阪神百貨店の
食に携わるスタッフが産地を訪ねて
産地とつながるプロジェクト。
人生が変わった
新品種の発見。
「龍の瞳」
代表取締役 今井隆さん
後に“龍の瞳®”(品種名は“いのちの壱”)となる稲を見つけたのは、今井さんが農林水産省に勤めながらお米を栽培していた2000年のこと。ある日、自身の棚田にひと際背の高い稲を発見!その巨大な籾に驚き、栽培をしてみることに。翌年収穫した籾を精米すると、“コシヒカリ”の1.5倍はあるかという粒の大きさ。早速炊いて食べてみると、その甘さ、粘り、噛み応えに衝撃を受けた今井さんは、仕事を辞め、この新品種を地域農家とともに育てていくことを決意したのです。“龍の瞳®”と名付けられたお米は、その後数々の賞を受賞。今井さんは“龍の瞳®”の原種の管理や契約農家への指導、販売などを手掛け、普及に努めています。
親子で挑む
米作り。
「龍の瞳®生産組合」
森澤覚さん
息子の誠哉さん
“龍の瞳®”を作り始めた当初は、失敗の連続だったという森澤覚さん。「“龍の瞳®”は、通常のコシヒカリと苗の段階から育て方が違います。ビニールハウスで苗を育てていましたが、“龍の瞳®”は苗の成長が早いので、根っこが育っていない状態で細いままのびると、稲が倒れやすくなります。最初にのばし過ぎないように抑え気味に成長させ、横に育つように仕向けるんです。」また、「インスタグラムで稲刈り体験を告知し、若い世代にもっと“龍の瞳®”を知ってほしい。」と語るのは息子の誠哉さん。経験豊富な父とデジタルを活用する息子が真摯に取り組む“龍の瞳®”に、ますます期待です。
※表示価格は、ホームページ掲載時の消費税率による税込価格です。