第17回蔵元まつりは雄町発祥の地であり、現在も生産量の9割を占める岡山県の蔵元を特集!

100年以上の歴史をもつ酒造好適米"雄町"。数々の酒造好適米のルーツとなっている、原生種"雄町"を使用した日本酒を醸す酒蔵をご紹介します。

酒造好適米"雄町"とは?

主な生産地は岡山県で、100年以上の歴史を持つ品種。栽培が難しいことから生産量が減少し、一度は途絶えかけたことも。各地で交配種として使用され、山田錦や五百万石など数々の酒造好適米のルーツとなっている品種です。濃醇でしっかりとした味わいの酒を醸します。

今回は、一度は途絶えかけた"雄町"を復活させた「利守酒造」をはじめ、全7蔵をご紹介します。

備前エリア「利守酒造」

"酒造りは米作りから"熱い想いを胸に幻の酒米"雄町"を見事復活
代表銘柄:赤磐雄町
地米、地の水、地の気候と風土で醸してこそ真の地酒は生まれると考え、米作りから酒造りまで一貫したものづくりにこだわる酒蔵です。

備前エリア「板野酒造本店」

備中杜氏伝統の味を守り続ける小さな酒蔵
代表銘柄:鬼ノ城
地元足守川の伏流水と岡山産の米だけを使用。岡山発祥の備中杜氏が、酒造りの技術を継承し、創業から150年変わらない伝統の味を守り続けています。

備前エリア「室町酒造」

岡山が誇る"雄町米"と"雄町の冷泉"を用いた地酒づくり
代表銘柄:櫻室町
1688年創業の老舗酒蔵。地元の雄町米と日本の名水百選"雄町の冷泉"を使って造るからこそ、個性ある日本酒が生まれます。

備中エリア「熊屋酒造」

米農家と蔵人が一体となり、地元に根ざした酒を目指して
代表銘柄:庵
創業は1716年と江戸時代にさかのぼり、300年以上の歴史を誇る酒蔵。地元産の酒米にこだわり、特に雄町米での酒造りに精力を注いでいます。

備中エリア「菊池酒造」

伝統を育み、未来へと受け継ぐこだわりの美酒づくり
代表銘柄:燦然
"旨みがあってキレの良い、一度飲んだら忘れられないような理想のお酒"を実現すべく、蔵元自ら杜氏として酒造りを行っています。

美作エリア「辻本店」

"雄町の未来は、御前酒が醸す"この地の農業と、ものづくりを守るために
代表銘柄:御前酒
2年前から、酒米の"全量雄町化"を実現。地酒の価値を新たに発信すべく、女性杜氏が日々酒造りに取り組む。

美作エリア「多胡本家酒造場」

津山で築いた350年の酒造りの伝統と、自然の恵みを一滴に込めて
代表銘柄:加茂五葉
豊かな自然と清流に恵まれた岡山県北部の津山で創業。代表銘柄は、まろやかな旨口、香りふくよかにして淡麗な"加茂五葉"です。

日本酒造りのために栽培されたお米、酒造好適米は100種類以上存在します。雄町のように一度は途絶えかけたが復活した品種や、改良を重ね新たに誕生する品種など。銘柄の違いだけでなく、酒米の違いでお好みのお酒を見つけるのも楽しみのひとつです!この機会にぜひ、"雄町"をご堪能ください。

※商品情報や販売状況は2022年08月23日時点でのものです。
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