地方創生にはじまり、今やカルチャーとして定着した地方への“移住”。今回は“地域おこし協力隊”として家族で北海道豊頃町に移住。地元の優れた農作物を全国に発信するため“カレー”を軸に町おこしに取り組む高橋強さんがスーパープレゼンターとして登場。豊頃町の特産品“豆”と、北海道や東京、大阪の名店がコラボした特製カレーなどをご用意しました。また会場では豊頃町のトークショーや名店のレシピ公開、カレーや移住の相談コーナー、さらにはミュージックライブなど、カレーにまつわるコンテンツが満載!移住に、カレーに、町おこし!盛りだくさんにお届けします。
スーパープレゼンター
高橋強さん
PROFILE
十勝地方にある帯広畜産大学を卒業後、広告制作会社などを経て、阪急阪神百貨店に入社。阪急うめだ本店では“カレーとカレーのためのうつわ展”など数々の人気催事を手掛けて活躍。2023年4月に地域おこし協力隊として豊頃町へ移住。昨夏には豊頃中学校とカレー研究家・水野仁輔とともに“豊頃最強カレー”を作るなど、カレーを通しての地方活性化に取り組んでいる。

高橋さんのインスタグラム
@toyokorotakahashilandを
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面白いかどうかと、
やるかやらないか。
百貨店で物産展を担当していた頃、農作物などを作る一次生産者や、まだ注目されていない地方の魅力を発掘し、多くの人に伝えることに面白さや達成感を感じていました。しかし人事異動で現場を離れることに...それをきっかけに、人生を見つめ直しました。そして自分が本当にやりたいこととは、「地方に移住して仕事をすれば、より深い関係性でものづくりに参加できるのでは」という思いに。家族もいるので容易ではありませんでしたが、“やるか、やらないか”という言葉にも背中を押され、移住を決めました。移り住んでからは、スピードスケートに初挑戦し、町民スケート大会にも出場!豊頃町のレジェンドスケーターにタイム差1秒まで迫りました!面白いと思ったことは、是が非でも実践&挑戦しています!
自然の恩恵を生かし、
町の活性化を目指す。
▲夕日を受けてピンクに染まる収穫直後の大豆。
豊頃町は、海と山、そして森と豊かな自然に恵まれたところです。十勝川水系流域が誇る冷涼な気候と肥沃な大地が広がっており、農作物の品質の高さにも定評があります。一方、農家戸数の減少や、加工品の販売力、都心部への販路拡大などの課題もあります。その課題については、百貨店勤務時に培った宣伝・PRやイベント企画のノウハウを生かし、生産者や食材の魅力を伝えながらクリアできればと考えています。また中学校の学びの一環で、地元の一次産品について学び、その素材を使ったカレーを、“豊頃最強カレー”として、カレー研究家・水野仁輔さんとともに開発。実際に町のイベントで販売し、500食を完売しました。
カレーが地方を
元気にするかも。
皆さまもご存じのように、カレーのすごいところは、いろんなものが食材になるということです。今回のテーマ食材、豊頃町の特産品“豆”の魅力を、名店のシェフたちがどのように引き出すのか。またその“豆”が看板メニューのカレーをどんなふうにおいしくさせるのか。そう思うだけで、私もワクワクしてきます。カレーによる新しくておいしい町おこしを、ぜひ皆さまにも楽しんでいただきたいです!
カレーとスパイス、地域と農業。
\ それぞれのプロが盛り上げます /
カレー研究家
水野仁輔さん
PROFILE
スパイスで刺激的な体験を届けるサービス 「AIR SPICE」代表。1999年にカレーに特化した出張料理集団 「東京カリ~番長」を立ち上げて以降、全国各地を訪れてライブクッキングを実施。口頭伝承によるところが大きかったカレーを研究し、まとめられたゴールデンルールは、スパイスカレーの今日の隆盛を支える大発見。カレーに関する書籍は100冊を超える。好きなスパイスはコリアンダー。
「スペーススパイス」代表
竹田太造さん
PROFILE
名店とコラボしたレトルトカレーやスパイスアイテムを手がける「スペーススパイス」代表。2003年、新婚旅行で訪れた南インドケララ州にてスパイスに魅せられる。スパイス輸入商社を経てレトルト食品メーカー入社後、インドカレー32品を足掛け5年かけて完成。スパイスの面白さを発信するため、2019年にスペーススパイス社を創立し、本格的なレトルトカレーやスパイスキットを開発。日本人シェフの日本人シェフによるインド料理ファンのためのイベント“LOVE INDIA”を水野仁輔氏と共に主催している。好きなスパイスはグリーンカルダモン。
北海道中川郡豊頃町町長
按田武(あんだ たけし)さん
PROFILE
1967年、豊頃町で畑作農家の次男として誕生。大学卒業後、故郷で働きたい思いを胸に、豊頃町役場へ入庁。畜産課、施設課、企画課などで、黒毛和牛導入の新事業や、生涯学習施設「える夢館」の建設に携わる。0から1を作り出し、1から10へと育てる情熱ある取り組みが支持を得て、2021年に豊頃町長へ就任。“きめ細やかに、大胆に、迅速に”をモットーに、子育て施策や一次産業の基盤整備、防災体制の構築などスピード感をもって進めている。身長180cm、体重95 kg。スピードスケートの熱血指導にも定評がある。趣味はスポーツ観戦。
豊頃町農業協同組合
(JA豊頃町)
昭和23年3月に豊頃町農業協同組合として設立。豊頃町内一円を区域として事業展開。地域農業を振興して“食”、“緑”、“水”を守ることを第一としています。畑作と酪農が主体で農地面積に占める割合はほぼ同率。畑作は、十勝川水系がもたらす肥沃な土壌と、寒暖差のある気候を生かした、寒冷地作物の馬鈴薯・甜菜・小麦・豆類を中心に輪作が行われています。畜産は搾乳が中心ですが、肉牛の生産と有機質の活用を目指した黒毛和種の導入も盛ん。
会場には豊頃町で新規就農した畑作農家の遠藤亘さんが登場(16日(土)→19日(火))。新規就農のノウハウについてや、遠藤さんの目指す農業の形などをトークショーで紹介。カレーと移住と新規就農の相談所では、個別に新規就農の相談も受け付けます。