スイーツ&グルメ2023/9/21 更新
お正月に欠かせない「おせち」。特に、さまざまな品が彩り豊かに詰められた重箱のおせちは、お正月のムードを一気に引き上げてくれますが、なぜ重箱に詰めるのでしょう?そこでこの記事では、おせちを重箱に詰める意味を紹介。お取り寄せできる老舗・人気の重箱おせちも紹介していきます。
おせちは季節の節目ごとに神様にお供え物をする「節供」という風習が起源です。長らくは宮中文化でしたが、江戸時代には庶民にまで広まり、親しまれるようになりました。
さらに江戸時代末期~明治時代にかけて、重箱に料理を詰めるスタイルが確立。「箱を重ねる」という行為に「めでたさを重ねる」という意味を込めて、重箱に詰めるようになったといわれています。
おせちといえば、三段重の重箱を思い浮かべる人も多いかと思いますが、正式な段数は「四段重」です。由来としては、縁起がよいとされる「三」に、さらにもう一段重ねることで縁起を担ぐという願いから四段重になったといわれています。
以下ではおせち料理を重箱に詰める際のルールを詳しく紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
「壱の重」に詰めるのは、祝い肴や口取りなど。祝い肴は黒豆・数の子・田作りが一般的ですが、地域によっては黒豆・数の子・たたきごぼうを入れる場合もあります。
口取りには酒の肴となる、紅白かまぼこ・昆布巻き・伊達巻き・栗きんとんなどが挙げられます。鮮やか、かつ、華やかな料理が並ぶのが特徴です。
三段重の場合も、祝い肴と口取りを詰めます。
「弐の重」に詰めるのは、海の幸を使った焼き物や煮物。鯛の姿焼きやブリの照り焼き、海老の旨煮、はまぐりの旨煮などが並びます。
鯛は「めでたい」との語呂合わせから、ブリは出世魚であることから、などの理由から縁起物として使われています。
三段重の場合は、焼き物と一緒に酢の物を詰めます。
「参の重」に詰めるのは、口の中をさっぱりとさせてくれるような酢の物。紅白なますや菊花かぶ、酢れんこんなどを詰めるのが一般的です。
紅白なますは色合いが祝儀の水引に似ていることから、酢れんこんは「先が見通せるように」といった願いが込められていることから縁起がよいとされていますよ。
三段重の場合は、煮物を詰めます。
「四」が縁起物に不向きなため「与」という字をあてられる「与の重」。そんな与の重には、山の幸を使った煮しめや筑前煮などの煮物を詰めます。
里芋・にんじん・しいたけ・れんこん・くわいなど、食材ごとに願いや意味を持っており、里芋には「子孫繁栄」が、くわいには「立身出世」などの願いが込められていますよ。
▼【まとめ】各段に詰める料理(四段重/三段重)
奇数は縁起がよいとされるため、おせち料理を詰める際にも料理数を意識しましょう。さらに、伊達巻きや昆布巻きなどを切り分ける際にも奇数がベターです。偶数で切り分けるよりも奇数のほうが、見栄えがよくなるのでおすすめですよ。
煮物を詰める際にも、飾り切りした食材などが奇数であるとさらによいでしょう。
重箱に詰める際は、先に大きい物や形のしっかりしたものから詰めましょう。やわらかいもの・細かいものから詰めてしまうと、全体的なバランスが取りにくいうえに、形が崩れてしまう場合があります。
汁気のある酢の物などは、器やカップに入れるのがベター。さらに、食材・料理の高さを合わせると美しく見えるので、高さもぜひ意識してみてくださいね。
「あしらい」とは、料理を盛り付ける際に添えたり、のせたり、敷いたりするものの総称です。おせち料理は華やかさが大切なポイントとなるため、「南天」や「松葉」といった緑の葉や「金箔」などが重宝するでしょう。
また、器としても使える「竹筒」や「ゆず釜」などもおすすめです。紅白かまぼこを飾り切りして「紅白結び」にしてもよいでしょう。
おせち料理を重箱に詰める際には、仕切りをうまく活用しましょう。仕切りを使うことできれいに見えるだけでなく、詰めやすいというメリットも生まれますよ。仕切り方には「田の字」や「市松」、「末広」など、さまざまな種類があるので、以下で詳しく説明します。
その名の通り、田の字のように4つに区切ることができる仕切り方です。重箱が均等に4等分されるので、初心者に特におすすめ。料理の品数が少ない場合にも重宝します。一方、田の字は重箱の中が偶数で仕切られるため、慣れてきたら「市松」に変更するのもよいでしょう。
「市松」は市松模様のように、9つに区切ることができる仕切り方です。重箱が均等に9等分されるので、祝い肴・口取り・酢の物を詰めるのにぴったり!二段重の場合、または、おせち料理の品数が多いときに便利な仕切り方だといえます。
円の仕切りを中心に置き、中心から四隅に線を引くように合計5つに区切られる「末広」。祝い肴や口取り、酢の物を詰めるのに適した仕切り方です。中心が円形になっているので、竹筒やゆず釜などの器をのせてもOK。円の曲線美が、華やかな印象を与えるでしょう。
3~4段の横並行に仕切る「段取り」。一つひとつの仕切りの間が大きいので、煮物や焼き物を詰めるのに適しています。ただし、段取りを採用すると詰める料理数が少なくなるので、あしらいなどをうまく利用して、豪華さが演出できるようにしましょう。
重箱を斜めに3~4段に仕切る「升掛け」も、煮物や焼き物を詰めるのに適しています。斜めに仕切られているので、華やかさがありますが、段取りと同じく詰められる料理数は限られるため、葉ものや金箔、小物などをうまく利用しましょう。
▼【まとめ】重箱の仕切り方の種類・特徴
結論から述べると、おせち料理を詰める日にちに決まりはありません。しかし、年末年始は忙しく過ごす人も多いため、食べる前日には詰めはじめるのがベターでしょう。あしらいなどの飾り物は、食べる直前に盛り付けてもよいですよ。
重箱に詰めるおせち料理をすべて作るには、2~3日かかります。そのため、元日に食べるなら12月29日ごろから作りはじめるとよいでしょう。冬といえど、日持ちは気になるところなので、日持ちしやすい煮物・酢の物などから作るのがGOODです。
18,501円
京都・嵐山に店を構える京料理店「嵐山熊彦」からは、色彩豊かな25品が楽しめるこちらの商品をご紹介。真鱈旨煮や蛸わさび、あわび旨煮など、旨みたっぷりの山海の幸をご堪能いただけます。少量サイズなので、1~2人で食べるのにぴったり。お雑煮などと合わせてお楽しみください。
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21,600円
豪華な三段重にたっぷりと詰められた「わらびの里」のおせち料理。壱の重ではあわび旨煮や焼蟹酢など、弍の重では棒鱈旨煮や合鴨ロースなど、参の重では柚子かぶらや田作り照煮など、全42品が楽しめます。お酒にぴったりな品も多いので、ぜひお気に入りのお酒と一緒に楽しくお召し上がりください。
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24,840円
「ホテルオークラ」が手がけるおせち料理は、細部に至るまで美しいのが特徴。高級感漂う黒塗りの重箱には、ロブスターをはじめ、ローストビーフや真鯛のガランティーヌなど、35品もの料理が並びます。和だけでなく、洋の味わいも楽しめるので、幅広い年齢層から喜ばれること間違いなしです。
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おせち料理は重箱に詰めるだけで、ぐんと華やかさがアップしますよね。重箱には幸せを願う思いも込められているので、ぜひ今年は重箱詰めにも挑戦してみてください。重箱は段ごとに詰める料理も異なるため、ルールも忘れずにチェックしましょう。
※商品情報や販売状況は2023年09月21日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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