福壽堂秀信

福壽堂秀信

福壽堂秀信は、昭和二十三年に大阪ミナミの宗右衛門町にて創業いたしました。
当時この界隈は格式の高い花街で、舞踊や人形浄瑠璃文楽、茶華道の師範や一流料亭をはじめとし、そこは洗練された浪花文化の土地柄でした。
福壽堂秀信は、商都大阪に根づくこのような伝統文化との交流の中で「本物を作る和菓子司」としての志をかため、またそれを大切に心にとどめながら育ってきた和菓子屋でございます。
弊店は「真善美」という言葉を社是として掲げています。
それは「真なるおいしさ、善なるあきない、美なるかたち」を大切にしたいという一和菓子屋の矜持であります。季を尊び、素材を選び、手の技を鍛えることを旨とし、餡炊きにはじまり上生菓子の創作にいたるまで、本当においしいと思っていただける和菓子を作り出すために、わたくしどもは今も変わらずに日々精進いたしております。