今回はグリーンビーンズの味を決める上で重要なプロセスとなる精製と“発酵”にフォーカス。見どころ1では、コーヒー豆の味わいを生まれ変わらせる精製方法の違いと“発酵”の魅力を伝える個性豊かな9つのロースターをご紹介します。飲み比べを楽しみながら、自分好みの味わいを探してみて!
愛知・名古屋
「TRUNK COFFEE」
“名古屋から世界に!”をテーマに、スペシャルティコーヒーを通じて新しい可能性や価値を届ける「TRUNK COFFEE」。自社の焙煎所でコーヒー豆の焙煎から抽出まで一貫して作り上げた自慢のコーヒーを、名古屋市内の3店舗、中国・深圳の2店舗で提供。そして世界で日々進化するコーヒーの精製方法の中、新たな試みの発酵プロセスを経る生豆作りに農園とともに取り組み、たくさんのコーヒーファンに新体験を届けています。
★ブースの見どころや注目商品
おすすめは「エルミラドール農園」の“Pink Champagne Washed / Colombia”。ラズベリーやローズティーなどのピンクフレーバーを感じられるインフューズドコーヒーです。“驚きの新体験”をぜひお楽しみください!
オーナープロフィール
鈴木 康夫 (すずき やすお)
デンマークで日本人初のバリスタとして活躍。名古屋を中心に国内に3店舗、中国で2店舗を展開。プロデュースをしているORIGAMIドリッパーが2019年、ブリュワーズカップで世界一に! 現在は国内外を飛び回り、世界のコーヒーマーケットを牽引している。
ラオス・ルアンパバーン
「LuLaLao Coffee」
“ラオスのコーヒーを知る・学ぶ・飲む”ことを通して、新しい体験を届けるコーヒーショップ。ラオス国内で4つの農園と5店舗のカフェ・ロースターを運営し、コーヒー豆の栽培から精製、抽出まで自らの手で行っています。今後はラオス国外にも進出予定。
★ブースの見どころや注目商品
合計6種類の異なる精製方法で作り上げたラオスのスペシャルティコーヒー。あなたの知らない精製方法にきっと出会えるでしょう!
オーナープロフィール
元川 将仁(もとかわ まさひと)
大阪市出身。大学の研究者としてラオスに関わり、2017年からラオス南部でコーヒー農園の運営をスタート。2022年ラオス・ルアンパバーンにカフェ1号店をオープンし、現在は5店舗まで拡大。今後はラオス国外への進出を予定している。
岩手・盛岡
「Nagasawa COFFEE」
岩手県盛岡市で創業13年を迎えるコーヒーショップ。店内には1960年代ドイツ製の焙煎機が鎮座し、焙煎や梱包を行うファクトリーとゆったりとしたカフェスペースが一つの空間に広がっています。
★ブースの見どころや注目商品
おすすめのコーヒーは“キープスマイルブレンド”。ドリップやエスプレッソ、浅煎りから深煎りまで、幅広いメニューの中から気分に合わせてお選びください!
オーナープロフィール
長澤 一浩(ながさわ かずひろ)
冬の山で飲むコーヒーのおいしさに魅了されたことをきっかけに、コーヒーを独学で学び始め、開業を決意。自らが作る味に納得ができるまで5年ほどの準備期間を経て、ついに2012年岩手県盛岡市に「Nagasawa COFFEE」をオープンする。
東京・代々木上原
「Acid Coffee Tokyo」
花や果実を思わせる“スーパーフルーティ”な味わいのスペシャルティコーヒーを提供。“コーヒーの苦味や酸味が苦手”という方こそぜひお試しを!
★ブースの見どころや注目商品
パナマ飲み比べがおすすめです。スタイリッシュでポップなクラフトマンシップをぜひ感じてみてください!
オーナープロフィール
塚田 健太(つかだ けんた)
千葉県松戸市出身。高校時代には俳優として活動。大学在学中にコーヒー業界の登竜門「Paul Bassett」のバリスタとして働き、コーヒーの世界へ。その後「GLITCH COFFEE & ROASTERS」のバリスタ、バックパッカーなど様ざまな経験を経て、2020年「Acid Coffee Tokyo」をオープン。“これから渋谷に素敵なコーヒー文化を作る”という情熱を込め、スーパーフルーティなスペシャルティコーヒーの提供に力を注いでいる。
東京・代々木公園
「COFFEE SUPREME」
ニュージーランドの首都ウェリントンで1993年に誕生し、創業30周年を迎えた歴史あるスペシャルティコーヒーロースター。世界のコーヒーロースターのトップ10に選出された実績を持ち、現在はニュージーランドをはじめ、オーストラリア、日本にも展開中。コーヒーがもたらす“人との繋がり”を大切に、独自のホスピタリティカルチャーを発信しています。
★ブースの見どころや注目商品
おすすめは“SUPREME BLEND”。『GOOD COFFEE FEST』限定スペシャルドリップバッグや限定ドリンク、人気のグッズや新作商品もお披露目しますのでどうぞお楽しみに!
オーナープロフィール
松本 浩樹(まつもと ひろき)
「TOWER RECORDS」で販促や事業企画の仕事を経験後、「TSUTAYA ONLINE」や「KONAMI DIGITAL ENTERTAINMENT」で数多くのマーケティングプロモーションを担当。その後ニュージーランドへ移住したことをきっかけに「COFFEE SUPREME」を日本へ誘致。東京とニュージーランドでのデュアルライフを実験中。
長野・松本
「High-Five COFFEE STAND」
長野県松本市発の自家焙煎コーヒースタンド。ハンドドリップのスペシャルティコーヒーやエスプレッソメニューに加え、持ち帰り用の豆なども販売し、おいしいコーヒーをデイリーに楽しめるようなお店作りに注力しています。
★ブースの見どころや注目商品
コロンビアの嫌気性発酵(アナエロビックファーメンテーション)やゲイシャなど、普段なかなか出会えない変わり種を多数ご用意しております!
オーナープロフィール
高木 徹仁(たかぎ てつひと)
2016年に「High-Five COFFEE STAND」1号店を長野県松本市深志にオープンし、現在は県内で4店舗を経営中。2022年には株式会社「COFFEE POND」を設立し、コーヒーの焙煎やドリップバッグの製造請負を展開。コーヒーマイスターとして、さらなる進化を追求し続けている。
静岡・静岡市
「ETHICUS」
“始まりの場所・いつもの場所”を意味し、そこから派生する習慣や慣習、共有される意識なども表す「ETHICUS(エートス)」という言葉から命名。焙煎士が原産地に足を運び、選び抜いた生豆を自家焙煎しています。ラボとギャラリーの複合的な空間から、コーヒーそのものだけでなく、コーヒーを楽しむ豊かなライフスタイルを提案し続けていきます。
★ブースの見どころや注目商品
おすすめは“Black Diamond2023”。私たちは「ETHICUS」という概念をチーム全員で演出できるような行動をしています。焙煎、品質管理、抽出、接客、物流など様々な要素がありますが、それらのスペシャリストになり、個が結集することで「ETHICUS」というものを創造しているので、会場でもそこにご注目いただけるとうれしいです。
オーナープロフィール
山崎 嘉也(やまざき よしや)
「ETHICUS」代表。大手イタリアンバールでチーフバリスタとスーパーバイザーを兼任し、10年勤務した後に独立。海外からの注目も集まる中、2023年8月には静岡市・草薙に新店舗「theleema」をオープン。
福岡・福岡市
「FILTER SUPPLY」
ハンドドリップのブラックコーヒーと自家焙煎の豆の販売に特化した専門店。豆はトレーサビリティが明らかなもののみを使用し、お店では浅煎りから深煎りまで常時5〜7種類を並べています。コーヒーを片手にゆっくりと流れる時間の中、香りや味わい、音、空間、そして人や場所とのつながりを感じていただけるとうれしいです。
★ブースの見どころや注目商品
素材にこだわり、第一に味わいを重視しています。選び抜かれたスペシャルティコーヒーの中から、私たちが“本当においしい”と思ったものだけを自家焙煎してお届けしているので、そのこだわりを感じていただければと思います。
オーナープロフィール
柴田 就至(しばた しゅうじ)
1989年山口県宇部市生まれ。大学在学中にバックパッカーとしてカナダやアメリカ、ペルーを旅し、卒業して様ざまな職を経験した後「スターバックスコーヒージャパン」へ入社。コーヒーの面白さと奥深さを知り、道を究めることを決意。2017年福岡市内に「Good up Coffee」を、2019年に「FILTER SUPPLY」をオープン。コーヒーにまつわるコンペティションに多数参加し、優れた結果を残している。
福岡・博多
「REC COFFEE」
福岡・博多の街を駆ける一台のコーヒートラックから始まった、自家焙煎のスペシャルティコーヒー専門店。「コーヒーによる感動体験を皆さまにお届けしたい」という思いを胸に、現在福岡に6店舗、東京に2店舗、台湾に2店舗を展開しています。
★ブースの見どころや注目商品
「REC COFFEE」は、バリスタチャンピオンである代表の岩瀬をはじめ、様ざまな大会で入賞歴を持つバリスタが集まるプロフェッショナル集団です!たくさんの人にスペシャルティコーヒーをお楽しみいただくため、生産者と強い関係性を築きながら、毎日飲めるコーヒーからトップロットのコーヒーまで幅広く取り扱っています。
オーナープロフィール
岩瀬 由和(いわせ よしかず)
愛知県出身。大学時代、スペシャルティコーヒーやエスプレッソに魅了されたことをきっかけにコーヒーの世界を志す。2008年、大学の仲間とともにコーヒーの移動販売店舗「REC COFFEE」をスタートし、2010年には実店舗をオープンさせた。2014年・2015年のジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)で2連覇し、さらにWorld Barista Championship 2016(WBC)で準優勝の座に輝く。