プレゼントや引き出物、ほっと一息つきたいときなど、
さまざまな場面で活躍する"バウムクーヘン"

そんなバウムクーヘンについて今回は、神戸のドイツ菓子メーカーに37年勤務し、ドイツへの留学も経験、ドイツ国家公認の製菓マイスターにも認定された菓子職人、井谷眞一(イタニシンイチ)さんにお話をお伺いしました。

井谷眞一さん 
製菓マイスター 井谷眞一さん 

ドイツで生まれたバウムクーヘン

ドイツで生まれたバウムクーヘン。ドイツ語でバウム(Baum)は「木」、クーヘン(Kuchen)は「お菓子」を意味しています。

発祥の地については諸説ございますが3つの代表的な土地(ザルツヴェーデル(Salzwedel)・コットブス(Cottbus)・ドレスデン(Dresden))が上げられます。

・ザルツヴェーデル(Salzwedel) (1807年)最初のバウムクーヘンが焼かれたと記録が残っている町。形状は自然に焼きあがる凹凸な形状が多い。

・コットブス(Cottbus) 多数の香辛料を使用したバウムクーヘンが多く、形状は寸胴またはカムと呼ばれる櫛で成形されているものが多い。

・ドレスデン(Dresden) バニラ・レモン・食塩をいれるバウムクーヘン多く、 形状カムと呼ばれる櫛で成形されているものが多い。

ドイツではバウムーヘンの定義が決まっている

日本ではなじみのあるバウムクーヘンですが、実は本場ドイツでは特別なお菓子であり、あまり身近な食べ物ではございません。その理由は国立ドイツ菓子協会が定めたバウムクーヘンの基準があるからです。

◎ 国立ドイツ菓子協会が定めたバウムクーヘンの基準は
・油脂はバターのみを使用
・添加物 (ベーキングパウダー) は使用しない。
・配合は卵2に対してバター1・砂糖1・粉類1である。
上記の理由と合わせて、製造に手間もかかることからドイツではバウムクーヘンを製造できる職人が限られ特別な食べ物として扱われています。

現在では、ドイツでバウムクーヘンを焼いているお菓子屋さんは全体の10%未満といわれており、ドイツのバウムクーヘンは基本的にプレーンのみ、 表面にフォンダンを塗って仕上げたものか、チョコレートをバウムクーヘン全体にコーティングしたものの2種類となっております。

日本のバウムクーヘン事情

ここからは日本人のバウムクーヘン事情をご紹介。
ドイツ職人が日本の神戸でバウムクーヘンを出品したことから日本親しまれるようになりました。

日本人のお菓子の嗜好としては、軟らかくしっとりとしており、口どけが良く、軽い食感を好む傾向があります。ヨーロッパ各国の菓子は伝統を守るべく決められた事柄や製法がございますが、日本の洋菓子はヨーロッパと比べて歴史が浅く、 良いと感じるものを各国から取り入れ、また日本人の好みにアレンジされております。バウムクーヘンも同様で、軟らかくしっとり感があり、どちらかというと歯応え感の少ない軽い食感になっているものが多く、自由度の高いバウムクーヘンを楽しむことができます。

しっかりしっとり「BAUM u. BAUM(バウムウントバウム)

今回本場ドイツや日本のバウムクーヘン事情を教えていただいた井谷眞一さんが作るバウムクーヘン「BAUM u. BAUM(バウムウントバウム)」のバウムクーヘン、"ツヴァイベルゲ プレーン"が阪急オンラインストアでもご購入いただけるようになりました。

バウムウントバウム ツヴァイベルゲ プレーン
「バウムウントバウム」ツヴァイベルゲ プレーン 2,052円

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ドイツの製法をもとにマーガリン、ショートニング、ベーキングパウダー不使用で作れられており、しっかりとした食感でありながらも、日本人向けにしっとり仕上げられています。

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※内容は諸説ございます

※商品情報や販売状況は2022年06月07日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。