特産品のゆずを素材とした6次産業化を図り、いまでは“ゆずの村”として全国に知られる高知県馬路村。また豊かな自然から得られる恵みと湧き出る銘水などを生かしたおいしさが評判の愛媛県西条市。地域創生のパイオニアとして知られる2つの地域から、注目の美味が大阪にやってきます!
林業の村から、ゆずの村へ
高知県馬路村
村全体の面積の約96%が森林という馬路村。以前は林業が盛んでしたが、“次世代を担う新たな産業を”と村民全員で考え抜いた結果、1963年頃からゆずの栽培を開始。1970年代半ばからは高知県外への販路開拓に乗り出し、地道な努力の結果、代表商品のぽん酢しょうゆ“ゆずの村”や、はちみつ入りゆず飲料“ごっくん馬路村”は全国区の商品に。ゆずの生産から加工・流通までを手掛ける6次産業化に成功し、地域創生のモデルケースとして取り上げられるようになりました。
馬路村農協が中心となり、現在ゆず加工食品は約70種類をラインアップ。またゆずの種からオイルを抽出し、化粧品やボディオイルなども商品化に成功します。原材料のゆずも、古くから有機栽培を導入していたことから消費者からの支持を集めただけでなく、耕地面積に占める有機面積の割合は全国で圧倒的な1位を記録。農林水産省のオーガニックビレッジにも選出されました。現在、生産者の高齢化など課題もありますが、ゆず栽培を導入した時のように村民一丸となって新しい一歩を踏み出そうとしています。
“ごっくん馬路村”のイラストなどを手掛けた
デザイナー 田上泰昭からメッセージ
“ごっくん馬路村”のイラストは、村のよさを打ち出したい、田舎を丸ごと売り出そう、というコンセプトで描きました。都会と田舎の差を追いかけず、田舎のよさをアピールすることで、商品もヒットし、村も経済的に潤いました。そしていま、その頃を村で過ごしたこどもたちが大人になり、村を引っ張っていく立場になっています。彼らには、どんどん挑戦してもらいたい。新しい馬路村を作るつもりで頑張ってほしいですね。
馬路村の“ゆず”といえば、このおいしさ!
ごっくん馬路村〈瓶・缶〉(180ml)各135円
馬路村のチューハイゆずの森(350ml)340円
“ゆず”の使用量などを変えて、個性豊かに。
ぽん酢しょうゆ のーがえい(360ml)551円
ぽん酢しょうゆ 1000人の村(360ml)601円
ぽん酢しょうゆ 組合長(360ml)681円
化粧品やボディケア商品にも“ゆず”がたっぷり!
umajiはじまるベーシックセット(クレンジングオイル・化粧水・クリーム)5,801円
そのほか
ゆずオイルのさっぱりボディソープ(550ml)1,100円など
“ゆず”をたっぷり使ったおいしさをご堪能ください。
「ゆずキッチン」
ゆず塩鱧出汁ラーメン(1人前)990円
ゆず香る冷やし鱧玉まぜ麺(1人前)990円
自然の恵みがイッパイ
愛媛県西条市
愛媛県西条市からは、地元産素材を生かした味わいがラインアップ。今回もスーパープレゼンターは地域商社「伊豫風土合同会社」の大須賀一仁。大阪で生まれ育ち、広告・イベントの制作や情報誌の編集職を経て、西条市に移住。地元の人々では気付かない視点で、西条市の自然・食・工芸品などを観光や商品化するなどし、町を盛り上げています。そんなプレゼンター推薦のおいしさにご注目ください!
7月24日(水)→26日(金)の出店
「SOILIKKLE(ソイリクル)」
東京で出会い、夫(栄養士)はIターン、妻(元看護師)はUターンで西条市に移り住み、誕生したのが「SOILIKKLE」。“身体にやさしいおいしさを提供したい”という2人のお店の看板商品は愛媛県産大豆を使い、ほどよく味が染み込んだ“がんもどき”。しっかりと中身の詰まったおいしさは、まるでお肉を食べているような満足感が得られます。大阪に出品するのが楽しみという2人の作る味わいを、この機会にぜひ。
大きな手ごねがんもどき 合わせ出汁(1個)594円
7月27日(土)→29日(月)の出店
「no1(ノイチ)」
“おなかも心も満足してほしい”というコンセプトを掲げる「no1」。鈴木夫妻はともに愛媛県出身。妻はもともとフランス料理を勉強していて、その後、大阪のタイ料理店に勤めます。そこでタイ料理に魅了され、“生まれ育った愛媛のみなさんにもタイ料理を楽しんでほしい”とUターンを決意し、願いを叶えました。月替りのランチメニューにも登場するグリーンカレーは青唐辛子の辛さとココナツの甘さがクセになるおいしさです。
瀬戸内グリーンカレー(1人前)1,000円
「ペンタファクトリー」
“農業で地元を盛り上げたい”と話す代表 山内政志。果樹栽培などを手掛ける農家であり、移住者のサポートも行うなど、地域の活性化に取り組んでいます。そして移住者の1人がパティシエだったことをきっかけに、新名物として生まれたのがこのバウムクーヘン。自ら栽培した旬のフルーツや、地元産のヒノヒカリやひめの凛といったブランド米の“生米粉”を使用。水分を含んだ生米粉だからできる、しっとりもっちりした食べ応えのあるスイーツです。
生米粉の瀬戸内レモンバウム〈ハード〉1,601円
「ひなのや」
石鎚山の伏流水が育んだ良質な米を使ったポン菓子が評判の「ひなのや」。“お菓子を通じて、ちょっとした息抜きや、しあわせを感じてもらえれば”と店主 玉井大蔵は話します。穀倉地帯の西条市は、結婚式の引菓子にポン菓子を使う独自の婚礼文化があり、今も受け継がれています。土地の資源を原料に、住まう人間が手を加え、伝統文化に携わる。その土地ならではの営みを“地域の個性”としてお届けしたい。そんな店主の想いの詰まったポン菓子です。
ポン菓子
キャラメルナッツ(1袋)432円
伊予柑(1袋)432円
新宮かぶせ抹茶(1袋)486円
「東陽製菓」
愛媛県で水揚げされた養殖真鯛の骨を砕いてフリーズドライし練り込んだ“真鯛骨おかき”や、愛媛県産のよもぎを使った“よもぎあられ”が人気の「東陽製菓」。野島佑介社長は“地元のいいものを他府県のみなさんに広めるサポートになれば”と、地元産素材にこだわりを持って取り組まれています。素材の風味を最大限味わってもらうために、薄味に仕上げたおいしさの数々をお楽しみください。
真鯛骨おかき 塩味(1袋)301円
よもぎあられ(1袋)301円
「おおさかや 蔵はち」
地元の豊かな自然が育んだ様ざまなフルーツと、石鎚山がもたらす伏流水。“水の町”として知られる伊予西条ならではのおいしさが“フルーツわらび餅”。ぷるんとしたゼリーのような食感がポイントの新感覚わらび餅です。三代目となる山地良太社長のもとにはチョコレート職人や農業に携わる人が日々訪れ、和菓子製造チームとともに地域一丸となって新しいおいしさを追求しています。
フルーツわらび餅(1個)各389円