雄大な自然や聖地を撮り続け、国際的に活躍する写真家 白川義員さんが2022年4月5日、ご逝去されました。
白川さんは日本大学藝術学部写真学科を卒業後、1962年からフリーランスの写真家として活動を開始。国内外で数々の賞を受賞され、『世界百名山』の撮影プロジェクトを手掛けるなど、日本の写真界を代表する存在として精力的に活動を続けてこられました。
これまでのご功績に深く敬意を表し、心より御冥福をお祈り申し上げます。
“地球再発見による人間性回復へ”をテーマに、山岳や南極大陸、聖地など、地球が持つ美や荘厳さを追求し続け、世界各地の雄大な風景を撮影してきた白川義員さん。シリーズ12作目となった「天地創造」は、アメリカ西部の砂漠で入域が1日わずか20人に限定されているザ・ウェーブや、“奇跡の絶景”として話題を集めた南米ウユニ塩湖などを中心に構成されています。今回はこの「天地創造」から196点の作品を展覧。白川義員渾身の作品の数々に、どうぞご期待ください。
1935年愛媛県生まれ。1957年、日本大学藝術学部写真学科卒業後、ニッポン放送に入社。1959年にフジテレビに移籍。同社退社後にフリーランスの写真家として活動を開始。写真集『ヒマラヤ』が、1972年第13回毎日芸術賞、第22回芸術選奨文部大臣賞を受賞。1979年~1980年に発表された『聖書の世界』三部作は、1981年全米写真家協会最高写真家賞を日本人として初受賞。1988年には第36回菊池寛賞を、1995年には、第27回日本芸術大賞を受賞する。1997年以降は『世界百名山』プロジェクトをスタートさせる。1999年には、紫綬褒章を受章。







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