ナッツとチョコレートが合わさった「ジャンドゥーヤ」は、ナッツの風味を感じたあとにチョコレートがゆっくりと溶ける、濃厚で贅沢な味わいが特徴です。この記事では「ジャンドゥーヤ」とは何か、名前の由来やプラリネとの違い、簡単なレシピなどをわかりやすくご紹介。合わせておすすめ有名ブランドのジャンドゥーヤをご紹介します。

ジャンドゥーヤとは?どんな味?

テーブルにチョコとアーモンドが置いてある様子

ジャンドゥーヤとは、焙煎したヘーゼルナッツやアーモンドを砂糖と合わせてペースト状にし、チョコレートの一種であるクーヴェルテュールと合わせたものを指します。口に広がるナッツの香りと濃厚でまろやかな口どけが特徴です。

舌の上で濃厚なチョコレートがゆっくり溶けていく感覚は、ひと口ずつじっくりと楽しみたい、贅沢な味わいです。チョコレート以外にケーキやクッキー、アイスなどのスイーツもありますよ。

ジャンドゥーヤの名前の由来

ジャンドゥーヤという名前は、18世紀にイタリアで生まれた歌劇に登場する主人公の名前からきています。歌劇に登場するジャンドゥーヤはトリノ人役で、イタリアの都市トリノの象徴として、地元の人たちからとても愛されていました。

この歌劇の主人公と同じように「チョコレート菓子にも人気が集まるように」と願って、同じ名前が付けられたと言われています。

「ブラックサンダー」や「ザ チョコレート」も実はジャンドゥーヤ

ナッツが入ったチョコの様子

ジャンドゥーヤという名は聞きなれないかもしれませんが、日本人になじみ深い「ブラックサンダー」やチョコレート好きの方に大人気の「ザ チョコレート」も、ジャンドゥーヤに該当します。

ロングセラー商品の きのこの山シリーズ では、期間限定で「クリーミージャンドゥーヤ」が発売されていたこともありました。また成城石井では、イタリアの歴史あるチョコレートメーカー デルコンテ社 の「デルコンテ ジャンドイット」の取り扱いがあります。ジャンドューヤは、市販のお菓子として売られているため、気軽に買うことができるお菓子なのです。

ジャンドゥーヤとプラリネの違い

ジャンドゥーヤとプラリネは、使用する原料は似ていますが、作る工程に違いがあります。プラリネは「キャラメリゼ」という砂糖を煮詰めてカラメル色にした糖液をナッツに絡める工程をはさむため、口に入れると香ばしい香りが特徴です。

また、プラリネ自体にはチョコレートは使われていないのに対し、ジャンドゥーヤはチョコレートとナッツを合わせたものを指す、という点でも大きく異なります。

ジャンドゥーヤはおうちでも作れる?

ジャンドゥーヤを自分で作るとなるとむずかしいイメージがあるかもしれませんが、ナッツとチョコレートを合わせるシンプルなお菓子なので、ミルクチョコレートとアーモンドペーストを用意すれば簡単に作れますよ。

ジャンドゥーヤのレシピ

材料

・お好みのチョコレート......150g
・アーモンド......130g

チョコレートは、ミルクチョコレートやダークチョコレートなどお好みのチョコレートでお作りいただけます。
アーモンドは、クルミやヘーゼルナッツなどでもお作りいただけます。

作り方

1. 天板にアルミホイルを敷き、アーモンドをのせます。オーブントースターで焼き色が付くまで焼きます。焼き時間の目安は 160C=8分程度・200℃=5分程度です。 (※1)

2. 素焼きしたアーモンドをミキサーに入れ、ペースト状になるまでかくはんします。 (※2)

3. チョコレートを耐熱ボウルに入れて、湯せんします。

4. 湯せんしたチョコレートに2のアーモンドペーストを入れ、よく混ぜ合わせます。

5. クッキングシートを敷いたバットやアルミのチョコカップにお菓子に4を流し入れて、冷蔵庫で30分以上冷やします。固まったら完成です!

(※1)焼き時間は目安です。機種によって焼き加減が異なりますので、様子を見ながら調整してください。焼き目がついたらOKです。なおオーブントースターがない場合は、フライパンで軽く色がつくまで炒めてください。
(※2)ミキサーがない場合は、市販のナッツペーストで作ることができます

有名ブランドのジャンドゥーヤのおいしさの理由

ジャンドゥーヤは一般的なスーパーで気軽に購入できますし、簡単に手作りもできますが、有名ブランドが手掛けるジャンドゥーヤは別格のおいしさがあります。

有名ブランドのジャンドゥーヤは、チョコレートならではの味わいや風味・食感が格別です。厳選したチョコレートに合わせて細かくナッツを選定するといった「原材料へのこだわり」や、温度や湿度を徹底管理し、計算されつくした味を再現するといった「製造方法へのこだわり」のもと、格別な一品が作られています。

ひと口食べるごとに、濃厚な口どけを楽しむことができますよ。

ジャンドゥーヤの選び方

チョコを選んでいる様子

「ジャンドゥーヤ」とひと言でいっても、チョコレートや加えるナッツの種類によって風味が大きく異なります。商品によって見た目も味もまったく違ってくるので、自分好みのジャンドゥーヤを見つけましょう。

スイーツの種類で選ぶ

ジャンドゥーヤはチョコレートだけでなく、ケーキやアイス、クッキーもあります。自分用に買う際は、まずはお好みのスイーツから選びましょう。

ナッツ・チョコレートの種類で選ぶ

ナッツには、アーモンドやヘーゼルナッツなどさまざまな種類があります。ジャンドゥーヤは、ナッツの種類によっても風味が変わります。また、チョコレートもミルクチョコレートやブラックチョコレートなど甘さによって、ジャンドゥーヤの味わいが変わってきます。購入する際は、原材料やパッケージを見て、使用されているナッツやチョコレートを確認しましょう。

見た目のかわいさで選ぶ

ジャンドゥーヤは、メーカーにより見た目が大きく異なります。また贈答品としてかわいくラッピングしてあるもの、高級感溢れるものなどさまざまな種類があるため、プレゼントとして選ぶ場合は、見た目のかわいさを優先して選ぶのもおすすめです。

ブランドで選ぶ

老舗ブランドのジャンドゥーヤには、そのブランドのこだわりがたっぷり詰まっています。お気に入りのブランドのジャンドゥーヤを選ぶと、自分の好みの味に近いジャンドゥーヤをいただけますよ。

人気有名ブランドのジャンドゥーヤ

1.「ISHIYA」美冬(みふゆ)ジャンドゥーヤ

ISHIYAの美冬(みふゆ)ジャンドゥーヤ
897円

北海道を代表する銘菓「白い恋人」を作っている石屋製菓のジャンドゥーヤです。ジャンドゥーヤをフィリング(※)とし、パイ生地でサンドしています。ナッツはヘーゼルナッツ、アーモンドを使用し、ココア風味のパイでミルフィーユ状に重ねられていますよ。

(※)フィリング=お菓子にはさまれる中身のこと

ミルクチョコレートで全体がコーティングされているので、サクっとしたパイ生地の食感と、チョコレートのパキっとした食感、そして口の中でゆっくりとろけるジャンドゥーヤを一度に楽しめます。

詳しく見る >

あなた好みのジャンドゥーヤを見つけてみて

ジャンドゥーヤは、ナッツとチョコレートを組み合わせる、贅沢な風味と舌触りを堪能できるお菓子です。さまざまなメーカーのジャンドゥーヤを試して、自分好みの見た目・味・食感のジャンドゥーヤを見つけてくださいね。

※商品情報や販売状況は2022年10月31日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。