アートギャラリー
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加藤 卓男
(1917-2005)
岐阜県多治見市生まれ。父・五代加藤幸兵衛に師事。
古代ペルシア陶器の斬新な色彩や独創的な造形に魅力を感じ、西アジアでの長年の発掘研究に参加。滅び去った幻の名陶ラスター彩の復元をはじめ、青釉、三彩、ペルシア色絵など異民族の文化と日本文化との融合に成功。
昭和55年にはその技術により正倉院三彩の復元を委嘱されるなど、学術文化に寄与した功績で「三彩」の人間国宝に認定される。
またトルコ・イスタンブールやフランス・パリでも個展を開催し、国際的にも高い評価を得た。