【あの店のツウな味:はり重グリル】 あまから手帖コラボ
みなさん、こんにちは。関西のグルメ雑誌『あまから手帖』のライター柴田です。阪神百貨店のお店の"隠れた名物"や"意外に知られていない逸品"などを深掘りしてご紹介するこのコーナー。
今回は、創業100余年、道頓堀の老舗「はり重」が手がける洋食店「はり重グリル」の巻です。キタで初めてオープンしたのが、ここ阪神百貨店9階の阪神梅田店です。名物の「ビフカツ」や「はり重ライス」など、王道メニューは召し上がったことのある方も多いと思いますが、「メキシコサラダ」ってご存知ですか?タコスみたいなスパイシーミートが入ってる?とか、ワカモレ風にアボカド入りかな?と思って注文してみると、細切りのコールビーフ(ローストビーフ)やらロースハム、ポテトサラダに潰したゆで卵がゴロゴロ入ったボリュームたっぷりの野菜サラダ。
メキシコ感はゼロなのに、なぜこの名前?と訊ねてみると、店長曰く「由来には諸説ありますが、一説にはミックスサラダが変化したもの」とか。昔は、大阪の洋食店ではポピュラーなメニューだったそう。同じく、ライスにハッシュドビーフをかけた料理も、関西では「ハヤシライス」ではなく「ハイシライス」。老舗のご当地メニュー2品を堪能してもうお腹いっぱい!と思いながらもメニューを開くのが食いしん坊のサガ。そして見つけちゃいましたよ。今、最も旬な素材、そしてマイブームのピスタチオのジェラートを。
しかもこれ、阪神梅田店だけの限定メニューなんだとか。クリーミーで濃厚なナッツ感。ピスタチオ・フェチならずとも、これは絶対見逃せませんよ!
文・撮影/柴田くみ子
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