【WAKANA solo exhibition <PRESENA>】
米原康正がキュレーションするフラッグシップギャラリー「阪急メンズ東京7階 +DA.YO.NE.GALLERY 」では、
10月7日(水)より<WAKANA>による個展「PRESENA」を開催いたします。
◾️会期:10月7日(水)〜11月3日(火)
◾️EVENT:オープニングレセプション10月10日(土)17:00より
どなたさまでもご参加いただけますので、是非皆さまお誘い合わせの上、ご来場くださいませ。
◾️STATEMENT
「PROGRESS」とは、「時の進行」や「変化の過程」を意味する言葉である。
うまく言葉にできず、心の中に閉じ込めてしまった感情も、時間の経過とともに少しずつ形を変え、やがて風化していく。
そうした感情の背景には、常に人間関係がある。
人は他者とのつながりによって支えられる一方、その関係の中で悩みや葛藤を抱えることもある。
そして心のざわつきの理由を探ろうとするとき、私たちは過去を遡り、自分自身の原点へと立ち返っていく。
時間そのものは未来へ向かって一方向に進んでいくが、感情や思考は過去、現在、未来を自由に行き来する。
本作では、そうした目には見えない時間と感情の「過程=PROGRESS」に焦点を当てている。
作品に繰り返し登場する風船もまた、人間関係の象徴である。
人と人とが互いの距離を探りながら関係を築いていくことと、隣り合う風船との関係を見つめながら
一つひとつ描き込んでいく行為はよく似ている。
風船は、隣に何があるかによって光の入り方や重なり方、色の濃度や見え方が変化する。
それは人間も同じであり、誰と関わり、どのような場所に身を置くかによって、自分自身のあり方も少しずつ変わっていく。
風船同士の関係性を描くことを通して、人と人との距離、環境から受ける影響、
そして時間の中で変化していく感情の姿を重ね合わせている。
------------WAKANA
WAKANAはこれまで、風船というモチーフを通して、人と人との距離や関係、そこから生まれる感情の変化を描いてきました。
風船は、一つだけで存在しているときと、別の風船と重なったときでは、色も輪郭も見え方も変わります。
近づけば影響を受け、離れればその間に空間が生まれる。
そこに僕たち人間の姿を重ねることができることが、WAKANAの作品の面白さだと僕は思っています。
今回の個展タイトル「PRESENA」は、イタリア語で「存在感」を意味する“presenza”から生まれた言葉です。
ただ、今回WAKANAが考えている「存在」は、何かが強くそこにあることを示すようなものではありません。
むしろ、普段は気づかないまま通り過ぎてしまうもの。
光の変化だったり、色だったり、空気だったり、誰かがそこにいたという感覚だったり。
僕たちの周りには、意識しなければ見えないものがたくさんあります。
けれど、そうした小さなものほど、知らないうちに自分の中に残り、記憶や感情をつくっているのかもしれません。
今回、WAKANAの視線はキャンバスの中だけではなく、その外側へと広がっています。
一枚の作品を見るということから、その作品が置かれた場所、その周囲にある空気、そこを歩く人、そしてそこで何を感じるのかまで。
つまり今回の「PRESENA」では、作品だけが展示の主役なのではありません。
絵があり、空間があり、そこに人が入り、その瞬間に初めて生まれるものがある。
それは、子どもの頃に絵本や映画を見ながら、その世界の中に自分も入ってみたいと想像した感覚にも少し似ています。
現実には存在しない風景であっても、僕たちの中には確かにその記憶が残っている。
実際に触れることのできないものが、自分の中ではとても強い存在になることもあります。
WAKANAは今回、そうした目に見えるものと見えないものの境界まで含めて、ひとつの展示をつくろうとしています。
これまで風船と風船の「あいだ」を描いてきた彼女が、今度は作品と空間、そして作品と人との「あいだ」へと視線を広げている。
僕はそこに、WAKANAというアーティストの一つの大きな変化を感じています。
作品を見るだけではなく、その場所に立つことで自分自身も展示の一部になる。
「PRESENA」は、WAKANAの作品を見る展覧会であると同時に、自分がそこにいるということを、少しだけ意識してみる展覧会でもあるのだと思います。
------------米原康正
◾️PROFILE
WAKANA
2022年より本格的にアーティスト活動を開始。
柔らかく軽やかに見えるバルーンは、互いに押し合い、重なり合い、ときには離れながら、その形を変えていく。
その姿を人間関係になぞらえ、他者との間に生まれる圧力や摩擦、境界、
そして時間とともに変化していく感情を表現している。
作品制作を通して一貫して向き合うテーマは「PROGRESS=変化・前進」。
2025年にはIndependent Tokyoにて特別賞を2賞受賞。
2026年、さらに作品世界を広げながら制作を続けている。




*リモートショッピングサービス
「Remo Order / リモオーダー」
ご紹介した商品は、ご自宅や外出先からでもスマートフォンでご注文いただけます。
詳しくはこちら>>>
ぜひ、この機会にご利用くださいませ。
■阪急メンズ東京 7F プラスダヨネギャラリー
■03-6252-1381(代表)
■LINEで売場にお問い合わせはこちらから>>>
