阪神百貨店の
食に携わるスタッフが産地を訪ねて
産地とつながるプロジェクト。
先代・精一さんが農園を築き、
2代目・貴志さんを中心に
梅の栽培・加工を手掛ける「岡畑農園」。
ここでは樹上で完熟した梅を使い
梅干を作っています。
甘酸っぱい樹上完熟の梅は、
傷みが早く市場に出回ることが少ない
“幻の果実”。その味わいを
梅干で表現しようと試行錯誤の末、
誕生したのが“幻の梅”と名付けられた
ハチミツ梅干。独自製法で
塩分は控えめ。甘酸っぱく
フルーティーで食べやすいと評判です。
ほんまもんの梅干を
多くの方に。
「岡畑農園」
岡畑貴志さん
「質のいい梅の実を育てるためには土が大事。梅枝のチップを木の周囲に盛り、保水性にすぐれた栄養のある土に。また光合成ができるよう剪定作業も大切です。こうしてできた完熟A級の実を使い、梅干を作ります。昔は塩辛い梅干ばかりでしたが、多くの方に食べていただきたいと工夫に工夫を重ねる中で、調味液に漬け込み、ゆっくりと塩抜きして作るはちみつ梅干“幻の梅”が生まれました。通常市販されている梅干が10~20%の塩分濃度のところ、幻の梅は5%にまで下げています。こだわりの梅干を味わっていただけるとうれしいです。」
-
手間と時間をかけて
生まれる味。梅干を水に漬けて脱塩する方法では水っぽくなり、成分も抜けてしまいます。そこで梅を塩漬けしたときにできる梅酢液から塩分のみを取り除き、それを用いる独自の製法に。塩分濃度は控えめながらも水っぽくなることなく、梅の風味もしっかりと楽しめる梅干ができました。
-
様ざまなチェックを
クリアして食卓へ。“いつも同じおいしさをお届けする”という目標のもと、専門のスタッフが梅干の塩分や糖度などおいしさを構成する成分を数値化し管理。原材料の梅も残留農薬を調べる検査機器によりチェックされています。また商品のパック詰めはすべて手作業で行われ、人の目をクリアしたものだけが晴れて商品となります。
-
めずらしい完熟の実が
おいしさのヒミツ。昔からの梅干のイメージを変えた幻の梅。完熟の梅を使うことで、紀州生梅ならではの豊かな風味を生かしたフルーティーな味わいに。またはちみつの甘さで酸味が抑えられた、減塩かつまろやかで上品な味は、こどもから大人までおいしく食べられる梅干です。