スイーツ&グルメ2023/3/19 更新
ソーセージには多くの種類がありますが、ウインナーやフランクフルトの違いを説明できるでしょうか?この記事では代表的なソーセージの種類を、味や特徴とともに紹介します。阪急おすすめのソーセージ商品も紹介するので、贈り物の参考にしてください。
ソーセージとは、ひき肉に調味料や香辛料を混ぜ合わせ、牛や豚などの腸に詰めて加熱した食肉加工品の総称です。
私たち日本人の食生活にすっかり溶け込んでいるソーセージですが、発祥の地はヨーロッパ。ソーセージという名前も、塩漬けを意味するラテン語の「salsus」が語源であると考えられています。
ソーセージが考案されたドイツでは、冬は寒さが厳しく、農作物がほとんど育ちません。そこで飼育していた豚を加工して保存食にしたことが、ソーセージの始まりです。今や世界各地にソーセージの仲間とされる食品が存在しており、ソーセージの種類は1,000以上あると考えられています。
世界中にソーセージの仲間とされる食品が見られますが、その分類方法に世界的な基準はありません。しかし日本では、食品・農林水産品についての品質や表示の基準を示した「日本農林規格等に関する法律」、いわゆる「JAS法」によってソーセージの分類が規定されています。
JAS法では主に、ひき肉を詰める「ケーシング」の太さによってソーセージを分類しています。ケーシングはかつて豚や牛、羊などの動物の腸のことを指していました。しかしコラーゲンやセルロースなどの素材を使った人工皮膜の開発が進み、現在ではソーセージの製造時にひき肉を詰める皮膜全般のことを「ケーシング」と呼んでいます。
JAS法ではケーシングの太さ、つまり加熱前のソーセージの太さによって、ソーセージを分類しているのです。
ソーセージとよく混同される食品に、ウインナーがあります。正式名称を「ウインナーソーセージ」というように、ウインナーはソーセージの一種に分類される食品です。この名前は、ウインナーが誕生したオーストリアの首都ウイーンに由来しています。
JAS法では「ウインナーは羊の腸または太さ20mm未満のケーシングを使用したもの」と規定されています。つまりソーセージという大きなカテゴリーの中に、ウインナーという種類がある......ということですね。
JAS法では、よく口にするものからあまりなじみのないものまで、さまざまなソーセージの種類が規定されています。ここからは、代表的なソーセージの種類を、特徴や食べ方などもあわせて紹介しましょう。
お祭りの屋台でおなじみのフランクフルトソーセージは、ドイツの都市フランクフルトが発祥地です。JAS法では「豚の腸または太さが20mm以上36mm未満のケーシングを使用したもの」を、フランクフルトソーセージと規定しています。
フランクフルトソーセージは串に刺して焼くと、焦げ目の香ばしい風味を楽しめます。ポトフなどの煮込み料理に使うのもおすすめの食べ方です。
ボロニアソーセージには、ウインナーやフランクフルトソーセージよりも太いイメージがあるかもしれません。そのイメージ通り、JAS法では「牛の腸または太さが36mm以上のケーシングを使用したもの」と規定されています。
ボロニアソーセージは、イタリアのボローニャ地方の名産品。原料に豚のひき肉だけではなく、ダイス状にした豚の脂身を加えるのが、ボロニアソーセージの特徴です。加熱せずに食べられるため、そのまま薄くスライスしてサラダにトッピングしたり、オードブルなどに使われたりします。
日本ではあまり聞きなじみのないリオナソーセージは、フランスのリヨン地方を原産とするソーセージ。ひき肉にグリーンピースやチーズ、レッドピーマンなどを加えるのが、リオナソーセージの特徴です。JAS法でも、リオナソーセージは「野菜や穀物、ベーコン、ハム、チーズなどを加えたもの」と定義されています。
リオナソーセージは厚めにカットしてステーキのように焼いたり、彩りのよい断面を活かしてサラダや前菜に使ったりして食べられます。
ひき肉にレバーを混ぜ込んで作るものをレバーソーセージといい、JAS法の規定では「原材料の50%未満にレバーを使用したもの」とされています。
ソーセージといっても食感はやわらかく、レバーペーストのようにバゲットやクラッカーに塗って食べることもあります。
イタリア発祥のサラミに代表されるドライソーセージは、乾燥させて保存性を高めた食品です。JAS法では「乾燥させて水分を35%以下にしたもの」と定義されています。
主に豚や牛のひき肉を使用し、なかには数ヶ月間の熟成を経て出荷されるものもあります。スライスしてそのまま食べるほか、ピザのトッピングでも人気のソーセージです。
セミドライソーセージはドライソーセージとよく似ていますが、JAS法では「水分を55%以下にしたもの」と規定されています。ドライソーセージよりも水分量が若干多いため、少ししっとりとしていてやわらかいことが特徴です。
有名なセミドライソーセージには、ロシアのカルパスがあります。セミドライソーセージは、スライスしてそのまま食べるのがおすすめです。
生ソーセージとは、加熱されていないひき肉をケーシングに詰めただけのソーセージです。一般的なソーセージは加熱処理されていますが、生ソーセージはそのままでは食べられないので、購入後に必ず加熱する必要があります。
JAS法では加熱処理したものをソーセージと定義しているため、生ソーセージはJAS法の規定外の食品となります。フライパンやグリルで焼くと、生ソーセージに香ばしい焦げ目が付いて、皮がパリッと食感よく仕上がります。ボイルする場合も、最後に表面を焼き上げることがおすすめです。
ここまでは、日本で販売されている一般的なソーセージを取り上げてきましたが、世界にはより多くのソーセージが存在します。どのようなソーセージがあるのか、味や食べ方などもあわせて見ていきましょう。
スペインのイベリア半島発祥とされる、豚肉を使ったソーセージをチョリソーといいます。パプリカを加えるため、赤色をしていることがチョリソーの特徴です。この色から「チョリソーは辛い」とイメージするかもしれませんが、本場スペインのチョリソーには唐辛子が入っておらず、辛味はありません。
チョリソーはそのまま焼いて食べる以外に、スパニッシュオムレツやパエリアの具材にも使われます。
ドイツ語で「ビールに合うハム」を意味する、太めのソーセージがビアシンケンです。ドイツ語で「ハム」という意味が含まれていますが、ダイス状の豚肉とひき肉を混ぜ合わせてケーシングに詰めているため、ソーセージに分類されます。
ビールのおつまみとしてそのまま食べるほか、フライパンで軽く焼いたり、パンに挟んで食べたりするのもおすすめです。
ブーダン・ノワールは、豚の血と脂を使って作られるフランスのソーセージです。フランス語で「黒色」を意味する「ノワール」が名前に付いているように、黒い見た目と濃厚な味わいが特徴で、くさみはほとんどありません。
焼いたりボイルしたりして食べることが多く、フランスではソテーしたりんごやマッシュポテトを添えて食べられます。
フランスには、ブーダン・ブランというソーセージもあります。先ほどのブーダン・ノワールとは対照的に、「ブラン」はフランス語で「白色」という意味です。豚や鶏の肉を主に使用して、小麦粉やパン粉、牛乳、牛や豚の脂などを加えて白く仕上げます。
フランスでは、ブーダン・ブランを特別な日に食べることが多く、特にクリスマスには欠かせない食材です。
ポーランドでよく作られるキルバサは、豚や牛のひき肉にマジョラムやにんにく、胡椒を加えて作るソーセージです。長めのソーセージなので、真ん中で曲げられたU字の状態で販売・調理されることもあります。燻製して熱を加えるので、スモークの香りも楽しめますよ。
そのまま焼いてもよいのですが、スープや煮込み料理などの具材にしてもおいしく食べられます。
スコットランドの伝統料理であるハギスは、ミンチにした羊の内臓を野菜と一緒に羊の胃袋に詰め、ゆでたり蒸したりして加熱するソーセージの一種です。
内臓のくさみを消すために、香辛料もたっぷり加えて作ります。濃厚な味わいなので、現地ではウイスキーをかけて食べることもありますよ。
肉のうまみや香辛料の香りがたっぷり詰まったソーセージは、贈り物にも人気です。ここからは、阪急百貨店オンラインストアで購入できる、おすすめのソーセージ商品を紹介します。
関西地方を中心に店舗を展開しているステーキハウスが手掛ける、ソーセージとハムの詰め合わせです。
ハムとベーコンのほかに、食べごたえのあるフランクフルトソーセージ、5種類の野菜が入ったベジタブルウインナー、豚肉と本場ドイツのスパイスを使用した上質なウインナーのパスチャーが入っています。
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「那須さらり豚」を使用したあらびきウインナーと、「栃木三鷹」という栃木産の唐辛子を使用したピリ辛ウインナーに加え、特級のロースハムが入ったギフトセットです。
栃木県の那須高原で生まれ育った「那須さらり豚」は、さらりとした脂身とやわらかな肉質が楽しめます。「栃木三鷹」は、強い辛味や鮮やかな色調が特徴の唐辛子です。こだわりの素材を使用したウインナーを、ぜひ味わってみてください。
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6種類のソーセージが詰め合わされたギフトセットです。ハムやグリーンピース、ピクルスが入ったフレンチパティは彩りがよく、オードブルやサンドイッチにおすすめします。味付けした牛肉を粗挽きにしたコンビーフハッシュローフは、食べごたえのある味わいです。
ほかにはボロニアソーセージ、チーズパティ、チキンパティ、ガーリックソーセージが入っています。個性豊かなソーセージを、いろいろな食べ方で楽しんでください。
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ソーセージは日本でJAS法によって規定されているもの以外にも、世界中に数え切れないほど多くの種類が存在します。世界のソーセージを口にする機会があれば、ぜひその味わいを確かめてみてください。
※商品情報や販売状況は2023年03月19日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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