「お茶には三様のつくり手がいる」と語る松澤さん。まず、茶葉を生産する“茶農家”。その茶葉を合組(ごうぐみ=ブレンド)し、オリジナルの味を作り上げる“茶師”。そして彼らの思いが詰まったお茶を一杯の作品に仕上げる“淹れ手”。それぞれの技が重なって、今日も新しいときめきをくれるお茶が私たちのもとに届きます。見どころ1では、茶葉選びとブレンドのセンスが光る“茶師”たちのお店をご紹介。
PROFILE
茶人 松澤 康之さん
埼玉県の茶舗「松澤園」の家に生まれる。とある百貨店に就職し、企画の仕事を続ける中で日本茶の魅力を改めて感じたことから2012年、日本茶インストラクター資格を取得。仕事で培った企画力を生かしつつ、“茶人”として企業や学校、地域とコラボ。現代にフィットするお茶会や茶摘み体験などのお茶のプロジェクトを立ち上げ、ワクワクするような日本茶シーンを生み出している。

スーパープレゼンター
松澤さんのインスタグラム
@chajin.matsuzawa をチェック!
松澤さんからのメッセージ
新茶が揃う今の季節は、新商品や工夫を凝らした提供法に出会えてお茶屋巡りが一番楽しい時期!私はよく水出しの新茶をマイボトルに入れて持ち歩くのですが、カバンの中に新茶があるとなんだかワクワクするんですよね。お茶は毎日の気分にそっと寄り添ってくれるもの。だから「今日は本を読むからこのお茶」とか「少し落ち込んでいるからこのお茶」とか、シーンに合わせてお茶をカスタマイズするのもおすすめです。そういった新しい楽しみ方を見せてくれる日本茶のつくり手が一堂に会する今回のイベント。飲むだけじゃない“食べるお茶” “見るお茶” “感じるお茶”…いろんなお茶の形を会場で体験してください!
「お茶と、暮らしと」
(静岡・葵区)
自称“ていねいな暮らしに憧れる雑な人”の店主が提案する、お茶のある豊かな暮らし。静岡のフレンチレストラン「旬輝」のシェフ監修、鎌倉の「CHABAKKA TEA PARKS」と共同開発したスペシャルなお茶のミルクジャムは、プチ贅沢や贈り物にもおすすめです。
お茶のミルクジャム(150g)1,404円
「多田製茶」
(大阪・枚方)
大阪で160年続く製茶問屋から、産地ごとに異なる新茶の味わいを旅する気分で楽しめるアソートセットが登場。合組(ブレンド)を通じて様ざまな分野でお茶の魅力を表現する多田雅典さんが監修した、味と香りの説明チャート付き。カヌレ専門店と共同開発した、日本茶と一緒に楽しむ半熟カヌレもぜひ。
旅する新茶アソートセット〈味わいチャート付き〉(10g×5)2,501円
お茶香ル カヌレセット6個入り(1セット)2,101円
「GOKAGO」
(京都・東山)
今年の4月に京都の東山・清水寺の門前で生まれ、今回百貨店に初登場するブランド。京都の抹茶をふんだんに使った、香り豊かで濃厚な味わいが特徴の抹茶ラテ。特製抹茶アイスの上に京都の抹茶をたっぷりかけた抹茶アフォガードも必食!
抹茶ラテ(1杯)601円
抹茶アフォガード(1人前)601円
「mirume深緑茶房」
(愛知・名古屋)
茶農家出身の若き店主が、実家の伊勢茶のおいしさを名古屋から発信。深蒸し茶と煎茶、かぶせ茶の3種類をブレンドした定番商品“香小町”が、今だけの新茶で登場。コク・甘み・苦みのバランスのとれた、豊かな味わいをご堪能ください。
新茶リーフ〈香小町〉(100g)1,080円
「松澤園」
(埼玉)
1938年創業。全国各地のお茶をセレクトし、松澤さんの父である松澤曻一さんが合組する茶舗。味や香り、水色などお茶の特長をバランス良く調和させる、まさに職人技で仕上げたお茶。今回は摘みたての新茶でご用意しました。
狭山新茶リーフ(30g)756円