スイーツ&グルメ2022/4/6 更新
人気の観光地である沖縄でうまれた「泡盛」。お酒に強い人が飲んでいるイメージですが、一体アルコール度数はどのくらいなのでしょうか?本記事ではアルコール度数や飲み方など、「泡盛」にまつわるあれこれをご紹介します。
一般的な居酒屋や酒屋で手に取ることができる泡盛のアルコール度数は、およそ30度前後。ひとくちに「泡盛」といっても種類はさまざまで、アルコール度数20度前後のものや、なかには50度ほどの商品もあります。
とはいっても、46度以上の商品を「泡盛」として販売できるようになったのは令和になってからのことなのです。
泡盛は酒税法上「焼酎」に分類されており、そのなかでも黒麹を使用した単式蒸留焼酎と位置付けられています。これまで酒税法では、"45度以下の商品のみ"を「泡盛」と表記できるとされていました。
その後令和2年3月に酒税法の改正によって、アルコール度数"46度以上の商品"も「泡盛」と表記することが可能となったのです。
酒税法上では「蒸留酒」に分類される泡盛。日本では焼酎、海外のお酒ではウイスキー、テキーラ、ウォッカなどと同じ部類に分けられています。
焼酎と同じ部類といえど、いくつか違いがあります。まず焼酎には米や芋などさまざまな原料があるのに対し、ほとんどの泡盛にはタイ米が使用されていること。さらに焼酎は黄麹・白麹・黒麹などが使用されますが、泡盛は黒麹のみが使われます。
また泡盛の多くは常圧蒸留でつくられており、一般的な焼酎よりも芳醇な香りを楽しめるのも特徴です。常圧蒸留とは、古代メソポタミア文明時代から存在するとされる昔ながらの蒸留方法。液体を加熱し、その蒸気を集めるというシンプルな製法です。
減圧蒸留は、蒸留釜内部の気圧を下げてから蒸留する方法。常圧蒸留はしっかりとした味わいに、減圧蒸留はすっきりした味わいになるという違いがあります。
全国的に「泡盛」という名前で呼ばれていますが、沖縄の方言では「サキ」と言います。「泡盛」という名称がつけられたのは、1671年ごろ。この年に琉球王国から将軍へ「泡盛」という名目で贈られたのが記録に残っています。1671年以前は、「焼酒」や「焼酎」と表記されていました。
実際に酒瓶を見たことがある人はご存じかもしれませんが、実は沖縄県産の泡盛のラベルには「銘柄名」「原料」「アルコール度数」のほかに「琉球泡盛」と明記されています。
これは「この酒は沖縄県でつくられたもの」という証明のようなもの。沖縄県産とそうでないものを区別するために、2004年より表示されるようになりました。
泡盛を水で割る、もっともスタンダードな飲み方です。泡盛と水の比率はお好みですが、飲みやすさ重視の方はアルコール度数が15~20度ぐらいになるように調整するのがおすすめです。
レモンやシークァーサーなど柑橘類の果汁を入れると、爽やかさがアップ!氷を入れない「ストレート」は、常温でもおいしく飲むことができますよ。
氷を入れたグラスに泡盛を注ぐ飲み方。泡盛独特のキレのある味と、芳醇な香りを存分に楽しめます。時間をかけてゆっくり味わいたいときは、大きめの氷を用意しましょう。相性の良いおつまみは、なんとチョコレート!ぜひお試しくださいね。
泡盛を炭酸水で割る飲み方。シュワっと爽快な炭酸の奥に、泡盛本来のコクが感じられます。炭酸水だけでなく、ジンジャーエールやトニックウォーターなども相性ぴったり。
ひとアレンジ加えたい人は、氷よりも先にライムをグラスに投入してみましょう。柑橘の爽やかな香りが全体に広がるのでおすすめです。シークァーサーやレモンなども合いますよ。
泡盛をお湯で割る飲み方です。泡盛特有の香りが湯気にのってふわりと広がります。体がポカポカと温まるので、冬におすすめ。「のびがきく(水っぽくならない)」特性をもつ泡盛は、お湯で割っても独特の風味を損うことなく味わえます。
より一層泡盛の香りを感じたい人は、「お湯を先、泡盛をあと」に注いでみましょう。お湯の温度や注ぐ順番で表情を変える泡盛を、存分にお楽しみくださいね。
泡盛は無色透明の蒸留酒。よって、カクテルのベースにもぴったりです。アセロラ、柑橘系、グァバなどといったフルーツジュースと相性が良く、泡盛とお好みの比率で混ぜるだけで簡単にカクテルが作れます。
パーティーやアウトドアにおすすめなのが、カットしたフルーツ、炭酸水、泡盛を混ぜて作る「泡盛フルーツパンチ」。烏龍茶、緑茶のようなお茶割りも合います。好みのカクテルにアレンジしてみましょう。
かつて沖縄が琉球王国だったころから愛され続けてきた泡盛。アルコール度数が高いイメージがありますが、水割りや炭酸割りにすることで飲みやすくなります。どんな料理とも相性が良く、食中やホームパーティーなどさまざまなシーンで楽しめるのも魅力。ぜひご紹介した割り方を参考に、泡盛を味わってみてくださいね。
※商品情報や販売状況は2022年04月06日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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