バレンタイン

前回好評だったコラボレートの第２弾。アフリカの伝統的な柄や織など、アフリカンテイストを取り入れたファッションを提案するアパレルブランド「クラウディ」。売上げの一部は、アフリカで工場や学校の建設、環境問題へのアクションのための費用に役立てられています。今シーズンはこどもたちがのびのびと遊ぶことができ、家族みんなで笑顔で過ごせるような公園を建設する活動を計画中。そんな取り組みの数々に共感したのが、滋賀県生まれの洋菓子ブランド「クラブハリエ」。2015年に滋賀県内にフラッグシップ店「ラ コリーナ近江八幡」をオープン。滋賀県の地域創生に取り組みながら、こどもたちが自然について学ぶ機会を生み出しています。“誰かのためにアクションを起こす”という2人の共通した想いが今回のコラボレートに結び付きました。

山本 “誰かのために”っていう想いは常に持っていて、地元への貢献や還元に関しては積極的に行ってきました。ただ、世界に目を向けて活動するとなると、ハードルが高いんですよね。まずやり方が分からない。そんなときに銅冶さんと出会って、最初は疑心暗鬼なところもあったんですけど(笑)。活動の内容を聞いているうちに、ただ支援するだけでなくて、そこに文化を創ろうとしているところに共感しました。『自分がやりたかったことは、まさにこれだ!』って感じがしましたね。

銅冶 今仰ってくださったことがすべてですね。初めて山本シェフとお話させてもらったときに、『世の中には表面的なプロダクトが多いじゃないですか。そういうことはやりたくないんです。しっかり現地に目を向けて、本質から解決できる支援がしたい。』と言われたんです。その時に、『あぁ、自分を突き動かしていたことって、こういうことだな』と再確認できましたし、この人と何かやりたい!と純粋に思いました。

山本 こういう活動を仕事として取り組むことで、私たちにとっても、現地の人たちにとってもいいサイクルを生み出せていると思います。スタートのきっかけをくれた銅冶さんには感謝しかないですね。

銅冶 前回のコラボも山本シェフや「クラブハリエ」のみなさんの熱い想いで実現して、お客様に手に取ってもらえたこともうれしいですし、何より現地が少しずつステップアップできているのが自分たちのやりがいにもなっています。

銅冶 バレンタインって“誰かのために”っていう絶好の機会だと思うんですよね。「クラウディ」の場合は、買ってもらうことで、誰かのためなることを大事にしているので、商品を買ってもらった先に、ストーリーが続いていくようなアイテムを提案したいなと思っています。

山本 かしこまったもので はなく、気軽にワイワイ楽しめるようなものを目指しています。今回も「クラブハリエ」のショコラバームを「クラウディ」デザインの特製ボックスに詰めてお届けします。2回目ということで、「クラブハリエ」の世界観に寄せたパッケージも提案してくださったんですけど、すべて却下しまして(笑)。やっぱり自分たちでは思いつかないような、アフリカならではの感性を生かしたパッケージが良いと思ったので。

銅冶 前回のコラボの時、たくさんの人たちが商品を手に取ったり、喜んでくれている映像や写真を見て、現地のデザイナーがすごく感動していたんですよね。こういうひとつのアクションが、彼らの生きがいや働く原動力になっていると思います。

山本 こういう話を聞くと、やってよかったなと思いますし、日本とアフリカがつながっているなと実感できますね。