コーヒー豆は焙煎をすると、まずは酸味が生まれ、深く焙煎するほど苦みやコクが強くなります。焙煎の浅い、ライトロースターのコーヒーは、花やハーブのような香りにフルーティでスッキリとしたおいしさが特徴。浅煎りで豆そのものの奥深い味を引き出すことが得意な5店をご紹介。
愛知・名古屋
「TRUNK COFFEE」
名古屋を拠点に、世界レベルのコーヒーを目指す「TRUNK COFFEE」。多くの方に毎日おいしいコーヒーを飲んでもらうため、またコーヒーを通じて名古屋と世界を繋げるために世界各地を飛び回っています。2019年に中国本土と香港を結ぶスマートシティ、深圳に新店舗をオープン。また、今や世界各地のバリスタに選ばれている「ORIGAMI」のドリッパーを監修するなど、常に新しいことに挑戦し、コーヒーを通じて新しいモノやコトをクリエイト。
オーナープロフィール
鈴木 康夫(すずき やすお)さん
名古屋を中心に国内3店舗・中国に3店舗を展開する「TRUNK COFFEE」の代表。デンマークで日本人初のバリスタとして活躍したのち、ノルウェーの名店「FUGLEN」の東京進出とともに帰国し立ち上げに携わる。「TRUNK COFFEE」をオープンした後も「志賀高原ビール」とコラボレートしてコーヒービールの販売を行ったり、海外でイベント出店をしたりと精力的に活動。プロデュースした“ORIGAMIドリッパー”は2019年に『ブリュワーズカップ』で世界一を獲得。10カ国以上でプロモーションや講演、セミナーを行うなど、世界各地のコーヒーマーケットを牽引している。
山梨・甲府
「AKITO COFFEE」
自然が近い甲府の街の小さなお店から、生産者が大切に育てたコーヒー豆をできるだけシンプルな状態で焙煎し、日常に寄り添うコーヒーを提供しています。豊かな自然、おいしい食卓、人々の会話の間など、ローカルだからこそコーヒーで人生を豊かにするシーンがたくさんあります。コーヒーは毎日を楽しむためのものと考えて、おいしいコーヒーが共にある暮らしを提案しています。
オーナープロフィール
丹澤 亜希斗(たんざわ あきと)さん
山梨県甲府市出身。独学でコーヒーを焙煎から学び、2014年1月に自家焙煎コーヒースタンド「AKITO COFFEE」を地元・甲府で立ち上げ、1人でスタート。現在は新しいロースタリーカフェ「AKITO COFFEE Tane」も開店し、7名のメンバーと共にロースター兼バリスタとして活躍中。
福岡・久留米
「COFFEE COUNTY」
レストランのシェフが食材のために畑や生産者を訪ねるように、エチオピア、ニカラグア、ホンジュラス、コロンビアなどを訪ねて、生産者からコーヒー豆を直接買い付け。心を震わせる一杯のために、2台のヴィンテージプロバットで日々焙煎を行っています。
オーナープロフィール
森 崇顕(もり たかあき)さん
2013年に産地で直接仕入れたコーヒー豆を焙煎・販売するお店「COFFEE COUNTY」を開業。現在福岡県内で3店舗を運営しており、アート展示のほか飲食、クラフトウエアメーカーとのコラボ、コーヒーカップの開発なども行っている。
静岡
「ETHICUS coffee roasters」
静岡にあるお店は、ラボとギャラリーの複合的な空間。店名の“ETHICUS”は始まりの場所、いつもの場所という意味で、習慣や慣習、共有される意識や行動も含めて表現。コーヒーそのものだけではなく、コーヒーを楽しむライフスタイルを提案しています。
オーナープロフィール
山崎 嘉也(やまざき よしや)さん
「ETHICUS」代表。大手イタリアンバールでチーフバリスタとスーパーバイザーを兼任し、10年勤務した後に独立。海外での評価も高く、2022年からフィリピンでのコーヒー事業に取り組んでいる。
長崎
「KARIOMONS COFFEE」
長崎のコーヒーショップ。中米のコーヒー生産者を毎年訪ね、一緒に畑を歩き寝食を共にし、農家とロースターがひとつの共同体としてコーヒー生産に取り組むことで、未来につながる一杯を生み出したいと考えています。
オーナープロフィール
伊藤 寛之(いとう ひろゆき)さん
20歳の時にスペシャルティコーヒーに出会い、23歳で「KARIOMONS COFFEE」を創業。毎年世界各地の馴染みの農家を訪ね歩いてコーヒー豆を譲り受け、日本で焙煎・販売を行う。