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高知 kochi 関西から行く食と自然のワンダーランド。

6月16日(金)発売!
LMAGA MOOK『高知』(京阪神エルマガジン社刊)定価1,200円
※一部、高知県以外の県(地域)で生産または原材料を使用した商品もございます。

高知県出身の植物分類学者 牧野富太郎がモデルとなった、NHKの連続テレビ小説「らんまん」など、いま注目の集まる場所“高知”。今回は現地の魅力を発信するアンテナショップ「the groceries shop Loka」を運営する市吉秀一さんと、今月発売の高知本の制作を手掛ける「京阪神エルマガジン社」編集者の藤本和剛さんをお迎えし、みなさんがまだ知らない新しい高知の魅力をご紹介。また牧野富太郎を振り返る展示や、素敵なゲストによるイベント&トークショーなどを開催します。

高知の魅力を語りつくす!
鍵を握るキーマン×2

サーフィンをきっかけに現地とのつながりが生まれ、ついには移住したという市吉秀一さんと、仕事で訪れるうちにその魅力に気付き、高知本まで発刊した編集者 藤本和剛さん。まさに筋金入りの高知好きのふたりが、それぞれの視点から、その魅力を語ってくれました。

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好きが高じて移住を実現
「the groceries shop Loka」市吉秀一

PROFILE 市吉秀一
株式会社ローカルズ代表。大阪府豊中市出身。広告代理店勤務を経て、関西の出版社に入社。雑誌『Meets Regional』に携わり、食の特集記事を担当するうちに農業への関心が高まり、自ら畑仕事をするように。その流れで高知の生産者と知りあい、彼らの作る農産物を県外に紹介したいと2013年に高知へ移住し起業。「KOCHI GOOD FOODS」の屋号で高知の食材を県外の飲食店に卸すほか、ジュースなど加工品の製造販売も行う。高知県観光特使。

@ichiyoshi144

@kochigoodfoods

@surf_and_farm_kochi

「KOCHI GOOD FOODS」はこちら 詳しくはこちら

すべてはサーフィンからはじまった
2013年に大阪から高知へ移住しました。もともと趣味のサーフィンで、大阪から車で5時間かけて通っていたのですが、そこで地元農家の生産者と知りあう機会がありました。それから、その生産者の農作物を大阪や東京のお店に紹介したり、大阪で定期的に高知に関するイベントを開催するように。その頃は1年を大阪と高知半々くらいで過ごすようになっていました。それなら、もう移住しようって(笑)。気が付けば、今年でちょうど10年が経ちました。

人、自然。都会にはなかったモノ
じっくりと腰を据えて暮らしてみて、とにかく高知は“人と人との距離が近い”と思います。だから他者をきちんと思いやるし、一人ひとりが仕事も遊びもしっかりやって、人生を楽しんでいるという方が多いです。実際、私も自宅から徒歩15分くらいで海や山に行けるし、ハイキングなどアクティビティも楽しめる。ここには、大阪になかった場所が広がっています。豊かな自然があって、都会とは違う、ゆったりとした時間が流れています。

高知で見えてきた、私たちの未来
いまは私もこどもがいて、その未来も考えるようになりました。食べ物もそうだし、豊かに生きていける環境を未来に伝え、残していきたい。そのために生産者のみなさんに寄り添い、“100年先にも続く農業と地域”を目指して、行政とも連携しながら活動しています。周りとは、高知は「1週遅れの最先端」と言っています。経済だけを優先する社会ではなく、豊かな自然や独特の文化があり、人のつながりもある。このコミュニティーは、これからの未来に向けたひとつのロールモデル。可能性に満ちた場所が高知だと、私はそう思っています。

市吉さん&藤本さんトークイベント 詳しくはこちら

会場で待ってます!


高知の食と雑貨のショップ
「the groceries shop Loka」

“自然とのつながりを大事にできる場所”をコンセプトに、高知県産の商品をセレクト。インディペンデントで高知ローカルな生産者の食が並びます。繊細で爽やかな香りが楽しめるすじあおのりや、旨みいっぱいのしょうが粉、牧野富太郎博士ゆかりの植物をテーマにしたお茶など、見て楽しく、食べて楽しい、生産者の思いが詰まった商品をご紹介します。
「シーベジタブル」そのまま干したすじあおのり(7g)500円
「刈谷農園」しょうが粉(15g)650円
「tretre」Makino original blend tea(ティーバッグ、1パック(1.25g))330円

「刈谷農園」刈谷さん&「tretre」竹内さんの
トークイベント・セミナー
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ほかにもいろいろな商品をご用意

「自家製スモーク工房CaCooo」スモークナッツ
「上樫森」ボカナッツ
「Thumbs Up Works」Sawachina(クラフトコーラ)
「LASCO」コンフィチュール
「田野屋銀象」Ginzo Salt
「G&F」直七スパークリング(ジュース)
「ビミック」極旨 濃厚焼肉タレ
「みかん家にしごみ」温州みかんジュース
「イタドリカツオ」山の辣油

市吉さんからのお知らせ

私も制作に携わった、友人であり映画監督の杉岡太樹さんのドキュメンタリー映画「 SURFARMER」が6月11日(日)からYahoo!動画で公開!ぜひご覧ください。

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@ichiyoshi144

@kochigoodfoods

@surf_and_farm_kochi

出版するほど高知好き
編集者・藤本和剛さん

PROFILE 藤本和剛
1980年大阪生まれ。大阪大学卒業後に「京阪神エルマガジン社」に入社。月刊誌『Meets Regional』の副編集長として、特集企画・ファッションページ・広告制作に携わり、現在はメディア編集室にて雑誌・書籍・Web全般の制作を担当。各種トークイベントや講座・ワークショップへの出演、雑誌・Web媒体への寄稿も多数。大阪の建築や古典芸能といったクラシックなテーマから最新のファッションまで、温故知新をモットーに編集・執筆活動を行っている。

@kazutakafujimoto

@fujimotokazu

飛び込めば受け入れてくれる場所

私が高知の魅力に出会ったのは、2010年の頃。仕事で訪れたのですが、とにかく現地の人たちのおもてなしがありがたくて。いわゆる“おきゃく文化”の洗礼を受けました。いろんな方がやさしく接してくださり、飛び込めば懐に入れてくれる。そんな人の気風や食文化の豊かさ、そして自然のスケールの大きさに驚き、かつ魅了されました。それから3年後の2013年には『Meets Regional』で高知を特集。当時は震災後でローカルに意識が向いていた時期。遠い昔から次世代を切り拓く人物が出てくるこの土地に、何かしら未来へのヒントを探しに行くような気持ちだったのかもしれません。

時間を経ても変わらぬ魅力がここに

もう10年以上、現地に通っていますが、SNSの浸透もあり、都会風でオシャレになった部分もあります。しかし、今もなお雄大な自然が変わらずそこにあります。山と森、川と海が一体となった自然の魅力があふれています。朝は喫茶文化に触れ、昼は大自然に遊ばせてもらい、夜は郷土料理や地酒に舌鼓を打ち、満腹で星空を眺める。これだけでもう最高!と言えます。とはいえ、まだまだ未知のカルチャーや場所があります。今、個人的には、高知の“お茶のカルチャー”に注目しています。

秘訣は思い切って飛び込む!こと

高知を楽しむうえでみなさんにお伝えしたいのは、旅先で出会う地元の方と積極的にコミュニケーションを取りながら、“能動的に楽しむ”“飛び込んで体験する”のが大切ということ。最初は本を片手に巡って&食べて、2回目からは、例えば農家さんに連絡を取って訪ねてみる。そして繋がった縁がまた広がっていくのが大きな魅力です。高知のポテンシャルは私自身、身をもって体験してきました。私には第2の故郷であり、みなさんにとってもそういう存在になる可能性は十分にあると思います。

高知へのアツい思いを、この1冊に

最後に、今回の本は“人・食・自然”が魅力という軸足はキープしつつ、「関西からはるばる訪問したくなる個性や魅力がある」という視点でまとめました。記事の99%は、地元の方の話を実際に聞き、足を運んで取材した新ネタ。高知初心者の方のことを考えた、類書のないガイドブックです。あふれる思いを詰め込み過ぎたかもしれませんが(笑)。食祭テラスでは私も可能な日は店頭に立って高知の魅力をお伝えします。ぜひこの本を片手に高知に思いを馳せてください!

6月16日(金)発売!誌面で紹介している
モノも会場で販売予定です。

高知 kochi 関西から行く食と自然のワンダーランド。

LMAGA MOOK『高知』(京阪神エルマガジン社刊)定価1,200円

藤本さんからのお知らせ

LMAGA MOOK『高知』出版記念トーク

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カツオに日本酒、スイーツも!
高知マーケット

地元の人ならここにいく!という「久礼大正町市場」から届いた、本場・土佐久礼のカツオや市場の味、県内の酒蔵全17蔵が夢の共演を果たした日本酒、また四万十から届いた国産栗を使ったスイーツなど、現地のおいしさから注目のプロダクトまで一気にご紹介します。

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「久礼大正町市場」

明治時代中頃に漁師のおかみさんたちが獲れたての魚を販売しはじめたのが市場のきっかけ。現地では新鮮な魚のほか、干物や地元の野菜など海と山のおいしさが揃います。注目は何といってもカツオ!市場のある久礼は、歴史あるカツオの一本釣りの漁師町。漁師は鮮度にこだわり、鮮魚店はプロの目利きでおいしいカツオを選り分ける。舌の肥えた地元民が認めるおいしさをぜひ!
「田中鮮魚店」土佐久礼かつおの藁焼き塩たたき丼・たたき丼(各1人前)各950円
※写真は塩たたき丼です。

「串焼きポン吉」かつおの藁焼きハランポ串(3本)750円

ほかにもいろいろな商品をご用意

「企画・ど久礼もん企業組合」土佐久礼かつおの藁焼きたたき(冷凍)、漁師のラー油かつお、かつおの生姜煮、俺のたれ
「田中鮮魚店」THEタナカのツマミ、たなかのふし、鰹の角煮、かつお飯の素、たたきのたれ&塩 ほか

「田中鮮魚店」田中さんトークイベント 詳しくはこちら

高知県アンテナショップ「まるごと高知」
プロデュース日本酒全17蔵試飲販売

高知県出身の“酒場詩人”吉田類さん

県民性をあらわす文化のひとつ“おきゃく文化”。気軽に親類や友人を招き、宴を開き、お酒を振る舞うことで交流を深めます。それゆえ高知は日本有数のお酒消費県として知られ、お酒を楽しむ食文化県として18蔵もの酒蔵がその営みを続けています。日本を代表する 植物学者・牧野富太郎博士の生家の流れを汲む「司牡丹酒造」の銘酒“司牡丹”など、各蔵が自慢の日本酒を試飲販売!土佐の杜氏が醸す一杯をお楽しみください。

吉田類さんが今回出品する
日本酒の魅力をご紹介!

「司牡丹酒造」司牡丹 純米吟醸酒 土佐麗
県産の新酒造好適米“土佐麗(とさうらら)”を100%使用し、その米の名前を銘柄にしたお酒です。お酒の味は仕込み水の影響を受けると言えますが、「司牡丹酒造」のお酒は僕の故郷と同じ仁淀川水系で、まさに“水が合う”。舌触りがよくて飲みやすいお酒です。司牡丹は幼かった僕が最初に覚えた銘柄。多くの文化人を輩出した佐川町のシンボルであり、いつどこで飲んでも土佐を感じさせてくれます。(吉田類)

このほか16銘柄の吉田類さんのおすすめコメントは、会場でご覧いただけます!

高知の酒蔵オールスターが登場

「濵川商店」美丈夫 特別純米
「南酒造場」玉の井 特別純米
「土佐鶴酒造」土佐鶴 純米大吟醸 tosa urara
「菊水酒造」龍馬 純米吟醸
「有光酒造場」安芸虎 純米酒
「仙頭酒造場」土佐しらぎく ぼっちり 特別純米酒
「高木酒造」土佐金蔵 純米酒
「アリサワ」純米 糀おしろい
「松尾酒造」松翁 山田太鼓 純米酒
「土佐酒造」桂月 超辛口 特別純米酒60
「酔鯨酒造」酔鯨 特別純米酒
「高知酒造」仁淀川 純米酒
「亀泉酒造」亀泉 特別純米酒
「司牡丹酒造」司牡丹 純米吟醸酒 土佐麗
「西岡酒造」久礼 辛口純米
「無手無冠」無手無冠 特別純米酒
「藤娘酒造」藤娘 純米吟醸酒

「四万十ドラマ」

“ローカル・ローテク・ローインパクト”をコンセプトに、国産栗や人参芋、茶葉など、身近にある素材に目を向け“四万十川に負担をかけないものづくり”を手掛ける「四万十ドラマ」。会場では国産のきび糖を使い、栗の風味が堪能できる繊細なモンブランクリームが魅力の“くりどけ”を実演販売します。
くりどけ(1個)1,404円

「みんなでまきのさんPROJECT」

いま注目を集める植物学者・牧野富太郎博士の数々の活躍を草の根から応援していこうという試みが、「みんなでまきのさんPROJECT」。デザインの力であたらしい価値を創造する高知県を代表するデザイナー・梅原真さん主宰のデザイン事務所が企画し、県内の企業や団体が参加。牧野博士のトレードマーク“帽子・めがね・蝶ネクタイ”をモチーフにした様ざまなアイテムにご期待ください!
まきのさんの土佐てぬぐい(1枚)1,320円

「馬路村農協」

村を守るために林業から、ゆずの栽培へ。村民の総意で方向転換し、様ざまな物産展をまわるなどして知名度を高め、今では“ゆずの村”として知られる馬路村。20年以上前から有機循環農法を取り入れるなどして、酸味が強く本来の香りが楽しめるおいしいゆずを作ってきました。今回は鰹や利尻昆布でだしをとり、ゆず果汁をたっぷり入れて仕上げたぽん酢しょうゆなどをご用意しました。
ぽん酢しょうゆ 馬路村〈赤キャップ〉(500ml)751円

「まきのさんの道の駅・佐川」

植物学者 牧野富太郎博士の生誕の地としても知られる佐川町(さかわちょう)。この地は化石の宝庫と言われるように“地層”の町としても有名です。6月下旬に新たにオープンする道の駅「まきのさんの道の駅・佐川」では、“おいし層”“たのし層”“おもしろ層”など多様な層の重なりを表現した佐川町産米粉100%のバウムクーヘン“ごちそうバウム”が誕生。食を通して佐川町や高知県の魅力を発信します。
ごちそうバウムSOFT(プレーン)1,620円

「高知おいしいマーケット」

ほかにも名物や特産品が目白押しの高知県。会期中はミニアンテナショップ「高知おいしいマーケット」が登場。県内の人気商品が大集合します。室戸海洋深層水塩と砂糖をあわせて炊きあげた蜜をコーティングした塩けんぴや、ほんのり甘くてほんのりしょっぱいミレービスケット、何とあんぱんの上に羊羹をコーティングした羊羹ぱんなどにご期待ください。
「水車亭」龍馬塩けんぴ(200g)450円
「のむら」まじめミレービスケット(120g)206円
「菱田ベーカリー」羊羹ぱん(1個)297円

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牧野博士の
ボタニカルワールド

高知県観光博覧会 らんまんの舞台・高知 牧野博士の新休日 牧野富太郎(高知県立牧野植物園提供) 牧野富太郎(高知県立牧野植物園提供)

NHKの連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデル、牧野富太郎。高知県出身の植物分類学者で、1,500種類以上の植物を発表。植物図の名手としても知られています。蝶ネクタイで植物採集に出掛けた天真らんまんな生涯、今注目される妥協を許さない緻密な植物図、植物標本をご紹介。牧野の名を冠する高知県立牧野植物園ほか高知・関西のボタニカルトリップへ!

牧野博士のボタニカルワールド
主催:連続テレビ小説を生かした博覧会推進協議会
展示監修:高知県立牧野植物園
協力:菅原一剛、MAKINO Botanical Art Project、六甲高山植物園、大阪市立長居植物園、高知県地産外商公社

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“日本の植物分類学の父”
牧野富太郎ヒストリー

牧野富太郎(高知県立牧野植物園提供)

牧野富太郎(1862~1957年)は江戸末期の1862(文久2)年4月24日、現在の高知県高岡郡佐川町の造り酒屋を営む商家に生まれました。豊かな自然に育まれ、幼少から植物に興味を持ち、独学で植物の知識を習得。22歳で上京してからは東京大学理学部植物学教室への出入りを許され、研究に打ち込みました。

牧野富太郎(高知県立牧野植物園提供)

20代半ばで妻・壽衛(すえ)と結婚。家賃を払えず家族で25回以上も引っ越すなど、貧しい生活の中でも研究や植物採集に打ち込めたのは、壽衛のおかげでした。日本人として国内で初めて新種“ヤマトグサ”を発表し学名を付け、名言「雑草という草はない」のごとく、植物分類学者の草分け的存在として精力的に活動。全国各地を巡り、植物知識の普及にも尽力しました。

牧野博士の描いた精緻な植物図

ヒメノボタン・牧野富太郎画(高知県立牧野植物園所蔵)

植物学者としての観察力と天性の画力。これらがあわさって生まれたのが、牧野式の精巧な植物図。花弁、葉、根、毛の状態など、その植物が持つ情報が完全に描き出され、肉眼では見えない内部構造、開花から結実に至るまでの生長や季節による変化までが、バランス良く配置されています。会場では、描き残された1,700枚あまりの植物図から数作品を展示します。

植物標本がボタニカルアートに

センダイヨシノ・菅原一剛撮影

牧野富太郎は、高知県佐川町の実家周辺や横倉山、仁淀川町、そして沖縄を除く全都道府県から台湾・旧満州にまで植物採集に出掛けました。採集した植物は、新聞紙に挟んで乾燥させ押し葉標本に。こうした標本は研究の基礎資料となる一方、造形美も着目されています。写真家の菅原一剛さんは、博士の植物標本をアートとして捉え直し、世界最高水準の1億5千万画素のデジタルカメラで撮影。会場ではセンダイヨシノの標本アートを展示します。

写真家 菅原一剛さんトークイベント 詳しくはこちら

博士の植物愛がギュッ!
高知県立牧野植物園

展示館中庭

生前から完成を心待ちにしていたという高知県立牧野植物園。逝去の翌年、1958年4月に高知市五台山に開園しました。自然の起伏を生かした約8ヘクタールの園地では、バイカオウレンやジョウロウホトトギスなど博士ゆかりの植物をはじめとする西南日本の野生植物、温室の熱帯植物や薬用植物など、3,000種類以上が観賞可能。また憩いエリア“こんこん山広場”や体験エリア“ふむふむ広場”のほか、人柄や業績を紹介する展示館、4K映像を鑑賞できるシアターなどもあります。

南園

常設展示「牧野富太郎の生涯」

高知県立牧野植物園はこちら 詳しくはこちら

食祭テラスには、
博士ゆかりのスーベニアグッズも

「Botanical Shop nonoca」牧野オリジナルポストカード(1枚)220円
高知県立牧野植物園内にある「Botanical Shop nonoca」のオリジナルポストカードです。牧野富太郎が描いた植物図をポストカードにしておりバリエーションも豊富。その中でも、ホテイランは本州中部の亜高山帯に分布し、針葉樹林下に稀に生え、5~6月に10cm程度の花茎を伸ばし、香気のある淡紅紫色の花を付けます。『大日本植物志』第1巻 第4集 第16図版に記載されており、全16図版中唯一の彩色図となっています。

牧野博士の足取りを紹介した本『MAKINO』の著者、竹内一さんのトークイベントや野草茶のお茶会も 詳しくはこちら

関西ボタニカルトリップ

六甲高山植物園 開演90周年特別記念 牧野の足あと 神戸で見つける博士と植物 開催中 2023.8.15(火)

開園時に関わりあった 六甲高山植物園

牧野富太郎は、六甲山や氷ノ山(ひょうのせん)など兵庫県の山に度々採集に訪れ、今年で開園90周年を迎える六甲高山植物園にも1933年開園当初から足を運んでいました。“牧野の足あと~神戸で見つける博士と植物~”(~8月15日(火)まで)では、神戸に残された写真や書画など初公開を含む資料を展示中。園内では、博士が属を分類した高山植物の女王コマクサ(~6月下旬頃)、博士が命名したヒメアジサイ(7月初~中旬)などが鑑賞できます。また牧野博士が姫路市大塩の自生地を「日本一の大群落」と絶賛した兵庫県の県花ノジギクは、高知県吾川郡で発見し和名を与えたという縁も。ノジギクは10~11月頃が見頃です。

コマクサ

ヒメアジサイ

ノジギク・牧野富太郎画(高知県立牧野植物園所蔵)

六甲高山植物園はこちら 詳しくはこちら

長野植物園のMAKINO博 〜牧野博士のふるさと・高知県〜 2023年4月3日月 12月27日(水)

日記にスイタグワイ 大阪市立長居植物園

大阪にも牧野博士の痕跡が。吹田市に滞在した際に、吹田市の名前を冠する、なにわの伝統野菜“スイタグワイ”について日記に書き留めています。大阪にある長居植物園は、広さ24.2ヘクタールに約1,200種の植物があり、バラ園、ボタン園など11の専門園のほか、季節の花が一面に広がる約2千平方メートルのライフガーデンなど、1年を通じて楽しめる都会のオアシスです。高知県観光博覧会の出張ルームでは、牧野博士が採集した標本を展示するなど“長居植物園のMAKINO博”(~12月27日(水)まで)を開催中。スイタグワイやバイカオウレンなど博士ゆかりの植物も鑑賞できるほか、6月には大阪市内最大級の約1万株のアジサイが見頃を迎えます。

スイタグワイ

スイタグワイ・牧野富太郎画(高知県立牧野植物園所蔵)

アジサイ園

大阪市立長居植物園はこちら 詳しくはこちら

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知ればあなたも高知“通”
イベント&トークショー

さらに深まる高知の魅力!ワークショップから講談、さらに牧野富太郎の生涯を追った『MAKINO』の著者・竹内一さんや森の案内人・三浦豊さんのボタニカルトークなど、見どころ一杯!現地の方とのふれあいや雰囲気を感じるチャンスをお見逃しなく。

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事前予約制イベント

「TE tea and eating」×
「tretre」野草茶会

自然豊かな高知は、食べたり、飲んだりできる野草も豊富。今回は、高知県・仁淀川上流域の美しい自然環境の中で育つ素材を使い、自然のままの旨みや香りを楽しめる野草茶を生産・販売している「tretre(トレトレ)」さんの野草茶と高知の素材を使ったお茶菓子とともに、野草に触れるお茶会を開催します。
◎6月21日(水)午前11時30分~、午後2時~、4時~(各回約60分)
◎ゲスト:「TE tea and eating」川西まりさん
◎定員:各回6名さま
◎参加費:3,960円
PROFILE:「TE tea and eating」川西まり
食べること、お茶を飲むこと、人が集う場をつくること。おいしい、うれしい、楽しい時間を分かちあうことを大切にしている。茶人・ティーコーディネーターとして、主に中国・台湾茶教室や様ざまな方とコラボレーションし、食と茶を愉しむ茶会を開催。食を中心にしたマルシェFANTASTIC MARKET(graf)企画を主宰する。

11時30分〜 ご予約はこちら

午後2時~ ご予約はこちら

午後4時~ ご予約はこちら

LMAGA MOOK『高知』
出版記念トーク

市吉さん(写真左)と藤本さん(写真右)は「京阪神エルマガジン社」の元同僚で、10年前に『Meets Regional』にて高知特集を制作した間柄。その後、市吉さんは高知好きが高じて現地に移住し、今回出店するセレクトショップ「the groceries shop Loka」を開店。藤本さんは今月発売のLMAGA MOOK『高知』を作りました。そんな2人による高知LOVEいっぱいのトークをお届けします。
◎6月21日(水)午後6時~(約45分)
◎ゲスト:「the groceries shop Loka」市吉秀一さん×「京阪神エルマガジン社」藤本和剛さん
◎定員:12名さま
◎参加費:1,901円(LMAGA MOOK『高知』・「the groceries shop Loka」うまみそのお土産付き)

PROFILE:「the groceries shop Loka」市吉秀一
株式会社ローカルズ代表。広告代理店勤務を経て、関西の出版社に入り、雑誌『Meets Regional』に携わり、食の特集記事を担当。高知の生産者の作る農産物を県外に紹介したいと2013年に高知へ移住し起業。2022年高知の自然と繋がっている生産者さんが作られたものを集めた食のセレクトショップ「the groceries shop Lola」オープン。

PROFILE:「京阪神エルマガジン社」編集者 藤本和剛
1980年大阪生まれ。大阪大学卒業後に「京阪神エルマガジン社」に入社。月刊誌『Meets Regional』の副編集長として、特集企画・ファッションページ・広告制作に携わり、現在は制作室にて雑誌・書籍・Web全般の制作を担当。

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森と牧野博士と私
なぜ今ボタニカルなのか

日本でおそらく唯一の肩書“森の案内人”を発明した三浦豊さん。造園の仕事を経て、20代の数年間を森に通って過ごした三浦さん。高知県立牧野植物園にも何度も足を運び、植物に取りつかれた大先輩として牧野博士を敬愛しています。現代の植物にとりつかれた三浦さんに、“なぜ今ボタニカルなのか”をお聞きします。
◎6月24日(土)正午~(約45分)
◎ゲスト:森の案内人 三浦豊さん
◎定員:12名さま
◎参加費:1,001円(書籍『木のみかた 街を歩こう、森へ行こう』お土産付き)
PROFILE:森の案内人 三浦豊
1977年京都市生まれ。森が好きで仕様がなくなり2010年から森の案内を始める。今まで行った自然の名所は3,000ヵ所以上。最近は森だけではなく、林や草原、庭や公園など、様ざまな場所もあった方が良いと思い始めている。生えている木の名前と性質はほぼ分かる知識を持つほか、最近は草や鳥も気になっているとのこと。

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書籍『MAKINO』著者「高知新聞」竹内一さん
牧野博士の“らんまん”高知を語る

高知新聞連載記事で牧野博士の足跡を追いかけて全国をフィールドワークした竹内一さんをお招きし、NHKの連続テレビ小説「らんまん」のモデルとなった牧野富太郎と高知の魅力についてお話していただきます。
◎6月24日(土)午後1時30分~(約45分)
◎ゲスト:「高知新聞」竹内一さん
◎定員:12名さま
◎参加費:990円(書籍『MAKINO』お土産付き)
PROFILE:「高知新聞」竹内一
新聞記者。1968年、高知市生まれ。1992年、高知新聞社に入社。学芸部、編集部、須崎支局長、社会部、報道部副部長などを経て、現在はメディア企画部副部長。連載記事に『高知EV近未来』、『淋しいひまもないー生誕150年牧野富太郎を歩く』、『ハマちゃんと歩く1200年目の88カ所』など。新聞連載をまとめて出版した『MAKINO』(北隆館)で寺田寅彦記念賞、高知出版文化賞特別賞。

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清流仁淀川上流の野草茶工房「tretre」主宰
竹内太郎さんの野草茶試飲会

「tretre」の工房は仁淀川上流の山間の使われなくなった保育園にあります。高知市内出身の竹内さんは、京都の和食のお店を経てこの地にUターン。この地で高知の山間の生活文化に触れ、自宅の周りで食べられる植物を育てる文化に出会い、それを野草茶として販売しはじめました。今回は竹内さん自ら野草茶の説明をしながら、ミニ試飲会を開催します。
◎6月25日(日)正午~、午後2時15分~(各回約30分)
◎ゲスト:「tretre」竹内太郎さん
◎定員:各回8名さま
◎参加費:1,188円(「tretre」野草茶お土産付き)
PROFILE:「tretre」竹内太郎
「tretre」代表。高知県仁淀川上流域で、暮らしの中で飲み継がれてきたお茶をベースに、場面に応じたブレンドティーをつくっている。

正午~ ご予約はこちら

午後2時15分~ ご予約はこちら

“サーファーマー”なライフスタイル高知の
晴耕雨読な日々「刈谷農園」刈谷真幸さん×
映画「サーファーマー」監督 杉岡太樹さん

高知を代表する産品、ショウガ農家の3代目刈谷さんは晴耕雨読な“サーファーマー”(晴れたらショウガ農園で働き、雨が降ったらサーフィンへ)を実践する、サーファーでファーマーな人。農繁期には全国からサーファー仲間が応援にきます。そんなライフスタイルが杉岡監督によりドキュメンタリー映画『サーファーマー』に。会場では刈谷さんと杉岡監督が“サーファーマー”の魅力を語るほか、映画『サーファーマー』も上映(約11分)します。
◎6月25日(日)午後1時~(約45分)
◎ゲスト:「刈谷農園」刈谷真幸さん、映画監督 杉岡太樹さん
◎定員:12名さま
◎参加費:1,951円(「刈谷農園」しょうが粉・葛湯・金花糖のお土産付き)

PROFILE:「刈谷農園」刈谷真幸(写真向かって左)
ginger farmer。「刈谷農園」代表 。いの町で110年にわたり代々根菜を作る農家の3代目。県内でも数少ない有機生姜生産者。

刈谷農園公式サイト ご予約はこちら

PROFILE:映画監督 杉岡太樹(写真向かって右) ニューヨークのスクールオブビジュアルアーツで映画制作を学んだ後、脱原発デモを追ったドキュメンタリー『沈黙しない春』で2012年に長編映画デビュー。2015年には三宅洋平の選挙に密着した『選挙フェス!』が全国劇場公開。『息子のままで、女子になる』では、ロサンゼルス・ダイバーシティ映画祭でベストドキュメンタリー賞受賞。その後も世界各地の映画祭に招待されている。

ご予約はこちら

高知移住者と高知本担当編集者の
高知LOVEトーク

市吉さんと藤本さんは「京阪神エルマガジン社」の元同僚で、10年前に『Meets Regional』にて高知特集を制作した間柄。その後、市吉さんは高知好きが高じて現地に移住し、今回出店するセレクトショップ「the groceries shop Loka」を開店。藤本さんは今月発売のLMAGA MOOK『高知』を作りました。そんな2人による高知LOVEいっぱいのトークをお届けします。
◎6月25日(日)午後5時~(約45分)
◎ゲスト:「京阪神エルマガジン社」藤本和剛さん×「The groceries shop Loka」市吉秀一さん
◎定員:12名さま
◎参加費:1,901円(LMAGA MOOK『高知』・「The groceries shop Loka」のうまみそのお土産付き)

PROFILE:「The groceries shop Loka」市吉秀一
株式会社ローカルズ代表。広告代理店勤務を経て、関西の出版社に入り、雑誌『Meets Regional』に携わり、食の特集記事を担当。高知の生産者の作る農産物を県外に紹介したいと2013年に高知へ移住し起業。2022年高知の自然と繋がっている生産者さんが作られたものを集めた食のセレクトショップ「The groceries shop Lola」オープン。

PROFILE:「京阪神エルマガジン社」編集者 藤本和剛
1980年大阪生まれ。大阪大学卒業後に京阪神エルマガジン社に入社。月刊誌『Meets Regional』の副編集長として、特集企画・ファッションページ・広告制作に携わり、現在は制作室にて雑誌・書籍・Web全般の制作を担当。

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唎酒師が語るお酒の国“高知”
ギャラリートーク

◎6月21日(水)午後1時15分~(約20分)
◎ゲスト:東京高知アンテナショップ「まるごと高知」藤原浩司さん
PROFILE:「まるごと高知」副店長 藤原浩司
東北地方で酒造会社の営業として勤めるなど、酒業界での経験を生かし、2013年より東京・銀座にある高知県アンテナショップ「まるごと高知」に勤務。唎酒師。

カツオの町の久礼大正町市場
「田中鮮魚店」鰹ソムリエ・
田中隆博さんギャラリートーク

◎6月21日(水)午後5時15分~(約20分)
◎ゲスト:「田中鮮魚店」 田中隆博さん
PROFILE:「田中鮮魚店」代表取締役社長 田中隆博
1961年カツオの一本釣りの漁師町である久礼に生まれる。慶應義塾大学卒業後、商社に就職し中国で工場の責任者を務める。その後、実家の「田中鮮魚店」で修業し、4代目として代表取締役社長に就任。大正町市場協同組合の組合長も務める。これまで約30万本あまりのカツオをさばいており、“鰹ソムリエ”としてカツオ食の文化継承にも尽力している。

高知次世代のモノつくり
塩杜氏 田野屋銀象さん
ギャラリートーク

◎6月24日(土)午後3時~(約20分)
◎ゲスト:塩杜氏 田野屋銀象さん
PROFILE:塩杜氏銀象
仁淀川の河口のそば、土佐市新居。この地で世界初の地下海水から手作りする完全天日塩。火や電気を使わず、太陽と風、職人の手だけでオーダーメイドの塩作りをする。“素材の力”を引き出す塩づくりは、ひとつの塩ができるまで最低でも2~3ヵ月を費やす。

講談師 玉田玉秀斎
“講談 牧野富太郎物語”

◎6月24日(土)午後4時~(約20分)
◎ゲスト:講談師 玉田玉秀斎
PROFILE:講談師 玉田玉秀斎
ロータリー交換留学生としてスウェーデンに1年留学。帰国後、四代目・旭堂南陵に入門。英語講談から観光講談など幅広く創作。日本海新聞や大阪日日新聞に連載中。FM大阪『天才的なバカになれ!』パーソナリティ。

清流仁淀川源流の野草茶工房
「tretre」主宰 竹内太郎さん
ギャラリートーク

◎6月24日(土)午後5時~(約20分)
◎ゲスト:「tretre」竹内太郎さん
PROFILE:「tretre」竹内太郎
「tretre」代表。高知県・仁淀川上流域で、暮らしの中で飲み継がれてきたお茶をベースに、場面に応じたブレンドティーをつくっている。

「とさレモンの会」清野玲子さん
ギャラリートーク

◎6月25日(日)午後3時~(約20分)
◎ゲスト:「とさレモンの会」清野玲子さん
PROFILE:清野玲子 BARREL Co./とさレモンの会代表
2000~2019年まで東京でヴィーガンカフェやレストランを営み、2020年1月に高知県へ移住。持続可能な栽培法で育てるレモンを、育てる人、買う人、加工する人、みんなで支援する「とさレモンの会」を立ち上げる。現在は農薬や化学肥料に頼らずに栽培された“キリっと酸っぱいとさレモン”を会員を中心に販売しており、レモンを使った加工品の企画製造も行っている。また食やライフスタイルに関わるメーカーや企業のブランディングも手掛ける。

高知の酒蔵ギャラリートーク

◎6月25日(日)午後4時~(約20分)

牧野博士の植物標本
肖像写真を手掛けた写真家
菅原一剛さんのギャラリートーク

◎6月26日(月)正午~(約30分)
◎ゲスト:写真家 菅原一剛さん
PROFILE:菅原一剛 Ichigo Sugawara
1960年札幌生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業後、早崎治氏に師事。フランスにて写真家として活動を開始して以来、数多くの個展を開催。1996年に撮影監督を務めた映画『青い魚』は、ベルリン国際映画祭に正式招待作品として上映される。2005年ニューヨークのPace Mac/Gill Galleryにて開催された『Made In The Shade』展にロバート・フランク氏と共に参加。同年、アニメ『蟲師』のオープニングディレクターを務めるなど、幅広く活動を展開。2023年1月、青森県立美術館にて個展『発光』を開催。同年2月、牧野博士の標本写真集『MAKINO 植物の肖像』(北隆館)を上梓し、7月より高知県立牧野植物園にて同名の展示会を開催予定。日本赤十字社永年カメラマン。大阪芸術大学客員教授。

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※20歳以上の年齢であることを確認できない場合には、酒類の試飲や販売をいたしません。

※飲酒運転は法律で禁止されております。