
鯖街道が通る京都の北部で生まれ育ち、幼少の頃から福井・小浜を訪れ、小浜の食材や自然、人々に惹かれ、京都と小浜で地元の素材を生かした和食店を手掛ける中東さん。鯖街道を通して、人と人が出会い新たな文化が生まれたように、中東さんは食を通して京都でも小浜でも人と人をつなぐような中心的存在。そんな中東さんが伝えたい伝統食はもちろん、今生み出している新たな取り組みなど、鯖街道の今をご紹介。
スーパープレゼンター
中東篤志さん

\中東さんからメッセージ!/
「鯖街道を通して若狭から朝廷に様ざまな食や物資が運ばれ、現代まで京都の食を支えてきたのが小浜であることは、歴史を紐解いても明らかです。大人になって久しぶりに行った小浜や鯖街道が元気をなくしているのに気づいて、日本食を語る上で必要な場所がなくなってはいけないと感じました。1000年も紡がれてきた文化を次の1000年にも残していきたい。そんな想いで生産者のみなさんや行政の方たちと協力して、3月の第2日曜日を鯖街道の日に定め、鯖街道のイベントやプロジェクトを運営しています。小浜と京都をつないだ鯖街道の文化を感じながら、伝統と今が織り成す食を楽しんでください。」
PROFILE
父であり、京都「草喰 なかひがし」の主人・中東久雄さんの元で、12歳から料理を学ぶ。高校卒業後バスフィッシングのプロを目指しアメリカへ。23歳でNYの精進料理店「Kajitsu(嘉日)」で副料理長兼GMを務める。現在は、NYと京都を拠点にイベントや飲食店プロデュースなどを行う傍ら、直営で京都と福井の和食店を手掛ける。また、西暦3000年に向けた鯖街道の日プロジェクトを運営する「一般社団法人3000」の代表理事を務める。
福井・小浜
「かどのさん家のへしこ」
こだわり製法で食べやすさを実現
こちらの商品は「おくどさん」ブースで販売。
中東さんのお店とコラボした
「食むすびスタンド by そ/s/KAWAHIGASHI」
ではイートインで提供!


伝統を守りつつ、手間暇かけて生まれる旨み
塩漬けした鯖を米ぬか・塩・唐辛子で一年漬け込んで作る福井の伝統食“へしこ”。へしこ職人・角野高志さんのこだわりは、化学調味料などは使用せず米ぬか・塩・唐辛子のみで、漬ける期間は一年半。臭みや塩辛さを消すため鯖の洗い方にこだわって、旨みを最大限に引き出しています。切り身は、鯖に米ぬかがついている状態で焼くと米ぬかがカリカリになって香ばしさと旨みあふれる味わいに。卵かけごはんにのせるのがおすすめだそう。刺身は、生ハムのような食感で旨みが凝縮。会場の酒スタンドでは、お酒と一緒にお楽しみください。
かどのさん家のへしこ
〈切り身〉(1人前)864円、〈刺身〉(1人前)1,145円

福井で愛され続ける、ハレの日のごちそう
“へしこのなれずし”は、樽に漬けた1段目と2段目のへしこを、約10時間塩抜きして、鯖のお腹に炊いたお米と麹を詰め、2週間ほど樽に漬け込んだもの。福井では、お正月に欠かせない冬のごちそうです。へしこからなれずしになると、鯖の身の塩味が抜けてやわらかな食感に。麹で発酵させることで甘酒に近い甘酸っぱいフルーティな風味が広がります。お酒のおつまみにどうぞ。
さば熟れ鮓キューブ(1人前)648円
福井・小浜
「和久里のごはんや おくどさん」
小浜を味わい尽くすおいしい循環

食材を生かし切る、サステナブルな一杯
中東さんが手掛ける、小浜の食材を90%以上使用する地産地消のレストラン。小浜産のお米はもちろん、そこに至らない割れ米も使っておいしいものを届けたい、そんな想いで完成したのが米粉を使った麺。ひまわりを肥料にした環境にもやさしい“ひまわり米”を使った歯切れよい米粉麺に、小浜で獲れた鯛やブリのアラ、未利用魚を使った魚介白湯スープは最後まで飲み干せるやさしい味わい。具材には、小浜産鰆の幽庵焼きや大胆に盛り付けた若狭わかめ、小浜産卵に小浜レモンなど、小浜の素材をふんだんに組み合わせた新感覚な一杯です。
魚介白湯麺(1人前)1,078円
※イートインのみ
トッピングでさらにおいしく!
炙りサワラ 242円
煮卵 198円
※諸般の事情により、“ひまわり米”ではない別のお米を使用した米粉麺での提供とさせていただきます。お客さまには、ご迷惑をおかけし心よりお詫び申し上げます。あしからずご了承くださいますようお願い申し上げます。

福井のソウルフードを「おくどさん」流に解釈
福井と言えば、見逃せないのがソースカツ丼。豚肉は乳酸菌の餌で育った“ふくいポーク”を使用。旨みが強く、やわらかでジューシーなロースを3枚ものせて、下にはざく切りキャベツがたっぷり。酸味があって少し辛めのソースをかけた、「おくどさん」流ソースカツ丼をお楽しみください。
ミニソースカツ丼(1人前)880円
※イートインのみ

グルテンフリーで心も体にもやさしく
こちらも“ひまわり米”の米粉を使ったグルテンフリーなブラウニーとフィナンシェ。濃厚なチョコレートとくるみの食感も楽しいブラウニーは、冷やすとチョコレートが締まってよりしっとり食感に。フィナンシェは焦がしバターを使うことで、より香ばしさを高めた贅沢な味わい。トースターなどであたためれば、濃厚なバターの風味がジュワッとあふれます。
左から)
おくどさんのブラウニー・
おくどさんのフィナンシェ(1個)各297円
鯖街道の未来を語る。
トークイベント

期間中、若狭から京都へと続く“鯖街道”をテーマに、トークイベントを開催。スーパープレゼンターの中東さんと、鯖街道の食や文化を支える生産者の方々が登場。現場に携わる方々の言葉を通して、鯖街道の歩みとこれからを紐解きます。
ほかにも様ざまなイベントを開催! イベント一覧はこちら
「Percolate
-時を食し伝え残す」写真展

次の1000年に向けて残したい鯖街道の景色
2021 年から2 年 間 、京 都 新 聞のデジタルメディア 「THE KYOTO」で50回にわたって連載された 「Percolate」。中東さんが鯖街道で採れる食材を新たな料理へと仕立て、美術家・八木夕菜さんがその土地に生きる人々や食の風景を写真で伝える——。鯖街道の魅力を多角的に紹介したこの連載は、一冊の書籍にもなりました。今回、会場ではそ の写真展を開催します。

\美術家・八木夕菜さんからメッセージ!/
「鯖街道をめぐった2年間。料理家・中東篤志さんとともに、刻々と移ろう風景のなかで、自然の恵みと人の営みが交わる瞬間を見つめてきました。
千年の歴史を持つ鯖街道を、次の千年へとつなげていきたい——そんな中東さんの想いのもと、毎月その土地を訪ね、生産者の方々の声に耳を傾けながら撮影を重ねてきました。気候や時代の変化に揺れつつも受け継がれてきた知恵。大切に育てられた食材。料理に込められた想い。それらを一枚一枚の写真に刻んでいます。
鯖街道の風土と食の物語を通して、命をいただくことの意味、そしてその奥に宿る美を感じていただければ幸いです。」
PROFILE
写真を軸に「見る」という行為の体験を通して多視点観点から意識の変容を促す作品制作を行う。代表的な個展に、種が持つ生命の営みの儚さや豊かさを紡ぐ「種覚ゆ/The Record of Seeds」(KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭, 2021)、「NOW/HERE」(Pola Museum Annex, 2018)、「視/覚の偏/遍在」(√K Contemporary, 2022)など。主な受賞に「京都国際写真祭」ポートフォリオレビュー最優秀(2016)、「第35回写真の町東川賞」新人作家賞ノミネート(2019)。金沢21世紀美術館収蔵。





















































