スイーツ&グルメ2023/1/22 更新
乾燥昆布や昆布の佃煮といった加工食品は、一般的に賞味期限が長いイメージです。そのため買いだめしてしまい、「賞味期限がかなり前に切れている乾燥昆布を発見してしまった」といった経験がある人もいるのではないでしょうか。そんな事態を避けるためにも、この記事で昆布の賞味期限や期限が切れた昆布が食べられるかを判断する方法、上手な保存方法についてチェックしましょう。
昆布を使った食品には乾燥させたものや、佃煮や塩昆布に加工したもの、生昆布などさまざまな種類があります。
この記事ではそれぞれの賞味期限の目安や、適切な保存方法をご紹介。また、賞味期限が切れてしまった場合や昆布の表面が白くなった場合に、食べられるかどうかを判断する方法も解説します。
市販されているほとんどの食品には、賞味期限、または消費期限が記載されています。この2つには以下のような違いがありますよ。
・賞味期限......記載されている「年月日」までその食品を''品質が変わらずにおいしく食べられる期限''のこと。スナック菓子や缶詰、インスタントラーメンなど、比較的日持ちのする食品に表示されている。
・消費期限......記載されている「年月日」まで''安全に食べられる期限''のこと。お弁当やケーキなどのように、およそ5日以内で品質が劣化するものに表示されている。
いずれも、未開封で正しい保存法を守った場合に限り適用されます。
生昆布は保存がきかない食品のため、1〜2日のうちに食べきりましょう。パッケージには賞味期限ではなく、消費期限が記載されることがほとんどです。消費期限が過ぎたものは傷んでいる可能性があるので、食べないようにしましょう。
出汁用や煮物用として売られている乾燥昆布は、水揚げされてから乾燥させるだけでなく、味わいを深めるために専用の倉庫で2〜3年程度長期熟成させてから出荷されます。水分が少ないため賞味期限は長く、袋詰めされてから1〜3年程度が一般的です。
乾燥昆布は開封後も保存がききやすいのが特徴です。湿気や直射日光を避け、正しい方法で保存すれば1年以上は食べることができるでしょう。適切な保存方法についてはこの記事の後半で解説します。
昆布の佃煮は、水で戻した乾燥昆布に砂糖・酒・しょうゆなどで味を付けながら水分を飛ばして作る保存食品です。市販の昆布の佃煮の賞味期限は味の濃さや水分量によって異なりますが、常温で1ヶ月〜半年程度のものが一般的です。
開封前は常温保存が基本です。開封後は空気に触れないよう密閉して冷蔵庫で保管し、1週間を目安に食べきりましょう。
塩昆布は傷みの原因となる水分が少ない食品のため、賞味期限は一般的に常温で半年〜1年と長めです。
開封後は空気に触れないように密閉して常温で保存し、1ヶ月を目安に食べきりましょう。また、冷蔵庫での保存は結露により劣化する可能性が高いため、冷蔵保存の記載がある商品を除き、必ず常温で保存しましょう。
とろろ昆布は何枚もの昆布を重ねて側面を薄く削ったものです。とろろ昆布も水分が少ないため、賞味期限は常温で半年〜1年ほどのものが多いです。
開封後は1週間を目安に食べきりましょう。とろろ昆布は塩昆布と同様に、開封後は冷蔵庫の保存は避け、しっかりと密閉した状態で常温で保存してください。
前述したとおり、乾燥昆布は保存がききやすい食品で、保存状態が良ければ期限切れでも食べられるケースが多いです。ここでは、具体的に期限切れからどのくらいの期間まで食べられるか見ていきましょう。
乾燥昆布は日持ちのする食品です。賞味期限が1ヶ月切れてもカビや湿気などの異常がなければ問題なく食べることができます。
乾燥昆布は長期間熟成によって味に深みが出るため、長いものでは出荷前に5年以上熟成させるものもあります。そのような商品でも賞味期限は表記しないといけないため、多くの乾燥昆布には1〜3年の賞味期限が設定されています。
出汁にこだわる料亭では、仕入れた昆布をさらに1〜2年ほど寝かせてから使うこともあるそうです。そのため、一般家庭でも正しい方法で保存し、異常がなければ、賞味期限から1〜2年程度過ぎても問題なく食べられるでしょう。
乾燥昆布の表面に付いている白い粉の正体をご存じでしょうか?
この白い粉はカビではなくマンニットという成分で、食べても問題はありません。マンニットは甘味成分の一種で、昆布を乾燥させる過程で中の水分と一緒に表面に染み出して、白い粉状に付着します。
マンニットは旨味成分でもあるので、使用する際は洗い流したりしないようにしましょう。表面の汚れが気になる場合は、硬くしぼった布巾などで軽く拭き取るようにするのがおすすめです。
乾燥昆布の表面の白い粉の多くはマンニットですが、保存状態が良くない場合は白いカビが発生することもあります。
マンニットの場合は "白い粉状" なのに対し、カビの場合は "白い綿状" でカビ特有の匂いもします。両者を見分ける場合は、上記の基準に従ってチェックしましょう。カビだと判断できた場合は食べるのを控えたほうが安心です。
傷んだ乾燥昆布の特徴には次のようなものがあります。
・色......茶色く色あせている
・手触り......湿気ってやわらかい
・カビ......綿状の白いカビが付着
・害虫......ゴマ粒のような小さな虫がわく
見た目をチェックしたとき、上記のような異常が見られた場合は、食べずに破棄するようにしましょう。
乾燥昆布の劣化が進むと、「磯の香りが薄くなる」「カビ臭い」など香りにも変化があります。香りが薄くなる程度であれば、風味は落ちていますが食べることは可能です。カビ臭い場合は食べるのを控えたほう良いでしょう。
乾燥昆布は湿気と直射日光によって劣化が進みます。保存袋・保存容器に入れ、なるべく空気に触れさせないようにしっかりと密閉し、直射日光の当たらない涼しい室内で保存しましょう。この際、使いやすい大きさにキッチンバサミで切ってから保存すると便利です。
室温が上がりやすい夏場は、温度が一定に保たれる冷凍・冷蔵保存もおすすめです。匂い移りや結露を防ぐために、しっかりと密閉することがポイントです。
生昆布は保存袋・保存容器に入れて冷蔵庫で保存し、1〜2日のうちに食べきりましょう。食べきれない場合は冷凍保存も可能です。購入後、なるべく早く冷凍用の保存袋に入れて空気を抜いて冷凍庫へ。冷凍保存の目安は1ヶ月ほどです。
厳選された北海道道南産の真昆布を絹のように極細に削ったとろろ昆布。太白とろろとは、昆布の "一番おいしいところ" といわれる中心の白い部分だけを削った贅沢なとろろ昆布です。ふわふわとやわらかな食感が楽しめますよ。熱々のごはんにのせて召し上がってください。賞味期限は常温で120日です。
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「おきな昆布」は創業150年を超える老舗の昆布舗。やわらかうま煮は大阪土産として定番の塩昆布に甘味を加えて炊き上げた佃煮です。食べ応えのあるもっちりとした食感はお茶請けにもぴったり。賞味期限は常温で60日なので、手土産にも向いています。
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「丹波屋」の定番商品の松茸昆布は、松茸の香りと昆布の旨味が調和した贅沢な佃煮。とろっとやわらかく肉厚な昆布は、松茸に負けない存在感です。しっかりとした味わいはお茶漬けにおすすめ。賞味期限は常温で90日と、保存期間が長めなのもうれしいポイントです。
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「永田屋昆布」の看板商品の黒潮は、まろやかに炊き上げた北海道産の天然真昆布に、自家製のまぐろでんぶを合わせた一品。肉厚な昆布の食感とまぐろの豊かな香りがお酒のお供にもぴったり。賞味期限は常温で2ヶ月なので、ゆっくりと楽しめるのがうれしいですね。
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「花錦戸」はすっぽん鍋が名物の大阪の老舗料亭。こちらはすっぽんの出汁で炊いた昆布を松の葉のように細かく刻んだ贅沢な一品。熱々のごはんにのせたりお茶漬けにしたりすると、すっぽんの香りがふわっと立ち込めます。賞味期限は常温で6ヶ月と長めなので、ギフトにもぴったり。
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昆布のなかでも、生昆布は保存期間が短く、早めに食べきる必要がある食品です。乾燥昆布や佃煮は賞味期限が切れてしまってもしばらくは食べられますが、正しい方法で保存しないとすぐに風味が落ちてしまいます。こちらの記事を参考に、湿気や直射日光を避けておいしい状態をキープしてくださいね。
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※商品情報や販売状況は2023年01月22日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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