カレンダーに書いてある「土用の丑の日」は、日本行事のひとつ。幼い頃から"うなぎを食べる日"なんてイメージをお持ちの方が多いことと思います。本記事では、なぜ「うなぎ」を食べるようになったのか、今年はいつにあたるのかなど、疑問のあれこれをお届けします。

2023年の「土用の丑の日」はいつ?

お重のなかにうなぎが敷かれている

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うなぎを食べることで知られている「土用の丑の日」。読み方は「どようのうしのひ」です。毎年訪れる日にちがずれることから、カレンダーを確認する人もいるでしょう。では2023年はいつが「土用の丑の日」にあたるのでしょうか?また、どのような歴史をもち、何をする日なのか解説していきます。

そもそも「土用」ってなに?その意味とは

「土」は季節の変化を受け止める"準備期間"

春に土から芽が生えている

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「土用」とは"季節の変わり目の約18日間"のこと。実は夏だけではなく、立春・立夏・立秋・立冬の直前に、年4回あるんです。

「季節の変化の種をうけとめて芽生えさせる準備期間」という意味が込められて"土"が使われており、運気が変化する期間といわれています。

「丑」は干支が由来、種の中で目が育つ過程を表して

はりこで作られた紅白の丑置物が2つ並べられている

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"丑"というのはもちろん干支が由来。丑という字は「紐・絡む」と同じ意味をもち、「種の中で芽が育ちつつ、まだ伸びていない」と解釈されます。

つまり、土用の丑の日が訪れる梅雨明けの季節は体調を崩しやすいため、「身体を労り精が付くものを食べる日」と認識されていたのです。

2023年の土用の丑の日、一体いつなの?

カレンダーと時計が並べられている

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毎年だいたい7月19日〜8月6日に訪れますが、2023年は「7月30日」。約6割の確率で、土用の丑の日が2回目訪れる年があります。2回目を「二の丑」と呼びます。

土用の丑の日にうなぎを食べるのはなぜ?

男女がお重を開けてうなぎを食べようとしている

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もそも、丑の日にうなぎが食べられるようになったのは、「丑の日に"う"の付く食べ物を食べると夏バテしない」という風習が起源。

江戸時代中期、奇才とよばれた平賀源内が売上不振のうなぎ屋に「本日土用の丑の日」と張り紙をするよう助言したところ人気が出て、以後風習となった......という説もあります。

うなぎ以外にもある!「う」のつく土用の食べ物

冷たいうどんが薬味と一緒にざるに盛られている

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「う」のつく食べ物は、まだほかにもあります。消化がよく、食欲のないときでもツルッと食べることができ、手軽に栄養補給できるメニュー「うどん」もそのひとつ。ミョウガやシソなどを添えて冷やしうどんにすると、暑い夏によりおすすめですよ。

キュウリがカットされてランダムに並べられている

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また瓜科の食材で、夏に旬を迎えるキュウリ、ゴーヤ(ニガウリ)、スイカも「う」のつく食べ物に。カボチャやズッキーニもその仲間です。どれもカリウムを多く含んでいるので、塩分の取りすぎを調整してくれるはたらきがあります。

梅干しと紫蘇が置かれ真上から見下ろしている

6月に収穫して塩漬けしてつくる梅干しも「う」のつく土用の食べ物のひとつ。クエン酸を多く含む梅干しは、疲労回復にもってこい。夏の暑い時期時に口の中をさっぱりさせてくれますよね。冷やしうどんに添えて食べるのも相性抜群ですよ。

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手軽に注文!土用の丑の日に食べたい「うなぎ」3選

1. 「近江今津 西友」うなぎ炭火焼蒲焼詰合せ

白い箱に入った、「近江今津 西友」うなぎ炭火焼蒲焼詰合せ
5,400円

滋賀県・近江今津にある、うなぎ専門店の人気商品。永年受け継がれてきた秘伝のタレに絡めて、炭火で焼きあげた関西風の蒲焼。香ばしく甘辛い風味が特徴。鰹の風味がきいた「きも吸」も人気の秘密。

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2. 「炭焼きうなぎの魚伊」魚伊一貫作り 炭火焼うなぎ蒲焼き

長い皿にのせられた「炭焼きうなぎの魚伊」魚伊一貫作り 炭火焼うなぎ蒲焼き
7,560円

養殖から調理まですべて担う創業150年の老舗「魚伊」のおすすめのひと品。蒸さずに焼く製法で、ほどよく脂ののったうなぎが「関西焼き」に仕上げられています。一尾一尾、職人が備長炭で焼き上げており、皮まで柔らかく香ばしい蒲焼なのが人気の秘密。

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3. 「ジーズメニュー」日本うなぎの長焼き

お重に入った「シーズメニュー」日本うなぎの長焼き
3,901円

鹿児島高隈山系の湧水で育てたうなぎを炭火で丁寧に焼き上げた逸品。白焼きにした後に蒸すことで、余分な脂を落とし、うなぎの旨みを引き出す製法で作られています。甘辛いタレと、香り高い高知県産翡翠山椒は抜群の相性です。

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4.「近江今津 西友」うなぎ茶漬

お茶碗に入れられた「近江今津 西友」 うなぎ茶漬
5,076円

白焼したうなぎに、山椒を入れて煮あげた佃煮。お茶漬け用に適量でパウチされているのでお手軽です。ご飯の上に数切れのせて、お茶をかけると香ばしいうなぎの香りがふわっと香ります。手軽に食べることができるお茶漬けセットは、夏のギフトとしてもおすすめですよ。

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5. 「堀忠」炭火手焼き鰻蒲焼 レンジ対応個食パック

炭火手焼き鰻個食パック4入り ¥5,940(税込)
5,940円
大阪のうなぎ専門店でつくられた、レンジ対応の個食パック。厳選されたうなぎを、大阪地焼きで一尾一尾丁寧に焼き上げられたひと品です。炭火の香ばしい香りもおいしさの秘密。レンジ対応なので、手軽に調理して食べることができますよ。
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土用の丑の日はうなぎで決まり!夏を乗り越えて

ただ「うなぎを食べる日」と思いがちな土用の丑の日には、昔から言い伝えれられている理由がありましたね。

冷やし茶漬けの薬味として、キュウリや梅干しとあわせてうなぎを用意すると、一気にリッチな気分にもなれそう。今年の夏は、うなぎだけでない「う」のつく食べ物を食べて、暑い夏も乗り切りましょう。

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※商品情報や販売状況は2022年04月23日時点でのものです。
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