MASTERPIECE OF LEATHER SHOES|HANKYU MEN'S

STYLE SAMPLE

STYLE SAMPLE01

Keiji Kaneko

Keiji Kaneko[金子恵治]
「JOHN LOBB」のLopez
最近購入した「JOHN LOBB」の“Lopez”→。スーツ以外にも合わせるため、あえて手入れをせずにラフに履いているそう。
・JOHN LOBB→
Keiji Kaneko[金子恵治]
金子恵治
ファッションディレクター

Profile

「EDIFICE」や「L'ECHOPPE」でのバイヤーを経て、現在は2025年春夏よりスタートしたブランド「FOUNDOUR」のディレクターや、外苑前にある「BOUTIQUE」のオーナーとして活躍。一方では、ファッションディレクターおよびコンセプターとして、さまざまなブランドの舵取りも行っている。

正統なスタイルから、ちょっとズラす
ー革靴について教えてください。
「JOHN LOBB」の“Lopez”です。私が「EDIFICE」でバイヤーをしていた頃、先輩と一緒にパリへ行き、「Hermès」で手にした1足がこの靴でした。その美しさは一級品ですが、フィッティングが甘かったのか自分の足に合わず、その後は“RIO”というモデルも愛用していました。でも、どうしても“Lopez”が恋しくなって、数ヵ月前に再購入しました。今回はしっかりとフィッティングをしたので、徐々に足に馴染んできた感覚があります。
ーどんなところが気に入っていますか?
フォルムですね。ストレートにきれいだなって思う形で、惚れ惚れします。あとはメンテナンスもそんなにしなくていいところでしょうか。私はあえてラフに履いていますが、そういう履き方ができるのも、この美しさのおかげ。他の靴とはまったく違う魅力がこの靴にはありますね。だからこそ、デニムにもよく合います。
ースタイリングのポイントを教えてください。
「Chrome Hearts」のアクセサリーを合わせたところです。実は「JOHN LOBB」と「Chrome Hearts」はユナイテッドアローズと縁が深いブランド。今日は鴨志田さんにもお会いするので、この組み合わせにしました。シャツはドレスの名門「Anderson & Sheppard」というイタリア製のフルハンドのアイテムで、ソックスも「Pantherella」でドレス仕様のものです。それ以外はヴィンテージではずしています。どれも文脈的には本流からずれているけど、素材感や色でまとまりを出しました。
ー革靴を手に入れる際に気を付けているのはどんなところですか?
足に合うかどうかですね。やっぱり歩いていて違和感があると、どうしても履かなくなってしまいます。シューズの佇まいはもちろん、生まれた背景なども知って魅力を感じることはたくさんあるけど、やはり履き心地はとても大事です。私は衝動買い人間だから気を付けないといけない。だから試着は慎重にしています。とはいえ、やっぱり何度か履いてみないと実際の履き心地はわからない。なので結局は買ってしまうことになるんですけどね(笑)。
STYLE SAMPLE02

Junichiro Akiyama

Junichiro Akiyama[秋山 淳一郎]
「F.LLI Giacometti」のセミブローグモデル
クラシックなオブリークトゥが印象的な仕上がりの「F.LLI Giacometti」のセミブローグモデル。
Junichiro Akiyama[秋山 淳一郎]
秋山 淳一郎
WHEELIE 代表

Profile

シューズインポート業での経験を経て、2003年にWHEELIEを設立。イタリアの名門〈F.LLI Giacometti〉をはじめとするインポートを手がけ、日本にその魅力を広めてきた。素材や木型、製法に徹底して向き合い、伝統を尊重しながらも現代に映える革靴を紹介するスタンスで、多くのファンの支持を集めている。

セミブローグでも、
ハトメや親子穴によって見え方が変わる
ー革靴について教えてください。
「F.LLI Giacometti」のセミブローグのシューズです。以前はこういった靴を軍パンに合わせることなんてありませんでした。だけど、今ならそれが許される。だから木型もカジュアルに合わせるために作っていますね。
ーどんなところが気に入っていますか?
やっぱり木型ですね。つま先に適度なゆとりがあるオブリークトゥのラストを使用しています。よく見ると靴全体がどこか斜めに傾いて見えるんですが、足の内側の部分にかなり肉付けした形になっています。それがカジュアルに見える所以です。
ースタイリングのポイントを教えてください。
今日は革靴に軍パンを合わせようとこのスタイリングを組みました。セミブローグの革靴でも、ハトメの種類や親子穴の大きさによって見え方が変わる。そういう意味で今日はややカントリー気味のシューズを選びましたが、内羽根ですこしドレスの要素もある。そこでちょっとしたひねりを出しています。トップスに関しては、太いボトムに対して、ジャケットは丈が短め。シャツもあまりダボっとしないようにサイズとシルエットを意識しています。
ー革靴を手に入れる際に気を付けているのはどんなところですか?
最近は「F.LLI Giacometti」ばかりですが、やっぱりスタイルを重要視しています。私のようなカジュアルスタイルが好きな人でも履けて、なおかつドレスのフィールドでも履いてもらえるような靴が好きですね。あと、最近は女性的なエッセンスを感じる靴が気になります。たとえばメリージェーンのような空きのある靴とか。細身のフォルムでそういうのを履いていたらかっこいいと思いますね。
STYLE SAMPLE03

Yasuto Camoshita

Yasuto Camoshita[鴨志田 康人]
「JOHN LOBB」でパーソナルオーダーした1足
「JOHN LOBB」でパーソナルオーダーした1足。同系色のツートンカラーが魅力的。
Yasuto Camoshita[鴨志田 康人]
鴨志田 康人
ファッションディレクター

Profile

ビームスを経てユナイテッドアローズ設立に参画。自身のブランド「Camoshita UNITED ARROWS」を立ち上げ、独自の解釈によるドレススタイルを提案。同ブランドは“Pitti Immagine Uomo Award”をアジアで初めて受賞した実績を持ち、現在は「Felisi」による初のシリーズ「Ferraresi」のディレクションも手がけている。

いつもとはちょっと違う、
色や形ではずして気分を変える
ー革靴について教えてください。
「JOHN LOBB」のこの靴を手に入れたのは10年以上前です。スタッフの方に勧められてパーソナルオーダーしました。こういうコンビネーションカラーの目立つ靴って普段はそんなに履かないけど、これは結構気に入っていてよく履いています。
ーどんなところが気に入っていますか?
スタイリングは靴で決まります。どんなに服がかっこよくても、靴選びが悪いと全体が崩れてしまう。そういう意味では画竜点睛なアイテムです。定番と呼ばれるアイテムが自分の基本としてある中で、やはりこういった靴も必要だと思うんです。いつもとはちょっと違う、色や形ではずして気分を変えるというか。そういうときに、これを履くだけで全体が様になります。自分の中では必需品のひとつです。
ースタイリングのポイントを教えてください。
普段はジャケットからスタイリングを組むときがあれば、アクセサリーから決めるときもありますが、今日はせっかくなので靴を主役にしました。そこからシチュエーションや目的によって、どういう方向性に持っていくかを決めるのですが、今日はまともにスーツで行ってもつまらないという気持ちがあったので、いかに革靴を普段履きできるかということの参考例としてスタイリングを組んでいます。都会人としてカジュアルすぎる着こなしにはしたくない。そういう意味で革靴は着こなしに色気を加えてくれる効果的なアイテムだと思います。もっとフレキシブルに革靴を取り入れてくれる人が増えたら嬉しいですね。
ー革靴を手に入れる際に気を付けているのはどんなところですか?
まずはフィッティングですよね。普段スニーカーに慣れていると、あのゆるさで足が鈍感になってしまう。革靴ってフィッティングが良くて、クオリティが高いものであれば疲れないし、スニーカーとは違う背筋が伸びる気持ちよさがあります。あとはデザインも重要です。ひとつ王道を買っておけば絶対に裏切られないし、たまに飽きる時期もありますけど、数年するとまた履きたくなる。そういう意味では歴史が認めた靴というか、名門ブランドの定番品を手に入れるのがおすすめです。最後はそれをどう自分らしく履きこなすか。そこはあまり堅苦しく考えず、フレキシブルに履くのがいい。定番品であればクオリティもしっかりしているし、きっとおもしろいスタイリングが組めるはず。

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Photo_Shimpo Kimura
Text_Tsuji
Edit_Shuichi Aizawa(PineBooks Inc.)
Design_Ryota Takeuchi