阪神百貨店の
食に携わるスタッフが産地を訪ねて
産地とつながるプロジェクト。
海と山の自然に恵まれ、
湧水の町としても知られる福井県小浜市。
その山間にある「小浜酒造」代表の高岡さんと
京都を拠点に国内外で活躍する
カリナリーディレクター中東さん、
阪神のナビゲーター山口の3者が
タッグを組んで生まれた
阪神梅田本店特別先行発売の
日本酒をご紹介します。
小浜の日常にある
湧水の魅力を伝える。
京都市や小浜市で飲食店を手がけ、商品開発にも取り組むカリナリーディレクター中東さん。小浜の日常にある湧水の魅力を感じる中、市内の水を使い分けて酒造りをする「小浜酒造」高岡さんと出会います。そこで「小浜の水が“飲み比べできる”お酒があったら面白そう」そんな新しいアイデアに高岡さんも意気投合。同じ製法で“水”だけを変えて造る3種類のお酒の飲み比べセットという、新しい酒造りのプロジェクトが発足しました。
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小浜市の3つの湧水を使用。
1つ目は地元の名水“雲城水”。今回のお酒に使う3つの水を順にご紹介します。1つ目は小浜漁港近く、自噴井戸から勢いよく地下水が湧き出る“雲城水(うんじょうすい)”。地元の方々がひっきりなしに汲みに来る、まさに小浜の日常にある水です。「小浜酒造」のお酒“百伝ふ(ももつたう)”の仕込み水でもあり、今回使う3つの水の中でも、やわらかさ、まろやかさが際立ちます。
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福井県の米どころにある
“今富の水”。今富公民館の敷地内にあり、誰でも手軽に水を汲むことができる“今富の水”。3つの中では一番シャープでミネラル感があります。この今富地区は福井県を代表するお米の産地。今回のお酒にもこの今富産の米“五百万石”を使用しました。高岡さん曰く「まさにお米が育った水なので、お酒に合うのは確かです」と太鼓判!
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蔵の蛇口から出る
“中名田の水”。「小浜酒造」の水道から出る蔵の水“中名田の水”は、1つ目の“雲城水”と比べてやや硬さが感じられます。水道からおいしい水が出る、その感覚もまさに水の町ならでは。3つの水の個性がお酒にどう影響するのか?新しい挑戦に全員がワクワクしながら酒造りに取り組みました。
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涌き水をイメージした
ラベルデザイン、
ワンカップで飲みやすく。日本の伝統文様“立涌(たてわく)文様”をモチーフに水をイメージしたデザイン。気軽に利き酒が楽しめるようワンカップサイズにしました。「小浜の水が主役の酒造りを通して、小浜の歴史や文化がひとつの形になったと思います。」商品開発を手がけた中東さんも納得の仕上がりです。