台湾カルチャーの新聖地“台南”に魅せられたイラストレーターのヤマサキタツヤさん、台湾の医食同源文化に造詣が深い薬膳料理研究家の宮武衣充(えみ)さんが登場。会場には台南の地元民に愛される料理や、宮武さんお墨付きの薬膳スイーツなどがズラリ!
台南を愛するイラストレーター
ヤマサキタツヤさん
台湾への渡航回数はなんと26回!うち23回は台南で過ごしたという台南ツウのヤマサキタツヤさんが、今回イベントのメインビジュアル制作およびスーパープレゼンターを担当。台南市政府観光局のポスターデザインなども手がけた彼が、独自の視点で魅力を語ります!
\ヤマサキさんが熱弁!奥深き台南の魅力/
「旅行初心者から上級者までみんなが楽しめる台湾。メジャーな街といえば台北ですが、独特の雰囲気や味わいがある台南にも今注目が集まっています。台南を訪れたら、ぜひ名物グルメの虱目魚(サバヒー)の魚皮湯にトライして!市街地で孔子廟や林百貨など歴史的名所を巡った後は、郊外のマンゴーの郷や烏山頭ダム、関子嶺温泉に足を延ばすのもおすすめ。ローカルな夜市も必見ですよ。毎年開催地が変わる2月のランタンフェスティバルが2024年は台南で行われるので、ぜひこの機会に旅をしてもらいたいですね!」
PROFILE
イラストレーター ヤマサキタツヤ
妹ハナコとのユニット「ヤマサキ兄妹」で台湾に関する作品の制作やトークイベントなど幅広く活躍。台湾観光協会、台南市政府観光局、チャイナエアラインや林百貨のポスターなど様ざまな広告を担当。コミックエッセイ『オモロイ台南〜台湾の古都でしこたま食ってきました〜』『来た見た食うた ヤマサキ兄妹的 大台南見聞録』など著書も多数。
\2024年のランタンフェスは台南で開催!/
安平エリア:2月3日(土)→3月10日(日)
高鉄エリア:2月24日(土)→3月10日(日)
\台湾をもっと知る!イベントその1/
ヤマサキタツヤさんの
『僕の台南滞在記トーク』
◎1月17日(水)午後5時〜〈約40分〉
◎1月17日(水)午後5時〜〈約40分〉
◎1階 食祭テラス
ヤマサキさんが肌で感じた台南のトレンドやまだあまり知られていない名所、季節ごとの楽しみ方を紹介。また“言葉が通じなくても3カ月滞在する方法”をテーマに、長期滞在で必要なものや移動手段、注意事項などについて具体的にレクチャーします。
台南の名物グルメ
棺桶パン
サクサクの食パンにクリームシチューがたっぷり!“棺材板”と表記される棺桶パンは、台南で愛されているB級グルメ。現地では主食になるほど大きなサイズが主流ですが、今回は食べ歩きにうれしい小さめサイズでご用意。お店で毎朝搾る自家製豆乳を使い、少しあっさりヘルシーに仕上げました。
「台湾朝食専門店 wanna manna」(大阪・南森町)
棺桶パン(1個)601円
\店主 黄 筱庭さんの“我的台灣口袋名單”/
「私の台湾お気に入りスポットは、出身地の台北市大同区にある花博公園。台北駅から4駅の圓山駅から徒歩すぐのところにあり、週末には農産品のイベントも開催されるにぎやかな場所です。松山空港にも近く、飛行機の離着陸を間近で見られるのも楽しい!」
店主が本場台南で学んだ
モチモチ食感のちまき
東南アジアでのバックパッカー旅を経て現在丹波篠山で暮らす店主が、台南に何度も足を運び学んだ技で手作りするちまき。もち米にタレやピーナッツ粉をかけて食べる現地のスタイルをアレンジし、丹波黒大豆のきな粉をトッピング。
「おくも丹波黒豆肉粽」(兵庫・丹波篠山)
肉粽〈肉ちまき〉(1個)693円
黒豆八宝茶〈ほうじ茶 or ジャスミン茶〉(1杯)550円
\店主 ザ・よしこさんの“我的台灣口袋名單”/
「台南はコンパクトな街なので、レンタサイクルでほとんどの観光地を回れます。市場巡りが好きな私の定番コースは、永楽市場で朝ごはん!オアチェンという牡蠣入り卵焼きが絶品です。台北なら、古い街並みが残る問屋街の“迪化街(ディーホアジェ)”へぜひ。」
台湾の食文化に精通した
薬膳料理研究家の宮武衣充さん
前回に続き今回も台湾料理・薬膳料理研究家の宮武衣充さんがスーパープレゼンターを続投!今回は台湾における薬膳の文化や歴史によりフィーチャーしながら、出店メニューやイベントをナビゲートしていただきます。
\宮武さんが語る、台湾と薬膳のおいしい関係/
Q. 台湾で薬膳はどう親しまれていますか?
宮武さん)台湾には“食べることで体を元気にする=薬膳”の考えが、人々の生活に深く根付いています。特に薬膳スープは種類豊富で、一般家庭や食堂、高級レストランのどこでも作られている大切な料理。食事以外にも薬膳食材をトッピングした豆花やかき氷などのスイーツ、ドリンクなどはコンビニエンスストアで取り扱いがあるほど身近です。
Q. 薬膳をどう生活に取り入れたらいいですか?
宮武さん)初心者の方に“なんだか難しい”“苦くて見た目もよくない”というイメージを持たれがちな薬膳ですが、実は日々の食事に密接に関わっていて、いつもの料理にちょい足しできる簡単なもの。今回のイベントを通じて“今日から始められる簡単薬膳の世界”をお伝えできればうれしいです。
Q. お客さまにメッセージをどうぞ!
宮武さん)前回はたくさんの方々と会場で出会い、食を楽しむことはもちろん、台湾に興味を持っておられる方の多さに感動しました!私の話を熱心に聞いてくださった方々から「実際に調味料を買った」「お店を見つけて食べに行った」などの報告もいただいて、幸せな気持ちに。前回の経験を踏まえて、今回は皆さまの生活に気軽に取り入れられる薬膳をさらに紹介できたらと思います。
PROFILE
台湾・薬膳料理研究家 宮武 衣充(みやたけ えみ)
中学・高等学校勤務時代に台湾料理家の程 一彦氏に出会い、師事。世界5カ国にて料理勉強をする傍ら「NHKきょうの料理」のアシスタントを経て、奈良テレビ放送局の生放送料理コーナーに4年間レギュラー出演。その他ABC朝日放送やMBS毎日放送、奈良NHK放送に出演。2006年より料理教室を主宰。2021年食事業の拡大により「合同会社Mandarine」を立ち上げ、企業メニュー開発、セミナー講師、各種メディア撮影・メーカー新商品開発に携わる。
\台湾をもっと知る!イベントその2/
宮武衣充さんの
『台湾薬膳探訪旅報告トーク』
◎1月18日(木)午後1時〜・3時〜
〈各回約30分〉
◎1月18日(木)午後1時〜・3時〜〈各回約30分〉
◎1階 食祭テラス
つい先日台湾旅から帰ってきたばかりの宮武さん。薬膳食材が豊富に揃う台北の迪化街で実際に買い付けたおすすめ商品を紹介します。また、自身が最近注目しているという台湾の“素食(ベジタリアン)”文化についてのお話もお楽しみに!
宮武さんお墨付きの薬膳グルメを会場で。
17日(水)・18日(木)は宮武さん本人による
グルメレポートも随時開催予定!
食べてぽかぽか!
薬膳スープ“麻油鶏”
中華薬膳料理にインスパイアされた台湾の薬膳スープ。鶏肉や生姜などを煮込んだスープは、香り豊かで滋味深いおいしさ。素麺も入って、寒い冬のお腹と心をほっこり満たしてくれます。
「森花豆茶」(茨城・水戸)
薬膳スープ(1人前)880円
薬膳ジュース(1杯)660円
\宮武さんの薬膳メモ/
「ビタミンDなどが入っていて、乾燥しやすい冬にぴったり!食べてぽかぽかな一皿です。じっくり煮出したスープは胃腸への負担が少なく、体調や時間帯を問わず食べられるのもいいですね。」
\店主 内藤愛さんの“我的台灣口袋名單”/
「台湾人の友人が多く、いろんな台湾文化を発信したいと思いお店を開きました。現地で絶対に食べてほしい料理は“鶏湯”と“鴨鍋”。鴨鍋は香辛料を効かせた濃厚なスープで鴨肉と野菜を煮ていく鍋料理で、家族や友人とワイワイ食べるのにおすすめです。」
台中出身のお母さんが作る
薬膳豆花
台中出身の希望(yoyo)さん手作りの豆花を大好きな娘さんが、お店を始めるよう勧めたことがきっかけ。絹のようになめらかな豆花に、すっきりとした甘さの野菜出汁シロップ。食べた後に少し元気になるような、初心者にもおすすめの薬膳スイーツです。
「圓子カフェ」(大阪・南船場)
薬膳豆花〈龍眼・ナツメ・クコの実・白木耳〉(1人前)756円
白水豆花〈はと麦・ピーナッツ・白木耳・黒豆〉(1人前)756円
八宝豆花〈芋圓・あずき・緑豆・ピーナッツ・はと麦・白木耳・ナツメ・クコの実・白玉〉(1人前)972円
\宮武さんの薬膳メモ/
「薬膳の主力メンバーである“龍眼”“白木耳”“ナツメ”が入ったスイーツ。この機会にぜひ!」
\店主 畑原希望(yoyo)さんの
“我的台灣口袋名單”/
「台北・台南から新幹線に乗って約1時間で着く台中。建築の仕事をしていたこともあって街の景色に注目するのですが、台中のデザイン性ある街並みはぜひ一度見てもらいたいですね。またタピオカミルクティーやパイナップルケーキの発祥の地でもある台中の食を、ぜひ楽しんでください。」
約1800年の歴史を持つ
客家擂茶(はっかれいちゃ)
20種類以上の豆や雑穀類を丁寧にすりつぶし、丸ごと粉末状にした台湾原産の穀物茶。香ばしいきな粉のような風味で、お湯はもちろん豆乳や牛乳で割って飲むのも人気。ご飯にふりかけて、お茶漬け風のアレンジも。
「松茶商店」
客家擂茶(600g)2,862円
TeaBridgeさん台湾茶セット(ヤマサキタツヤさんデザインの巾着付き)(各25g×3袋)6,000円[販売予定数30]
\宮武さんの薬膳メモ/
「お茶といえども茶葉のみではなく、雑穀をすりつぶすことで、適度にとろみのある香ばしい風味に。そのため消化がよく、ビタミンEやたんぱく質、食物繊維も豊富で、まさに“飲む健康的おやつ”といえるお茶です。」
\店主 松本学さんの“我的台灣口袋名單”/
「擂茶の工場がある苗栗の南庄市場は、地元感が満載で楽しかったです。あと九份に滞在して、地元の方と朝食を摂ったり、陶芸教室で擂茶のすり鉢を作ったり。当店で販売している擂茶のメーカー『吾穀茶糧 SIID CHA』のカフェが九份にあり、美しい景色を見ながら擂茶を飲めるのでぜひ行ってみてください!」
1月17日(水)・18日(木)限定出店
宮武さんがプロデュース!
当帰香辣油(トウキシャンラーユ)
台湾の食文化である“医食同源”を踏まえた辣油が誕生。寒い冬におすすめの当帰(トウキ)や発酵調味料の豆豉をはじめ、干しエビや生姜、クコの実、陳皮、桂皮、甘草など日々に取り入れられるとうれしい素材を配合。調理中の味付けにも、完成した料理の味変にも、幅広く活躍します。
「マンダリン」
当帰香辣油(110g)1,350円
XO醤(110g)1,751円
\宮武さんの薬膳メモ/
「今まで辣油に入れることが難しかった当帰をはじめ、うれしいエッセンスの配合に成功!万能調味料として使うことで“医食同源”食文化の一端を毎日の料理に気軽に取り入れることができますよ。」