スイーツ&グルメ2023/1/11 更新
チョコレートには多くの種類があり、味や食感、香りなど千差万別です。この記事では、カカオ豆の成分量や形状によって異なるチョコレートの特徴と、チョコレート菓子の種類を紹介します。
ぜひ参考にしていただき、チョコレートを選ぶ楽しさを味わってくださいね。
チョコレートは原料に含まれるカカオ豆の成分量により、主に3つの種類に分けられます。チョコレートの種類とそれぞれの特徴を詳しくまとめました。
ダークチョコレートは、含まれるカカオマスの割合が40%から60%で、乳製品を使用していないチョコレートを指します。カカオ本来の渋みと香り、ほろ苦い風味を楽しめるのが特徴です。
カカオに含まれるポリフェノールは健康にも効果が期待できるといわれており、近年注目されている「カカオの含有率が70%以上のハイカカオチョコレート」もダークチョコレートに分類されています。(※)
チョコレートの定番といえばミルクチョコレート。「ダークチョコレートの原料」に全脂粉乳や脱脂粉乳・クリーム粉乳などの「乳製品」を加えたチョコレートです。
ミルクチョコレートは、食べやすく人気の高いチョコレートです。ミルクのマイルドな甘みとコク、カカオの苦みと香りをバランスよく楽しめます。2020年1月の板チョコレート売上ランキングでは、ミルクチョコレートが売上全体の35%ほどを占めています。
ココアバターにミルクや砂糖などを混ぜてつくるチョコレートです。ホワイトチョコレートの最大の特徴は、ミルクを思わせるクリーム色。
カカオマスを原料としたチョコレートは茶色いのが特徴ですが、ホワイトチョコレートはカカオマスではなく「ココアバター」が使われているため、ミルクのような白色になります。
ココアバターもカカオ豆の主成分であることから、チョコレートのひとつとして分類されています。
チョコレートはカカオ豆の成分量だけでなく「カカオ豆以外の材料」や「形状」によっても細かく分類されます。チョコレートの定番である板チョコから、"第4のチョコレート"といわれる最新のものまで詳しく紹介します。
板チョコは溝のある形が特徴の、板状につくられたチョコレートです。多くの菓子メーカーから販売されており、チョコレートといえば板チョコを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
板チョコが独特の凹凸の形をしているのは、小さく割りやすくするためではありません。凹凸の形にすることで表面積が広くなり、固まりやすくなるのが理由です。
ちなみに、板チョコは英語では「チョコレートバー」、フランスでは「タブレット」または「ショコラ」と呼ばれています。
溶かしたチョコレートに、温めた生クリームを混ぜてつくられたもの。生クリームが入ることにより水分量が増えるので、口どけのよいなめらかな食感になります。
主に、ボンボンショコラやトリュフの内側として使われることがほとんどで、欧米ではそのまま食べることはありません。
生チョコは、チョコレート生地に生クリームや洋酒を練り込んでつくるガナッシュを、冷やし固めて四角く切り分けたもの。ガナッシュをそのままの状態で楽しめる生チョコは、独自の改良を重ねてつくられた、日本発祥のチョコレートです。
表面にココアパウダーや粉砂糖をまぶしているタイプは、ガナッシュとの味の違いを楽しめます。水分量が多いため、ほかのチョコレートと比べて賞味期限が短めです。
生チョコの最大の特徴はそのなめらかな口あたり。口に入れるとやわらかく溶けてフレッシュなおいしさを楽しめます。
コクのある濃厚な甘みが人気のプラリネは、ナッツの風味と食感を楽しめるのが特徴。砂糖を煮詰めてできたカラメルに、アーモンドやヘーゼルナッツを混ぜたものです。
すりつぶしてペースト状にしたものは、ボンボンショコラの中身としても使われます。できあがったペーストに、溶かしたチョコレートを混ぜ合わせることも。
煮詰めた砂糖にナッツを絡めることで、特有の香ばしい香りや味わい深さが生まれます。
ジャンドゥーヤは、ローストしたヘーゼルナッツに砂糖を加えてすりつぶしてペースト状にし、チョコレートを混ぜ合わせたものです。ヘーゼルナッツにアーモンドなど他のナッツを加えることもあります。
主に、ボンボンショコラの中身として使われるほか、そのままでもおいしく食べられます。
プラリネと同じ材料が使われていますが、ジャンドゥーヤはナッツをキャラメリゼせずに使うなど工程が異なるため、風味や食感に違いがあります。
ひと口サイズのチョコレートという意味のボンボンショコラは、チョコレートのコーティングの中にプラリネやガナッシュ、キャラメルなどの詰め物をしたチョコレートです。
ボンボンショコラの製法は、モールドタイプとエンロバータイプの2種類あります。
モールドタイプは、モールドと呼ばれるチョコレートの型にガナッシュなどの詰め物を流し込み、仕上げにチョコレートでふたをします。一方エンロバータイプは、プラリネやガナッシュなどに上からチョコレートでコーティングしたものです。
トリュフの名前は、独特の丸い形状が高級食材であるトリュフに似ていることに由来しています。
チョコレートに生クリームを混ぜたガナッシュを丸め、粉砂糖やココアパウダーをまぶしたり、チョコレートをかけたりしてコーティングします。
特にココアパウダーをまぶしたものは、土から掘り出したばかりのトリュフをイメージしています。中の詰め物とコーティングにはさまざまな種類があり、組み合わせ次第でいろいろな食感とフレーバーを楽しめます。
一般的にココアバターの含有量が多いチョコレートが、クーベルチュールチョコレートです。ココアバターを多く含んでおり、なめらかで細工がしやすいため、ボンボンショコラやケーキのコーティングに使われます。
高級チョコレートとして位置づけられている場合がありますが、本来は製菓用として用いられているチョコレートです。
第4のチョコレートとして近年話題になっているルビーチョコレート。その美しいピンク色は、ルビーカカオの持つ成分に由来しており、着色料を一切使用していません。
ピンク色のチョコレートといえば、ストロベリーチョコレートを思い浮かべる人も多いかと思いますが、ルビーチョコレートは、ベリー系のさわやかな酸味とフルーティーな風味が特徴です。
華やかな印象のルビーチョコレートは、ギフトとしても喜ばれます。
チョコレートのパッケージには「チョコレート」や「準チョコレート」と表示されているのをよく見かけますが、2つの違いをご存知でしょうか。チョコレート生地に使われるカカオ分やココアバターなどの割合により、以下のように分類されます。
【チョコレート】
・カカオ分が35%以上
もしくは
・カカオ分21%以上で、カカオ分と乳固形分の合計が35%以上
上記に該当するチョコレート生地を全重量の60%以上使用したもの
【準チョコレート】
・カカオ分が15%以上
もしくは
・カカオ分7%以上で乳固形分12.5%以上
上記に該当する準チョコレート生地を全重量の60%以上使用したもの
チョコレート生地もしくは準チョコレート生地が、全重量の60%未満のもの(例えばんフルーツやナッツ・ビスケットなどの食材と組み合わさったチョコレート)は、「チョコレート菓子」「準チョコレート菓子」と呼ばれます。
ピュアチョコレートの最大の特徴は、ココアバターとカカオマスのみ、もしくはココアバターのみを原材料としている点。厳選された材料だけで作られており、市販のチョコレートによく使われている植物性油脂が入っていません。
こだわり抜いた素材を使ったピュアチョコレートは、カカオ本来の風味や香りが特徴で、柔らかな口どけとカカオのおいしさをダイレクトに楽しめます。
チョコレートが多くの種類に分類されるのは、原材料や製法の違いによるものです。種類豊富なチョコレートを深く知ることで、より選ぶ楽しみや味わう喜びを感じられることでしょう。
この記事を参考に、ぜひ自分だけのチョコレートを選んでみてくださいね。
【参考文献】
※ みんなの健康チョコライフ/株式会社明治
※商品情報や販売状況は2023年01月11日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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