第18回蔵元まつりは「次世代を担う蔵元8蔵」を特集。

日本酒造りという日本の伝統文化を守りながら、日本酒の可能性を探し、新たな挑戦を行う酒蔵も。伝統と革新が織りなす日本酒の新たな一面をお楽しみください。

今回は次世代を担う8人の蔵元の熱い想いをご紹介!

秋田県「佐藤酒造店」 良い酒は、自由で楽しい職場から!

代表取締役社長 佐藤 博之さん
代表銘柄:出羽の冨士
楽しくないと良いパフォーマンスを発揮出来ない、という経験に照らし、近年、当社はより自由な社風を核とし、より楽しい職場作りに力を入れています。これにより、皆が一層生き生きと自主的に行動出来るようになり、品質向上の面でも著しい成果を挙げています。これからも、自由で楽しい酒造りを通じ、より多くの人が幸せになれるよう努めたいと思います。

福島県「笹正宗酒造」 1818年創業、伝統とモダン。土地、水、人が醸す酒。

代表取締役社長 岩田 悠二郎さん
代表銘柄:笹正宗

1818年創業で蔵が国の有形文化財に登録されています。現在は喜多方の米農家と連携し、多くの酒米を契約栽培しております。蔵近郊の風光明媚な景観を守るために自社で酒米の栽培等を行うことを視野に入れ、将来的には米のすべてを喜多方産米にすることを目指しています。

新潟県「加賀の井酒造」 丁寧に、そして常により美味しいを追い求めて。

第十八代蔵元 小林 大祐さん
代表銘柄:加賀の井

必要以上の濾過に頼らず、日本酒らしいふくらみのある味と透明感を大切に、自蔵の特徴である「中硬水」の仕込水との相性を考えながらバランス良く表現する事を意識しています。大火を受け新造した酒蔵は、建物内を低温で維持できる環境が整備でき、冬季以外の酒づくりが可能となりました。仕込みの期間が長くなっても、基本に忠実な酒づくりの精神は変えずに向き合っています。

兵庫県「山陽盃酒造」 伝統の技と、最新の技術の融合。

杜氏 壺阪 雄一さん
代表銘柄:播州一献

天保8年(1837年)の創業から184年。本年度より新たな蔵も完成し、今、歴史のなかでもっとも大きな改革が行われようとしています。先祖代々受け継いだ経験や知識などの「歴史」と、新しい技術やアイディアとを融合し、さらに進化した「播州一献」を醸せるよう蔵人一同意気込んでいます。100年先も愛される酒蔵であるよう、未来に繋がる新たな「一歩目の年」という強い覚悟で、皆様により一層喜んでいただける最高の食中酒をお届けできるよう精進して参ります。進化した「播州一献」にどうぞご期待ください。

奈良県「梅乃宿酒造」 新しい酒文化を創造する蔵。

代表取締役社長 吉田 佳代さん
代表銘柄:梅乃宿

歴史を重ねながら学んできたことをもとに、日本酒の可能性を探る。それが、梅乃宿の新たなる挑戦です。グローバル化が加速する時代のなかで、日本酒の楽しみ方はさらなる広がりを見せています。だからこそ次の流れをつくり、多様な楽しみ方を提案することで、梅乃宿のファンを増やしたいと考えています。新しい酒文化を創造する蔵へ。梅乃宿は、新しい一歩を踏み出しています。

岡山県「辻本店」 雄町の未来は、御前酒が醸す。

代表取締役社長 辻 総一郎さん
代表銘柄:御前酒

山間部の小さな蔵元である我々のできることに限りはありますが、だからこそひとつを突き詰めて探求し深化させたい。岡山が誇る雄町のポテンシャルを引き出した酒造りを通し、地域の価値を後世に繋げたいと考えています。当蔵が所在する真庭市周辺での契約栽培、県内各所での雄町生産者の皆様と連携を図りながら、雄町を通じた価値創造に取り組んで参ります。

広島県「藤井酒造」 彩り豊かな故郷の風土を、地元竹原から。

専務 藤井 義大さん
代表銘柄:龍勢

技術が発展し便利になった一方で、地域固有の風土や伝統は失われつつあると感じています。生まれ育った土地の文化を後世に残していきたい!と強く想い、酵母無添加の生もと造りや自然栽培での米作りなど地元竹原の特徴を活かした取り組みをはじめています。そして竹原から風土豊かな日本の魅力を国内外に伝えていきたいです。

高知県「土佐酒造」 活気ある故郷にするため、地元産にこだわって。

代表取締役社長 松本 宗己さん
代表銘柄:桂月

酒蔵のある土佐町は過疎化・高齢化が進んでいます。都会で暮らす中で故郷の大自然の魅力に気づきました。この現状を見て、故郷の明るい未来を描くために持続可能な産業を打ち立て、夢のある仕事を創り出すことを決意。"100%地元産の原料にこだわった酒造り"で地域の活性化に取り組みはじめています。

日本酒造りという伝統を守るべく、様々な取り組みが行わています。日本各地で醸されている日本酒ですが、お酒を通してその土地の文化や伝統を知るのも面白いですよね。これからも日本酒を楽しむためにも、造られている所や、造っている人に想いを馳せてみるのもいいですよね。ぜひこの機会に、蔵元の想いと日本酒を一緒に味わってみてください!

※商品情報や販売状況は2022年08月23日時点でのものです。
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