スイーツ&グルメ2024/11/20 更新

日本の食文化を伝える和惣菜店「まつおか」の、知るほどに深まるおいしさのこだわりとは

ひじきの煮付けにきんぴらごぼう、里芋の煮物...。陶器の大皿に盛られた古き良き日本のお惣菜が目を引く、和のお惣菜店をご存じでしょうか。

1987年に創業した『お惣菜のまつおか』は、全国約60の百貨店で展開する持ち帰り惣菜のお店。「忙しいお母さんの代わりがしたい」という創業者の思いのもと、創業以来すべての店舗で、店内手作りの手間ひまかけた和惣菜を提供しています。

今回は、そんな惣菜へのこだわりと、日本の食文化への思い、店舗で購入できるイチオシの商品や、自宅で楽しめる冷凍惣菜について教えてもらいました。

教えてくれる人

株式会社まつおか 外販事業本部課長
福田将太郎(ふくたしょうたろう)さん

入社後は店舗での販売を経験した後、本社にてSNSを活用した情報発信を担当。現在は外販事業本部にて、まつおかの新規事業でもある冷凍・チルド惣菜の販売に従事されています。

時が流れても変わらない、ほっとする手作りの味

福田さん「まつおかのお惣菜のコンセプトは、お母さんが作る日常のおかず。お惣菜と言えば、特別な日のご馳走メニューが定番だった昭和60年代に、忙しいお母さんの代わりに、毎日でも食べられる丁寧な手作りの和食を提供し始めました」

以降、時代は昭和から平成、そして令和へ。

福田さん「時代の流れとともに日本の食卓が変わっていくなかで、その時代の味覚にあった新しいメニューを加えながらも、根本のコンセプトは変えず、白いごはんに合う、昔ながらの和のメニューと手作りの味を受け継いでいます」

「まつおかが大切にしている3つのこと」とは?

店内厨房の様子

福田さん「単なる惣菜店ではなく、日本文化と食を掛け合わせたお客様への提案、陶器の大皿や大鍋を使った"目にもおいしい"陳列など、食にまつわる日本の文化そのものを発信してきました」

その思いは、「まつおかが大切にしている3つのこと」にもあらわれているのだそう。

①旬の味を大切に

福田さん「農業が発展し、一年中食材が手に入る現代においても、その時期の旬を大切にした食材選びとメニュー展開を心がけています。まつおかのスタッフは食材についての知識も豊富なので、その時期の旬について知りたい方はぜひ尋ねてみてください」

②守り続けてきた日本の味

福田さん「店頭では、行事ごとに日本の伝統食を並べると同時に、行事に関する情報発信も行っています。なぜその時期にその料理を食べるのか?お惣菜を通して知っていただくことで、日本の伝統を次の世代に受け継いでいきたいですね」

③店内厨房でいつもできたて

福田さん「まつおかの最大のこだわりは、全ての店舗に厨房を併設し、下ごしらえから盛り付け、パック詰めまですべて店舗スタッフで行っていることです。自分たちが作っているから、スタッフは食材や味付け、調理時間まで、すべての質問に自信を持ってお答えしています」

できたてを召し上がれ。店舗で買える人気商品。

「店舗で手作り」を徹底した、まつおかこだわりのお惣菜。ここでは、1年を通してお店に並ぶ定番の和惣菜の中から、1度は味わってほしい福田さんイチオシのメニューを紹介してもらいます。

手羽先の甘辛揚げ

福田さん「まつおかの地元、名古屋名物の手羽先は、当店を象徴する代表商品のひとつです。おおぶりで食べ応えのある手羽先をグラム指定で買い付け、よくある塩こしょうではなく、小さなお子様からお年寄りまで楽しめる甘辛いタレで味付けしました。家族の食卓から、お酒のおつまみ、集いの席にまで、さまざまなシーンでお客様に愛されています」

生芋こんにゃく

福田さん「群馬県産のこんにゃくを厚切りにし、店舗でじっくりと味を染み込ませたピリ辛味のこんにゃくです。こんにゃくのおかずというと地味に感じる方もいると思いますが、シンプルながらこれだけの手間をかけたおいしさは、家庭ではなかなか味わえないもの。まつおか不動のエースとして、自信を持っておすすめしたい逸品です」

国産牛すじのしぐれ煮

福田さん「創業当時から変わらない味で提供する人気商品。下ごしらえから味付けまで、通常百貨店内の店舗では難しい細やかな作業をていねいに行い、店舗によっては、串を打つことで見せ方にもこだわっています。白いご飯によく合う甘辛い味付けで、丼にのせて豪快に味わっていただくのもおすすめです」

まつおかの味を自宅でいつでも。こだわりの冷凍商品。

近年まつおかでは、店舗に来るのが難しいお客様や、店舗のない地域のお客様のために、冷凍商品の開発にも力を入れているとのこと。

福田さん「まつおかではこれまでも冷凍のお惣菜を販売していましたが、店舗で作るできたての味を十分に再現できていない部分もありました。そこで、自社工場に最新の冷凍設備を導入し、1から商品を開発。店舗に行けないお客様にも、自宅で簡単にまつおかの味を食べていただけるようになりました」

今回は、そんな自慢の冷凍商品から、特におすすめの商品を紹介してもらいました。

まつおかハンバーグ

1個あたり150g(1人前)

福田さん「合挽ミンチに、まつおかが得意とする牛すじを混ぜ込み、ひとつひとつ人の手で形成したハンバーグ。やわらかく炊いた国産牛すじが、ほかにはない食感を生み出しています。ソースは玉ねぎたっぷりの和風ソースで、白ごはんによく合う逸品に仕上げています」

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鶏肉とさっぱり生姜のてりっと巻き

1個あたり210g(1〜2人前)

福田さん「自家製醤油だれに漬け込んだ鶏もも肉で甘酢生姜を包み、香ばしく焼き上げたオリジナル商品。ひとつひとつ手巻きで仕上げており、しっかりと手間をかけた店舗の味が、レンジで簡単に味わっていただけます。鶏もも肉1枚をつかっており、ボリューミーでコスパ抜群のひと品です」

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いかと里芋のうま煮

1袋あたり150g(1〜2人前)

福田さん「前日から下処理して柔らかく仕上げたイカの旨みを里芋に含ませるようにじっくり調理した、まつおかを代表する煮物の副菜です。オンラインショップでは毎月売上のトップ3に入るほどの人気商品。一度食べたお客様は、そのおいしさに必ず納得していただけます。」

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まつおかの味を、より多くの人に伝えるために

福田さん「まつおかは全国の百貨店とともに成長してきたお店。冷凍惣菜でまつおかの味を多くの人に伝え、百貨店にある実店舗に行ってみたい!と思っていただくのが私たちの目標です。そのために、今後も店舗の定番商品や季節商品をどんどん冷凍食品として展開していくので、楽しみにお待ちください!」

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※商品情報や販売状況は2024年11月20日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。