スイーツ&グルメ2022/12/18 更新
チョコレートと生クリームを混ぜて作る「ガナッシュ」。なめらかな口溶けが特徴で、さまざまなチョコレート菓子に使われる素材です。この記事では、ガナッシュの意味や由来をはじめ、おいしいガナッシュの作り方や阪急フードのおすすめ商品などを紹介します。
ガナッシュは、溶かしたチョコレートに生クリームを加えて作るチョコレートクリームのことです。ボンボンショコラやフォンダンショコラ、ケーキのデコレーションなど、チョコレート菓子を作る際によく使用されます。生クリームが入ることで、なめらかかつ濃厚な味わいになりますよ。
シンプルなガナッシュをそのまま使うのもよいですが、フルーツの果肉やナッツ、アルコールなどを加えてアレンジすることも可能です。ガナッシュは、お菓子の幅を広げてくれる素材のひとつといえるでしょう。
「ガナッシュ(ganache)」は、フランス語で「のろま」という意味です。予想外の意味に驚く方も多いはず。
諸説ありますが、誤ってチョコレートに生クリームをこぼした見習いに、師匠が「Quel ganache!(うすのろ!)」と怒ったことに由来しているのだとか。今では当たり前に使われているガナッシュは、実は失敗から生まれたものなのです。
生チョコは、液体状のガナッシュを冷やして固形にしたものです。ひとくちサイズに四角くカットされ、ココアパウダーをまぶしたものが一般的でしょう。つまり、ガナッシュと生チョコレートの違いは形状や食感ということになります。
生チョコレートがお菓子そのものを指すのに対し、ガナッシュは主にお菓子の材料であるという点でも違いがありますね。
ボンボンショコラは、ひとくちサイズのチョコレートのこと。その多くは、ガナッシュをチョコレートで覆ったものです。ガナッシュにフルーツやアルコール、ナッツなどを混ぜ合わせることでバリエーションを広げることができますよ。
プラリネはローストしたナッツと、キャラメル状にした砂糖、そしてチョコレートを混ぜたものを指します。なめらかな口溶けのガナッシュに対し、プラリネはナッツの香ばしい香りと食感が特徴です。
トリュフは、丸い形をしたボンボンショコラのことです。ガナッシュを丸く成形し、固めてココアパウダーやナッツをまぶしたり、チョコレートでコーティングしたりして作られます。高級感のある見た目のため、プレゼントにも喜ばれるお菓子です。
おいしいガナッシュを作るコツは、チョコレートと生クリームを乳化させるために、丁寧に混ぜ合わせることです。目指すガナッシュの「やわらかさ」によって、分量や温度管理を徹底して作りましょう。ここでは、自宅でも簡単にできる基本のガナッシュの作り方を紹介します。
・チョコレート......100g
・生クリーム......100cc
1. 細かく刻んだチョコレートを耐熱ボウルに入れる
2. 生クリームを鍋に入れ、弱火にかけて小さな泡が立つまで温める
3. 2を1に加え、チョコレートが少し溶けてくるまで待つ
4. ゆっくり円を描くように混ぜ合わせ、なめらかなクリーム状にさせる
5. 艶が出るまで混ぜ合わせたら完成
ガナッシュは、生クリームがなくても作ることができます。代用品となるのは牛乳と練乳です。チョコレート100g:牛乳大さじ2杯:練乳大さじ1/2杯の割合で混ぜましょう。
生クリームと牛乳、練乳の成分や水分量は異なります。そのため、生クリームでガナッシュを作るときと同じ割合で牛乳を入れると、失敗することがあるので注意してくださいね。
ガナッシュを作るとき、チョコレートと生クリームが均一に混ざらずに分離してしまったり、うまく固まらなかったりと、失敗をしてしまうことも......。ここでは、失敗の原因と対処法について解説します。
ガナッシュが分離する原因はいくつかありますが、「チョコレートがしっかり溶けていない」「混ぜ方が不十分」「水分が入ってしまった」「生クリームが少ない」などが考えられます。
チョコレートは溶け残しがないように十分に湯煎し、生クリームを少しずつ加えながら混ぜ合わせると分離を防ぐことができますよ。混ぜるときは、水分が入ってしまわないように注意が必要です。逆に水分量が少ないと感じたときは、小さじ2杯程度の生クリームを追加してみましょう。
ガナッシュが固まらない原因は、「生クリームが多い」「ダークチョコレートやホワイトチョコレートなど、カカオの分量が異なるチョコレートを使用した」などが考えられます。
この場合、ガナッシュに刻んだチョコレートを追加して対応しましょう。一度にたくさん加えると一気に固まってしまったり、分離の原因になったりするので、少しずつ加えるのがポイントです。
ガナッシュの口溶けや味わいに変化を加える肝となるのは、チョコレートと生クリームの比率です。ここでは、チョコレートと生クリームの割合ごとにどのような仕上がりになるのか、おすすめの使い方と一緒に解説します!
チョコレート:生クリーム=1:1は、ガナッシュの基本の配合です。できたての温かいガナッシュはなめらかなクリーム状のため、マカロンやパンにサンドしたり、ケーキのコーティングに使ったりするのがおすすめ!常温のガナッシュは絞り袋に入れて、デコレーションにも使用できますよ。
チョコレートと生クリームを2:1の配合にすると、少し固めのガナッシュになります。手で丸めて成形しやすい固さのため、トリュフなどのボンボンショコラを作るときにおすすめです。
生クリームをチョコレートの2倍にすると、よりとろとろしたガナッシュができます。フォンダンショコラのソースやチョコフォンデュなどにぴったりです。冷やして泡立てるとチョコホイップにすることもできますよ。
「アンリ・シャルパンティエ」のチョコレートケーキは、お祝いやイベントにふさわしい華やかなデザインです。チョコ尽くしのケーキにのった、つやつやのキャラメルガナッシュがアクセントに!甘さのなかにある濃厚なキャラメルのコクを楽しんでみてくださいね。
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神戸にあるマカロン専門店「グラモウディーズ」。こだわりが詰まったマカロンのなかには、ガナッシュが使用されているものがたくさんあります。鮮やかなグリーンの「シシリアンピスタチオ」には、ピスタチオとホワイトチョコのガナッシュ、ちょっとめずらしい「ゼスティーユズ」には柚子とホワイトチョコのガナッシュが使用されていますよ。
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チョコレート菓子の定番といえば、ボンボンショコラを思い浮かべる人も多いはず。「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」のボンボンショコラ詰め合わせは、ひと粒ひと粒が違う味です。ダークガナッシュを使用したものや酸味のあるフランボワーズ入りのガナッシュを使用したものまで、幅広く楽しめます。
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ガナッシュは、チョコレートと生クリームの割合で固さや口溶けが変わります。固いものはトリュフ、やわらかいものはボンボンショコラのコーティングに使うなど、用途が広がる素材です。お菓子をよりおいしくするガナッシュをぜひ楽しんでみてくださいね。
※商品情報や販売状況は2022年12月18日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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