丼を通じた地域活性化や“DONBURI”文化を世界に発信するために設立された全国丼連盟。丼を食べ歩き、気が付けばこの連盟の理事まで務めるようになったというドン伊藤さんに、愛する丼についてや今回の丼フェスの見どころをお聞きしました。すべてをのせて、その味わいを堪能する。日本が世界に誇るメニュー・丼の新しい魅力がここから見つかるかも!?
全国丼連盟 理事
ドン伊藤さん
丼にハマった理由は?
丼は、米と具材(食材)だけという至ってシンプルな料理。しかし、無数の組合せの中から“その丼”を出すお店の多くが、お米にのせる意味や、具材とご飯との最高のバランスを熟考し、技術や工夫・こだわりをもってひとつの丼を提供されている点。そのアツい想いが私のハートを貫きました(笑)。また、日本中どこにいっても“ご当地丼”があり、全国どこでも楽しめる料理というのも魅力です。
丼に求めるポイントはありますか?
大切になるのは、とにかく米と具材のバランス。これを私たちは調和と言っていますが、この調和があってこそはじめておいしい丼が生まれます。これをぜひ今回のフェスで体感してほしいと思います。また食べ方も全国丼連盟での作法もありますが、ご自身の食べやすい方法や、その丼のお店がおすすめする食べ方など、自由に楽しんでいただければと思います。
ズバリ!丼フェスの見どころは?
今回、全国丼連盟からお声がけさせていただき、北海道や関東などを含めて全11ショップが登場します。その土地ならではの素材を使った丼や、全国的な知名度があるものなど、バラエティ豊かなラインアップです。ぜひいろいろな丼を食べて、その土地に思いを馳せてください。丼を通じて、ちょっとした旅気分も味わっていただけたらなと思います。
最後にメッセージをお願いします。
丼は、手軽な即席料理でもあり、匠の技が光る本格的な料理でもあり、またそれぞれの地域を表す料理でもあるように、日本が誇るおいしさだと思います。もちろんご家庭でも比較的簡単に作ることはできますが、今回登場するお店のように、プロのこだわりが詰まった丼は、また格別です。ぜひ、みなさんもお気に入りの丼を見つけてください!
(一社)全国丼連盟とは
2014年に設立。現在は全国のご当地丼を推進する団体などと連携し、丼優良店を表彰する“全国丼グランプリ”を開催。また丼を通じて国産米ならびに国産素材の消費を促し、さらには飲食店をサポートできるようにと活動する。