【あの店のツウな味:一六茶寮】あまから手帖コラボ

●デザートを付けても罪悪感なし!の一汁六菜定食

 

みなさん、こんにちは。関西のグルメ雑誌『あまから手帖』のライター柴田です。阪神百貨店のお店の"隠れた名物"や"意外に知られていない逸品"などを深掘りしてご紹介するこのコーナー。今回は、女性に人気で、開店前から行列のできる「一六茶寮」さんをご紹介します。

   

カラダに優しい一汁三菜ならぬ"一汁六菜"がテーマのこちら。ほとんどのお客さんが注文するというほど人気の献立が、旬の野菜の小鉢がぎっしり詰まった「旬彩膳」。でも、お酒好きな私のオシは、断然「銀鱈の西京味噌焼き膳」です。

銀鱈の西京味噌焼き膳2200

  

150年余の歴史を誇る滋賀県「九重味噌」の特製西京味噌にしっかり漬け込んだ銀鱈がメインの定食。土鍋おぼろ豆腐は、彩り野菜のせいろ蒸しとの二択からお好みでチョイスできる。この日のグリーンジュースは、レッドキャベツ、アボカド、りんごなどが入ったヨーグルト風味。副菜は、スモークサーモンと白ネギのポテサラ、タコと菊菜のカラスミ和えなど。

  

メインの銀鱈西京味噌焼きは、脂が乗った1切120gもある切り身をふっくら香ばしく焼き上げたもの。コロンと割れる分厚い身を頬張れば、白味噌のほのかな甘みがたまりません。飲み込んだ後に、ふわりと鼻腔に抜ける上品な香りの余韻。とにかく日本酒が欲しくなるお味なんです。もしも状況が許すなら、皆さんもぜひ日本酒と一緒に召し上がってみてください。

  

お膳の上に並ぶのは、季節の野菜ジュースや日替わりの副菜3種、具沢山の豚汁に十六穀米。目の前で出来上がっていく土鍋おぼろ豆腐は、初めはトロトロとした柔らかさで、時間の経過とともに火が入り、ふるふるからぷるんぷるんへと、味わいの変化も楽しい一品です。

お腹はいっぱいになるのですが、野菜たっぷりの定食をいただいたあとは、デザートも罪悪感なく食べられちゃいますよね。今回は、オリジナルプリンと5種のフレーバーから選べるムレスナティーのセットをチョイス。キャラメルティー風味のプリンは、口どけなめらかで濃厚。紅茶との相性もぴったりで、満足&幸せなランチ、これにて終了!

ムレスナティーデザートセット(定食+550円)セットのみの場合990円。豊かなフレーバーで人気のムレスナティーは、「楊貴妃の果実」「薔薇と桃」など5種のフレーバーからチョイスできる。

文・撮影/柴田くみ子

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