バレンタインデーは冬の一大イベント。日本では「女性から男性にチョコレートとともに思いを伝える日」として定着していますが、海外にはどのような習慣があるのかご存じですか?この記事では、海外10カ国のバレンタイン事情絶対はずさないおすすめバレンタインチョコレート5選をご紹介します。

海外と日本のバレンタインデーの大きな違いとは?

テーブルに置かれた赤いバラと赤いリボン付きのプレゼント

iStock.com/White Bear Studio

2月14日のバレンタインデーは、海外でも日本でも「ロマンチックな日」として位置付けられている場合がほとんどです。どのような習慣があるのかは国によってもさまざまで、それぞれお国柄が表れているのも興味深いポイントです。

そこでまずは、日本と海外のバレンタインデーで大きく違う点をご紹介します。

日本のバレンタインデー事情

バレンタインデーに女性が意中の男性にチョコレートを贈って思いを伝えるという風習は、実は日本独自のもの。チョコレートを贈る習慣が日本で広まったのは、1960年代から1970年代頃のことです。

バレンタインデーとチョコレートを組み合わせたキャンペーンや広告が女性のハートをつかみ「チョコレートを贈って恋を叶えよう」という一大イベントへと発展しました。

女性から男性へチョコレートを贈るというスタイルは、やがて韓国にも伝承。日本の風習をベースにしたバレンタイン文化が、韓国にも根付いています。

海外のバレンタイン事情

日本のバレンタインデーは「女性から男性へ」チョコレートを贈って想いを伝える一方、海外では「男性から女性へ」贈り物をするのが一般的。「カップルが愛を確かめ合う日」として認識されているケースが大半で、ホワイトデーのようなお返しの習慣もありません。

バレンタインデーは英語で「Saint Valentine's Day(セント・バレンタインズ・デー)」と言います。もともと2月14日は「聖ヴァレンティヌス司教」を記念する日なのです。

ヴァレンティヌス司教はローマ帝国時代のキリスト教聖職者で、イタリア・ウンブリア州出身。自らの信念を貫き、法に反しても愛するふたりのために結婚の祝福をしたことから、2月14日に殉教。その後聖人となりました。今でも「愛の守護聖人」として崇敬されています。

中世以降、バレンタインデーに大切な人へカードを渡して愛を伝える習慣がヨーロッパを中心に広まります。やがて「2月14日は恋人たちの日」として定着していきました。

海外10カ国のバレンタインデー事情をご紹介

ピンク色にきらめく背景とふたつのハート型の置き物

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バレンタインデー発祥の国、イタリアを含む海外10カ国のバレンタインデー事情をご紹介します。

1. イタリア

イタリアでは2月14日は「恋人たちの日」とも呼ばれ、カップルや夫婦が思い思いにロマンチックな時間を過ごします。男性から女性へプレゼントを贈るのが一般的で、なかでも一番人気は赤いバラ。

ウンブリア州には、聖ヴァレンティヌス司教が眠る聖ヴァレンティヌス教会があります。バレンタインデーシーズンになると、愛の守護聖人の祝福を求め、世界中から多くのカップルが訪れます。

2. イギリス

カップルがお互いにカードやチョコレート・花・シャンパンなどを贈り合うのが、イギリス流のバレンタインデー。一説には、バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣はイギリスが発祥といわれています。

そのほか、1868年にキャドバリー社が発売した美しいチョコレートボックスやハート型のバレンタインキャンディボックスが人気を博し、以来バレンタインデーにチョコレートを贈るのが定番化したという説もあります。

3. フランス

フランスでバレンタインデーといえば、恋人水入らず・夫婦水入らずで過ごす「恋人たちのお祭りの日」。普段とはちょっと違う特別感のあるデートをして、愛を確かめ合うのがフレンチスタイルです。男性から女性に赤いバラを贈るケースが多く、香水やジュエリーなども人気です。

4. ドイツ

ドイツのバレンタインデーは、カップルや夫婦間で「男性から女性に、日頃の感謝の気持ちを伝える日」として認識されています。チョコレートではなく、花束やキャンディーを贈るほか、ドイツで幸運のシンボルとされている豚をモチーフにした人形やスイーツを贈ったりもします。

5. フィンランド

フィンランドでは2月14日は「友達の日」と呼ばれ、友達同士でギフトやカードを贈り合うのが慣例です。何を贈るかはさまざまですが、日頃の友情への感謝を伝えるために色とりどりのチューリップを贈るのがフィンランドならでは。チューリップの花言葉は「思いやり」「博愛」です。

6. アメリカ

アメリカでは、2月14日は「愛と感謝を伝える日」。恋人や夫婦がロマンチックなデートをして過ごし、家族とはカードやプレゼントを交換するのが一般的。花束やスイーツのほか、バルーンを贈るのが定番です。2月14日にはピンクや赤の華やかなバルーンが数多くお目見えします。

7. メキシコ

バレンタインデーは「愛と友情の日」として浸透しているのがメキシコです。カップルが愛を確かめ合い、ときにはマリアッチと呼ばれる楽団を招き、男性から女性へ歌のプレゼントをすることも。また、友だち同士でスイーツを贈り合い、友情を深めるための日でもあります。

8. 韓国

女性から男性にチョコレートを贈るのは日本と同様ですが、特に若者の間では大きなバスケットにチョコレートをたっぷり詰め、ゴージャスにラッピングをして贈るのが人気です。

3月14日のホワイトデーのほか、韓国にはブラックフライデーと呼ばれる記念日も。バレンタインデーにもホワイトデーにも縁のなかった恋人のいないシングルの人達が、4月14日に黒い服を着て黒い料理を黙って食べるという、韓国ならではの風習もあります。

9. 台湾

台湾ではバレンタインデーが2回もあります。2月14日は「男性から女性へ思いを伝える日」とされ、男性から女性へプレゼントを贈ったり、おしゃれなディナーに出かけたりするのが一般的。

2回目のバレンタインデーは旧暦の7月7日。織姫と彦星の伝説をもとにした「恋人のための日」として親しまれており、2月14日同様、男性から女性へ贈り物をして思いを確かめ合うのが通例です。

10. タイ

「男性が女性へ愛を告白する日」とされるのが、タイのバレンタインデー。バラの花束と一緒にクマのぬいぐるみをプレゼントするのがタイ式スタイルです。この日にプロポーズをしたり、入籍したりするカップルも多く、情熱的でロマンチックな日として定着しています。

広がり続けるバレンタインデーの楽しみ方

ゴールドのリボン付き水色のギフト箱が置かれている様子

iStock.com/c11yg

日本のバレンタインデーの楽しみ方も、時代とともに多様化しています。大切な人へ贈る「本命チョコ」をはじめ、女友だち同士で贈り合う「友チョコ」、自分へのご褒美の「自分チョコ」、親から子へ・子から親へと贈る「親子チョコ」も定番化。

職場のスタッフやお世話になっている方へ贈る「義理チョコ」は、今や「感謝チョコ」へと名を変えています。

チョコレート自体も、王道のブランドから人気ショコラティエの新作、トレンドを反映した商品まで、実にバリエーションが豊富。贈る相手に合わせて選び分けができるのも、日本ならではです。

男性から女性にプレゼントを贈る逆バレンタインも

海外のバレンタインデーに関する習慣が広く伝えらえるようになったこともあり、男性から女性へ「逆チョコ」を贈る、いわゆる逆バレンタインも増えています。

女性にとっても、バレンタインデーにパートナーの男性からプレゼントを贈られるのはサプライズ感があり、嬉しさもひとしお。テンションが上がることは間違いありません。

おすすめバレンタインチョコ5選

バレンタインにおすすめのチョコ5選をご紹介。どんな相手に贈っても喜ばれるのが、王道ブランドのチョコレート。高級感と上質な味わいを兼ね備えた、選りすぐりの商品を厳選紹介します。

1. 「モンロワール」リーフメモリーギフトボックス15個入り

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1,080円

「モンロワール」は神戸・岡本に本店を構え、"日本の風土に合ったチョコレート" 作りを目指すチョコレート専門店。代表作の「リーフメモリー」は、葉っぱ形のチョコレートが個包装になった商品です。ひとつの包みに3種のチョコが入っていて、異なる味わいが楽しめるのが魅力。個包装なので、気軽な義理チョコ・友チョコにぴったりです。

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2. 「ベルアメール」パレショコラ 5枚

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1,836円

「ベルアメール」は東京・代官山で小さなお店からスタートしたブランドです。見た目に優れた商品が多く展開されていて、なかでも有名なのが「パレショコラ」。丸形の板チョコレートにドライフルーツやナッツなどをトッピングし、洗練されたデザインに仕上げています。箱を開けた瞬間も楽しめる逸品です。

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3. 「デメル」クライネクーヘン

ギフト箱に入れられた「デメル」のクライネクーヘン
2,592円

オーストリア皇室に愛された老舗洋菓子店「デメル」のひと口サイズのチョコレートケーキ。いちじく入りのココア風味、サワーチェリー入りのピスタチオ風味の2種類の生地で、濃厚なチョコレートを包み込みました。ギフト箱もスタイリッシュで、センスが光るバレンタインの贈り物にもってこいです。

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4. 「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」プラリネ 6粒入

ダークブラウンのギフト箱に入れられた「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」のプラリネ
3,294円

風味豊かなナッツとチョコレートが絶妙のハーモニーを奏でるプラリネが3種類・6粒入り。2人で楽しみたいバレンタインギフトにもおすすめです。上質な味わいとビロードのようななめらかな口溶けは、フランスの高級チョコレート専門店「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」ならではです。

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5. 「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」タブレット ボックス

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4,482円

ピーカンナッツ入りのチョコやライフパフ入りのホワイトチョコなど、全4種類が楽しめる「タブレット ボックス」。正方形にカットされたチョコレートがきれいに並ぶ様子に、思わず笑顔になること間違いなしです。特別な時間を演出するのにぴったりなので、ぜひバレンタインデーのプレゼントに選んでみてくださいね。

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海外も日本もバレンタインデーは「特別な日」!

風習は違えど、海外も日本もバレンタインデーはやっぱり特別な日。日本流のスタイルで楽しむのもよし、海外の習慣を少し取り入れて個性をだしてみるのもよし。相手を思う気持ちを大切にしながら、ワクワクドキドキするバレンタインシーズンを楽しんでくださいね。

バレンタインチョコレート博覧会2024

※商品情報や販売状況は2023年11月26日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。