商品説明
1839年に始まった英国テムズ川上流で行われるボートレースの選手用ユニフォームに始まったヘンリーネックの歴史は、後にその機能性から英国軍に採用されることになりました。襟元が喉の近い位置までせり上がった仕様、当時の裁断技術から直線的に裁断され、同様に直線で縫製された袖部分、その動き易さをカバーするために特別に設けられた脇の下のはめ込みパーツ。ファブリックは目付のしっかりした5.6オンスのオープンエンド糸を使用しています。空気の力で紡績を行うこの糸はザラリとした堅さを持つ事で知られています。柔らかで肌触りの良い細番手使いのTシャツとは全く反対の性質を持っています。柔らかな細番の糸は汗を含みます。これに対し、オープンエンド糸はその製法上、特に糸の外殻の撚糸強度があがる特性があり、これが適度な堅さを生み出します。結果肌に密着しにくい生地となります。脇部分は縫い目のない丸胴です。また猫目ボタンはその形状から糸を溝に埋め込み、他の衣類や作業による擦れから逃れ、ミリタリーはもちろんのこと、アウトドアスポーツにも取り入れられているディテールです。