沖縄に移住し、カフェを経営。様ざまな有名雑誌の執筆も手掛ける三枝克之さん。ここでは三枝さんが沖縄へ移り住むことを決心した理由や、実際に暮らして感じた現地の魅力、今回のイベントにかける想いなどをお聞きしました。また「カフェユニゾン」についてもご紹介します。さぁ沖縄のグルメ&カルチャーの旅にここから出かけよう!
スーパープレゼンター
三枝克之さん
スーパープレゼンター
三枝克之さん
PROFILE
「カフェユニゾン」店主
文筆家・著作家・編集者
1964年兵庫県西宮市生まれ。同志社大学を卒業後、レコード会社や出版社勤務を経て、2003年に沖縄に移住。2005年、宜野湾にて「カフェユニゾン」をオープン。また雑誌などの全国誌で、沖縄関連記事を手掛ける。主な企画編集本に『空の名前』、『宙の名前』、著書に『月のオデッセイ』『恋ノウタ』『FUTENMA360°』『時の名前』などがある。
三枝克之さんのインスタグラム
@ miedaunizonをCheck!
三枝克之さんのツイッター
@ miedaunizonをCheck!
●どのような理由で沖縄に移住されましたか?
原風景に導かれ、原郷へ帰還。
子ども時代に母の生まれ島(琉球文化圏)で何度か夏休みを過ごした記憶が原風景。その時の海、空、風土、時間、暮らし、文化への憧れから、いつかは“戻りたい”と。その後、世界各地を旅する延長線上で、沖縄も何度か訪れ、やはり特別な島だと実感。ある時、那覇の沖縄料理屋で食事中、BGMで流れていた沖縄民謡の女性コーラスのユニゾンに落涙し、沖縄移住を決意。折しも娘たちが生まれ、豊かな自然の中で育てたいと思い、そのタイミングで移り住みました。
●実際にお住まいになって、肌で感じる魅力は?
文化を培うチャンプルー精神。
美しい海と広い空は言わずもがな。日本とは明らかに異なる、沖縄独特の自然風土、歴史、食文化、行事風習、伝統芸能、ライフスタイル、時の流れ・・・。それでいて、そこには島という閉塞感はなく、大海原を越えて広がる東アジア、東南アジア、太平洋の島々のエッセンスが潜んでいます。またさらに戦後、そのチャンプルー精神は、アメリカ世(ゆー)の文化や、ハワイ・南洋群島・南米などへの移民文化も取り込みました。日本のローカルエリアということではくくれない、独自性と多様性、グローバル感が沖縄文化の神髄と言えます。
●今回のイベントへの想い、見どころを教えてください。
沖縄食文化の「イマ」が集う市場。
「NeoTrad オキナワ」とは・・・。
①失われつつある沖縄の伝統のリバイバル。
②沖縄の伝統を踏襲しつつ“イマ”を感じさせる進化形。
③未来の沖縄の伝統となり得る新潮流。
④沖縄の自然風土から生まれた新しいメイドインオキナワ。
⑤医食同源の思想を踏まえたヘルシー指向。
それは「カフェユニゾン」のテーマでもあり、今回の出店者に共通する要素。これにやちむんや沖縄本の販売、展示・イベントも絡め、沖縄食文化のイマをプレゼン。新しい沖縄の“マチグヮー(市場)”へ“めんそーれ!(ようこそ)”。
沖縄文化を守り、発信!
「カフェユニゾン」
体と心にやさしい料理やドリンク、手作りスイーツをゆったりした空間・時間の中で楽しむカルチャーカフェ。お客さまに食堂や酒場感覚で気軽にカフェを利用してもらいながら、少しでも沖縄らしさや独特な文化のエッセンスに触れてもらうことをコンセプトとしています。
鶏胸肉としいたけ、にんじん、小松菜などをご飯にのせ、和風鶏ダシ汁をかけた丼。沖縄や奄美の伝統料理・鶏飯(ケーファン)と台湾の鶏肉飯(ジーローハン)のスタイルをアレンジしたメニュー。
南島鶏飯〈なんとうケーファン〉(1人前)901円
波照間島産の黒糖を使った卵液にバゲットをひと晩漬け込み、フライパンで丁寧に焼いたお店で屈指の人気メニュー。仕上げに自家製黒糖シロップをかけ、ホイップクリームを添えてご提供。実演販売のほか、冷凍でのお持ち帰りパックもご用意。
黒糖フレンチトースト(1人前)751円
泡盛を使った自家製果実酒です。スイーツをつまみながらお酒を飲む、話題の“おやつ飲み”にもピッタリ。ベリー系のフルーツで漬け込んだフルーティで華やかな“ベリー”と、レモンやオレンジなどの柑橘系フルーツで漬け込んだ爽やかな“柑橘”の2種類です。
泡盛サングリア〈ベリー・柑橘〉(各1杯)各601円
ほかにも様ざまな商品をご用意
ゆしジーマミー豆腐、月桃プリン、「オリオンビール」生などを実演販売。冬瓜漬スコーン、クグロフ、みるくむちなど「チュラネシア」シリーズの島スイーツも。そのほか琉茶、シークヮーサーバターなどのグロサリー、「スタジオde-jin」石獅子、「玩具ロードワークス」玩具などを販売。