造形卒業、05年同大学研究生修了。自身の心象風景や無意 識に見えてしまう虚像を、金属板や工業製品の表面に大小の傷やサビなどを施すことで具現化している。SHINaNOBOYaは幼少期 のイマジナリーフレンドで自身の記憶の中で初めて作ったを造形物であり2018に実家で発掘された。
それ以降欠かせないモチーフの一つとなり素材の制限が無くなるきっかけにもなった。近年は2つの絵を画面上でリフレクトさせ閉じ込める内向的な表現の作品も 発表している。存在というものにフォーカスした制作スタイルは絵画にとどまらず彫刻やインスタレーション作品など多岐に展開して いる。
●能條雅由
1989 年生まれ、2015 年京都造形芸術大学大学院修士課程日本画専攻修了。
コンテンポラリーな表現と日本美術の伝統としての時の流れの表現を融合させるというユニークな取り組みを行っている。大学在学中から、社会における記憶(集団的記憶)に関心をもち、鑑賞者にそれを想起させることを志向し、創作から恣意性を取り去るために、写真を取り入れたミクストメディアによる表現方法を選び、記憶のイメージを構成する最小単位として、色とフォルムを写真から抽出した。時の経過の表現として尾形光琳の紅白梅図屏風が描いた銀箔を用いた川の流れに閃きを感じ、写真から抽出した色彩の印象をもとにベースとなるパネルにマーブリングを施し、その上に銀箔を用いたシルクスクリーンで写真のイメージを重ねる。
●畑山太志
1992年神奈川県生まれ。2017年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画研究領域修了。視覚では捉えることができないものの、自然の場で身体が確かに感じ取る空気感や存在感の視覚化を試みる畑山は、彼が「素知覚」と呼ぶ、知覚の外側ではない本来身体が持っているはずのありのままの知覚を手がかりに、目に見えない世界を表象する。2014年に白を基調とした絵画作品で「第1回CAF賞」の優秀賞と名和晃平賞を同時受賞後、自然のさまざまな現象が持ちうる環世界や植物が多様な生物とともに形成するネットワーク、さらにはデジタルやAIまでをも含みこむ現代における新たな自然など、多様なモチーフをベースに制作を展開する。
近年の主な個展に、「未来の数」(コートヤードHIROO、東京、2023)、「親密な時空」(EUKARYOTE、東京、2023)、「客観の方法」(Gallery Pictor、神奈川、2022)など。主なグループ展に「VOCA展2023 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京、2023)、「attunement」(The 5th Floor、東京、2020)、「神宮の杜芸術祝祭」(明治神宮ミュージアム、東京、2020)、「網膜と記憶のミトロジー」(セゾン現代美術館、長野、2018)などがある。
©︎Rintaro Fuse Courtesy of SNOW Contemporary
●布施琳太郎
1994年生まれ。2019年同大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。
iPhoneの発売以降の都市における「新しい孤独」や「二人であること」を、自ら手がけた詩や批評などのテクストに基づいて制作された、絵画、映像、インスタレーション、キュレーション、ウェブサイト、イベント企画などを通じて実践している。
Photo by Shu Nakagawa
●やんツー
1984年、神奈川県生まれ。先端テクノロジーが組み込まれた既成品や動力装置、廃品、あるいは既存の情報システムなどを誤用/転用/ハッキングする形で組み合わせ、平面や立体、インスタレーション、パフォーマンスといった形式で作品を発表している。テクノロジーによって無意識化/隠蔽される政治性や特権性を考察し、明らかにしていくことを試みる。文化庁メディア芸術祭アート部門にて第15回で新人賞(2012)、同じく第21回で優秀賞(2018)を受賞。TERRADA
ART AWARD 2023 ファイナリスト寺瀬由紀賞。ACCニューヨーク・フェローシップ(2023)にて6ヶ月渡米。近年の主な展覧会に、「MOTアニュアル2023」(東京都現代美術館、東京、2023)、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館、東京、2022)、「遠い誰か、ことのありか」(SCARTS、札幌、2021)、「DOMANI・明日展」(国立新美術館、東京、2018)、あいちトリエンナーレ2016(愛知県美術館)などがある。また、contact Gonzoとのパフォーマンス作品や、和田ながら演出による演劇作品発表など、異分野とのコラボレーションも多数。
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