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十四代 酒井田 柿右衛門
(1934-2013)
十三代柿右衛門の長男として佐賀県に生まれる。多摩美術大学を卒業後、祖父・十二代と父・十三代から柿右衛門様式(濁手)の技術を学ぶ。
十四代を襲名後は、アメリカで初出品しサンフランシスコの名誉市民号を贈られるなど、海外でも高い評価を集めた。
江戸時代初期からの技法、経験を守りながらも、繊細で美しい草花文様を新たに取り入れるなど、十二代目が復活させた濁手を発展させた。現代的な作風と伝統的な様式の融合で新たな世界観を打ち出し、「色絵磁器」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。