May 2024

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Thursday

木曜日

TODAY’S TOPIC：粋な男帯の世界

男性用の着物や浴衣に絞める帯のことを男帯という。華やかで種類が豊富な女性用の帯とは違って、幅が10センチ程度の硬い生地でできた角帯（かくおび）と、柔らかい生地を用いた兵児帯（へこおび）の2種類だけ。浴衣から普段着の着物、礼装用まで、幅広く使えるのは角帯の方だ。最もスタンダードな結び方は、「貝の口」と呼ばれるもの。帯の片端は元の帯幅のまま、もう片方は半幅と、結び目をアシンメトリーに仕上げるやり方に、不均衡な様子を良しとする日本ならではの美意識が見てとれる。結び目の両端が上を向いているのも、縁起をかつぐ日本人らしい発想と言えるだろう。もうひとつ覚えておきたい結び方が、「片ばさみ」。帯を交差させた部分が美しい立体を描くのが特徴で、こちらも帯端はアシンメトリー。他にも、この2つを合わせたような「浪人結び」、緩みにくい「神田結び」、片側の帯端を長く垂らした粋な「片流し」、袴に適した「一文字結び」などがある。

AND MORE：大阪弁のパワー

今日は「ごっつの日」。「ごっつ旨いお好み焼き」に代表される「ごっつ旨い」シリーズを展開する食品会社のテーブルマークが、ご（5）、つ（≒2）、の語呂合わせから制定したものだ。ここでいう「ごっつ」は、ごつごつとした様子を表す「ごつい」に大阪弁特有の促音（小さい「っ」のこと）を入れた「ごっつい」がベースとなり、さらに最後の「い」が抜けたもの。「高い」を「たっかー！」、安いを「やっすー！」など、半ば冗談混じりの大袈裟なリアクションを伴う大阪人特有の言い回しである。「とても」「すごく」「非常に」などの意味で、物事の程度や様子を強調する際に用いられる。「ごっつ旨い」は、すごく美味しいということ。バラエティ番組のタイトルにもなった「ごっつええ感じ」をきっかけに全国的に認知されるようになり、昨今では方言を跨ぎ、若い世代が当たり前のように使っているのをよく耳にするようになった。

参考サイト：大阪ブランド情報局　テーブルマーク株式会社