ニュース&イベント2025/12/31 更新
魚が食卓に届くまでには、多くの人の手と想いがあります。
おいしい海の幸を、もっと知ってほしい、見つけてほしい、そんな想いを込めて水産加工に携わる地元の人たちが開発した海のごちそうがあります。
温めるだけ、揚げるだけの手軽に楽しめるごちそうや、ご飯やお酒が進むおいしいお供、ギフトにもおすすめのちょっと贅沢なもの。
そんな水産加工品が、1月14日(水)〜20日(火)まで、地下1階ツリーテラスに集結。
同日より阪急オンラインストアにて水産加工品約35アイテムの販売も開始予定です。
この記事では、
・福島で人気だった民宿「おびすや」の味を復活させた"青のりの佃煮"
・福島自慢の様々な日本酒の酒粕でチャレンジした「おのざき」の"漬け魚"
・岩手のウニのおいしさを1年中届けたいと開発した「ヤマキイチ」の"ウニ"
について、開発ストーリーとともに商品を詳しくご紹介します。

福島県相馬市松川浦は、豊かな磯の香りと独特の食感、深い旨みが魅力の、青のり(ヒトエグサ)の名産地。ここでのりの養殖と民宿「おびすや」を営んでいた久田家。
今回ご紹介するピリカラ青のりの佃煮は、民宿の宿泊客から"何か酒の肴が欲しい"というリクエストに応えて、先代の女将が手作りで工夫した「おびすや」の味です。評判を呼んだその佃煮は、スーパーマーケットから売ってほしいと声がかかり、地元の名物になりました。
ところが、2011年、東日本大震災により「おびすや」の建物は全壊、のり棚や養殖に必要な道具も失い、廃業を余儀なくされ、青のりの佃煮も作ることができない状態に。

福島県唯一の潟湖(せきこ)で、景観の美しさから日本百景に選定されている松川浦。その海底も震災で大きな打撃を受けていました。
青のりが再び収穫できるようになった数年前、"地元で愛されていた佃煮をもう一度食べたい"、"おいしかったから、なくしてしまうのはもったいない"など、「おびすや」の青のりの佃煮の復活を望むたくさんの声が寄せられました。

"食べたいと言ってくれる人がいるならやってみようか"と、佃煮作りを再開。とはいえ、女将はすでに他界しており、味付けは手探り。
女将の息子夫婦と孫が、地元漁師や昔からのファンの協力も得て、舌が覚えていた味を頼りに、何度も試作を重ねて半年がかりで「おびすや」の味を復活させたのです。


ヒトエグサならではの歯ごたえに加えて、イカや根菜のニンジン、ゴボウの食感も加わり、いわゆる青のりの佃煮とは一線を画す歯ごたえ、食べ応えも魅力。
ご飯のお供としてはもちろん、カナッペなどフィンガーフードのトッピングに、薬味がわりに、またピザソースに混ぜたりと様々に楽しめるひと品。



松川浦名産のアオサの香りと後から追いかけてくるほんのりとした一味唐辛子の辛味。箸で持てるほどの質感。佃煮というより、おかず感覚の一品です。海の香りを噛む生食感をご堪能ください。

松川浦のもうひとつの名物、アサリの剥き身が丸ごと入った青のりの佃煮です。貝の旨みと青のりの香、のりの葉一枚一枚がわかるような食感は格別。"箸で持てるのりの佃煮"をごはんにたっぷりとかけてお楽しみください。

相馬市磯部地区の「村岡みそ店」と「おびすや」がコラボしたガニ味噌。相馬産ヒラツメガニの身を村岡みそと合わせてじっくり煮込んだ漁師絶賛のおいしさ。
おすすめの食べ方は白ごはんにどっさりと乗せるのが相馬流。ぜひお試しください。

阪急オンラインストアでは様々なセットを販売予定です。お楽しみに!


「おのざき」は、1923年、福島県いわき市で小野崎ウメが創業。
「鮮魚・仕出し 小野崎魚店」として歩みを始めました。発泡スチロールを使った配達や大型店への出店など、代々の社長が新しい挑戦を重ね、店は発展。震災時には、三代目が地元業者を励まそうと商品を携えて首都圏へ何度も足を運んだといいます。
現在、この老舗をけん引するのは四代目。"魚を通じて、街をもっと多彩に、もっと面白く"を理念に、街と連動した活動にも力を注いでいます。新たな取り組みにも積極的で、東日本の水産品を盛り上げる今回のプロジェクトにも中心となって携わりました。

今回の商品開発では、福島が誇る酒蔵、マーケティングの専門家、フードコーディネーター、グラフィックデザイナーが参加し、約10名のプロジェクトチームを結成。
6つの銘柄の日本酒の酒粕と、サケ、ギンダラ、スズキなど6種類の魚を組み合わせ、漬け魚のレシピづくりに挑みました。試食会を重ね、選び抜いたものを商品化。パッケージデザインにもこだわり、ギフトにもふさわしい仕上がりとなっています。
令和6年酒造年度の日本酒鑑評会で、金賞受賞数日本一となった福島県の日本酒。今回使用した酒粕は、そんな酒どころの名酒から、魚介との相性を見極めて選びました。
ご紹介するのは、3種類の漬け魚。いずれも西京味噌と仙台味噌をブレンドした、奥行きのある漬けダレがベースです。

力強い旨みのある宮城産カキには、大漁の日に漁師に振る舞われてきた「磐城壽(いわきことぶき)」の酒粕を合わせ、香りは控えめながら甘すぎないすっきりとした味わいに。

淡白で上品な宮城産サワラには、やさしい甘みと米の旨み、きれいな酸味が特徴の「ロ万」の酒粕を使用し、最後にふわりとした甘みが残る仕上がりに。

脂がのったアメリカ産ギンダラには、搾りたてのようなフレッシュさとキレのある「陣屋」の酒粕を合わせ、脂の甘みと旨みがいっそう引き立つ味わいとなりました。

お菓子のギフトをイメージしてデザインされたおしゃれなパッケージも開発。酒粕は軽く洗ってシートで拭き取り、フライパンで約1分30秒、さっと焼くのがおすすめ。それぞれの漬け魚は、それぞれの酒粕と相性がよく、お酒とのペアリングも楽しめます。
阪急オンラインストアではセット商品を販売予定です。お楽しみに!


岩手県釜石市で、わかめ販売からスタートした「ヤマキイチ」。
岩手県釜石市の三陸沖は、親潮(寒流)と黒潮(暖流)が混じり合う豊かな漁場で、切り立ったリアス式海岸には森からの栄養を含んだ水が流れ込みます。肉厚で弾力があり、香りや歯ごたえの良さで高く評価される"三陸産いわてわかめ"の産地として知られています。
「ヤマキイチ」はこの地で1989年に創業し、ワカメ販売に取り組み、1991年に法人化しました。

前浜でホタテが大量に余ったことをきっかけに、ホタテの販売を始めた「ヤマキイチ」。販売を続ける中で、市場には地元で食べられているような本当においしいホタテが少ないことに気付き、一念発起。
試行錯誤を重ね、生きたまま届けられる"泳ぐホタテ"の商品化に成功し、全国へ届けられるようになりました。

三陸沖の豊かな海藻を食べて育つキタムラサキウニも、釜石を代表する名物のひとつです。震災による地殻変動で漁場に変化が生じていたところに、2019年8月から続いた黒潮大蛇行の影響で海水温が上昇。
昨年4月に約7年9カ月に及んだ大蛇行が終息したことで、ウニの餌となる香り高く歯ごたえのある海藻が戻り、身入りがよく甘みたっぷりのウニも復活しました。「ヤマキイチ」は、海藻の下に潜むウニを丁寧に採取する箱メガネ漁で、水揚げした新鮮なウニを使用し、素材そのもののおいしさを凝縮した商品を開発。
磯の香り豊かな生ウニが出回るのは、5〜7月の限られた期間。"このおいしさをいつでも味わいたい"というお客様の声を受け、加工品の開発が始まり、"焼きウニ"、"ウニ味噌"、"塩ウニ"が完成しました。
お酒とも好相性な一品で、特に純米酒と合わせるのがおすすめです。今回販売する商品は"焼きウニ"と"ウニ味噌"。それぞれの贅沢な味わいをご堪能ください。

ウニのみを絶妙な火加減で余分な水分を飛ばした"焼きウニ"。加熱することで増す濃厚な甘みがたまらないひと品。軽く温めたり、醤油をひとたらしするとさらに美味。

漁師町の家庭で親しまれてきた郷土料理。味噌や卵を合わせて練り上げた"ウニ味噌"は、そのままで酒の肴に、ご飯のお供にもおすすめです。ウニと味噌の旨みが凝縮されたひと品をご堪能ください。

多くの人の手と想いが詰まった、海の幸の水産加工品。そんな魅力をぜひ阪急うめだ本店で体感してください。
イベントではこの記事で紹介した3ブランドの商品に加え、約20ブランド、50点の商品の販売を予定しております。一部商品はオンラインストアでも購入可能です。
毎日の食卓がちょっと豊かになる、そんな楽しい出会いがきっとあるはず。
期間:2026年1月14日(水)~1月20日(火)
場所:阪急うめだ本店 地下1階「ツリーテラス」

食品フロア イベント情報
阪急うめだ本店 営業情報
※数に限りがございますので、売切れの際はご容赦ください。
※生産状況により一部商品の販売が中止になる場合がございます。
※天候や交通事情により入荷がない場合がございます。
あらかじめご了承ください。
※商品情報や販売状況は2025年12月31日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。

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