スイーツ&グルメ2022/4/8 更新
この記事では、焼酎のアルコール度数や日本酒との違い、焼酎のおいしい飲み方をご紹介!製造法による焼酎の種類や味わいの違いも分かりやすく解説します。自分に合う焼酎の飲み方を知りたい方や、家飲み用の焼酎を選ぶ際の基礎知識として役立つ内容が満載です。
焼酎は一般的にアルコール度数が20度と25度のものが多いです。また同じ銘柄でも20度と25度のものが販売されていることがあります。なぜこの度数が多いのか、同一銘柄で異なる度数のものが販売されているのかには諸説ありますが、2つの理由が関係していると言われています。
昔、焼酎は25度以上のものしか製造が許可されておらず高価なものでした。戦後の法改正により、25度以下のものも製造販売できるように。度数が低い分酒税率が低くなるため、安価で上質な20度程度の焼酎が庶民の間で普及していきました。
20度の焼酎はなめらかなやさしい口当たりが特徴です。この味わいが好まれ、20度程度の焼酎が普及したと考えられています。戦後に製造拠点となった大分や宮崎県では、20度をストレートやロックで飲むのがポピュラー。同じ銘柄でもアルコールの度数によって香りや風味を変えているものもあり、どちらにもそれぞれの魅力があります。
焼酎は酒税法によって、2つの種類に分類されます。ひとつは、連続式蒸留機で蒸留された「連続式蒸留焼酎」。アルコール度数は36度未満で「甲類」とも呼ばれています。もうひとつが単式蒸留機で蒸留された「単式蒸留焼酎」。「乙類」ともと呼ばれ、アルコール度数は45度以下です。
「連続式蒸留焼酎」の原料は糖蜜など。蒸留機で何度も蒸留を繰り返すことで、純度の高い無色の焼酎になります。
「単式蒸留焼酎」の原料は、麦・芋・米・蕎麦・黒糖などさまざま。1~2回の蒸留で作られるため、素材の風味がしっかりと感じられます。ロックやお湯割り、水割りなどにすると、焼酎本来の味を楽しめますよ。
黒麹菌を用いる沖縄の伝統的な焼酎「泡盛」は、濃醇な味わいが特徴。酒税法上は単式蒸留焼酎に分類され、アルコール度数は30度前後が中心です。
鹿児島・宮崎県名産の「芋焼酎」はさつまいもの甘い風味を感じられます。アルコール度数は蒸溜したての状態で約37〜40度ほど。ただし蒸留後に「割り水」によって調整されているため、これより低くなります。
焼酎と日本酒のアルコール度数を単純に比較すると、焼酎のほうが高くなります。これは、焼酎と日本酒で製造法が異なるためです。
日本酒は「醸造酒」と呼ばれる種類のお酒。原料の米を酵母で発酵させてアルコールに変え、ろ過して固形物を取り除き完成させます。この製造法で作れるお酒のアルコール度数は、最高でも20度くらいです。また酒税法で日本酒(清酒)は22度未満とされ、一般的には15度前後のものがの多く販売されています。ちなみにビールやワイン、紹興酒なども「醸造酒」です。
一方、前述の通り焼酎は蒸留して作る「蒸留酒」で、ウイスキーやウォッカと同じ製造法。焼酎は、醸造した発酵液(もろみ)を蒸留機で気化させたのちに冷却し、液体にして作ります。これを繰り返すことでアルコール度数は96度まで上げることが可能です。しかし実際には、焼酎の酒税法によってアルコール度数は45度以下に制限されており、一般的には25度前後のものが多く販売されています。
日本酒より度数が高い焼酎ですが、それはストレートで飲む場合のこと。焼酎は水やお湯、炭酸水などで割って飲むことも多いため、その際は度数が変わります。25度の焼酎と水を5:5で割ると12.5度、4:6で割ると10度になり、一般的な日本酒よりもアルコール度数が低くなりますよ。
焼酎の香りと味わいをしっかりと感じられる「ロック」。飲みごたえを楽しむなら25度、ふだん水割りで飲むことが多い方は、口あたりがやさしい20度の焼酎で作るのがおすすめです。
グラスに氷を入れて焼酎を氷に当てるようにそっと注ぎ、マドラーで混ぜて作ります。純度の高い市販の大きな氷をグラス山盛りに入れるのがポイント。氷がゆっくりと溶けるため、最後まで冷たい状態を保てます。飲みはじめはダイレクトな素材の味、時間とともに氷が溶けることでまろやかな味わいへと変化するのが魅力です。
水割りはストレートやロックよりもアルコール度数が低く、風味がまろやかなため、焼酎を飲み慣れていない方にもおすすめです。焼酎と水を6:4で割るのが一般的ですが、25度の焼酎なら5:5にしたり、濃い目に作って水を足しながら好みの割合を見つけたりするのも良いでしょう。
グラスに入れた氷の上に焼酎を入れて混ぜ、水を注いで混ぜれば完成です。作り方のポイントは、焼酎のあとに水を注ぐこと。アルコールのほうが水よりも比重が軽いので、焼酎を水のあとに入れると混ざりにくくなるためです。レモンや梅干しをプラスするアレンジもおすすめ!
「お湯割り」は、本場九州で昔から親しまれている飲み方です。麦焼酎や芋焼酎の豊かな香りが引き立ち、心身ともにリラックスできる飲み方と言われています。焼酎とお湯のおすすめの割合は、香りや味をしっかりと感じられる6:4、料理と合わせやすい5:5、マイルドで飲みやすい4:6など。焼酎の度数や飲むシーンに合わせて変化させましょう。
おいしい「お湯割り」の作り方は「水割り」と順番が逆。先にお湯を入れてから焼酎を加えます。先にお湯を入れることでグラスが温まり、お湯と焼酎が対流して自然と混ざるためです。
「炭酸割り」は、爽快なのどごしと焼酎の香りが楽しめる飲み方です。焼酎と炭酸水のおすすめの割合は3:7~4:6で、度数を低めに作るのが一般的。のどの渇きを潤す爽やかな飲み口で、から揚げのような脂っこい料理と相性が抜群です。
作り方のポイントは、冷たい炭酸水を使うことと、炭酸が抜けないように混ぜること。グラスに氷を入れ焼酎を加えて混ぜ、炭酸水を氷に当てないようにそっと注ぎます。マドラーで1~2回、ゆっくりと混ぜて完成。レモンやライムのスライスを加えるのもおすすめです。
焼酎は、アルコール度数が20度と25度のものが多く流通しています。ストレートで飲む場合は、一般的な日本酒よりも度数が高め。ただし水や炭酸水などで割ると、比率によっては日本酒よりも度数が低くなります。クリアな味わいの「連続式蒸留焼酎」は酎ハイで、素材の風味が豊かな「単式蒸留焼酎」はロックでと、お気に入りの飲み方で焼酎をお楽しみください。
※商品情報や販売状況は2022年04月08日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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