夏の土用の丑の日にはうなぎを食べるのが恒例です。そもそも、なぜ土用の丑の日にうなぎを食べるのかと疑問に思ったことはありませんか?この記事では、「土用の丑の日」と「うなぎ」の関係や、うなぎの値段が高い理由について解説します。お取り寄せできる絶品うなぎもご紹介しますよ。

なぜ丑の日に「うなぎ」を食べるのか

職人が炭火でうなぎを焼いている様子

iStock.com/kuppa_rock

土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が日本で根付いたのは、江戸時代のことです。では、なぜ土用の丑の日とうなぎが結び付いたのでしょう。

有力視されているのは、蘭学者だった「平賀源内(ひらがげんない)」が広めたという説です。「夏場はうなぎが売れなくて困る」とうなぎ屋が平賀源内に相談。そこで提案されたのが「土用の丑の日はうなぎの日」として店でPRすることでした。

PR作戦は大成功。土用の丑の日にうなぎが飛ぶように売れたことから、ほかのうなぎ屋もあとに続きました。やがて庶民の間で、土用の丑の日にうなぎを食べるという習慣が浸透したといわれます。

土用の丑の日「食べたいけれどうなぎが高い......」との声も

黒いお重にもられたうなぎの蒲焼

iStock.com/kuppa_rock

土用の丑の日にうなぎの蒲焼がずらりと店頭に並ぶ光景は、まさに夏の風物詩。とはいえ「値段が高くて、うなぎは高嶺の花......」といった嘆きの声も多く聞かれます。

うなぎの値段が高い理由は、うなぎの資源量が減少し、需要と供給のバランスが崩れてしまっているから。2003年以降、うなぎの値段は上昇を続けています。

「天然うなぎの値段が高いのはわかるけれど、養殖うなぎも高いのはなぜ?」と思われるかもしれません。しかし、店で販売されているうなぎの大半は養殖ものなんですよね。

養殖うなぎは「しらすうなぎ」といううなぎの稚魚を仕入れて育てられます。うなぎの稚魚が減少すれば、仕入れ価格も高騰......。私たちが手に入れるうなぎの値段も高くなるのは致し方ないといえます。

2023年の土用の丑の日はいつ?

テーブルに置かれた7月のカレンダーと観葉植物

iStock.com/Jerome Maurice

土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前のそれぞれ約18日間の呼び名です。丑の日とは、十二支で日にちを数えた場合の丑の日のこと。

一般的に「土用の丑の日」とは夏土用の丑の日のことを指しますが、丑の日自体は各季節に1回または2回あります。2023年の夏土用の丑の日は7月30日です。

2022年~2024年の土用の丑の日はいつ?

<2022年の土用の丑の日>
1月24日、4月18日、4月30日、7月23日、8月4日、10月27日

<2023年の土用の丑の日>
1月19日、1月31日、4月25日、7月30日、10月22日、11月3日

<2024年の土用の丑の日>
1月26日、4月19日、5月1日、7月24日、8月5日、10月28日

丑の日に「う」の付く食べ物を食べると縁起がいい?うなぎ以外の食べ物を紹介

きゅうり数本と白いボウルに入れられた輪切りのきゅうり

iStock.com/SUSANSAM

古くから、土用の丑の日に「う」の付く食べ物を食べると体によく、縁起もよいとされてきました。食べ物を食べることで夏バテ防止を実践してきた、先人たちの知恵が感じられますね。

うり

夏に旬を迎えるのが、きゅうりや冬瓜といったうり科の野菜です。水分やカリウムが多いため、体の余分な熱を冷ましてくれます。

うどん

食欲が落ちたときでも、するするっとのどを通りやすいのがうどん。消化もよく、胃腸が疲れやすい夏場にもぴったりです。

梅干し

梅干しは、汗とともに失われがちなクエン酸を豊富に含んでいるのが特徴です。クエン酸パワーで疲労回復効果が期待できます。

土用の丑の日に絶品うなぎを堪能しよう【おすすめのお取り寄せ商品5選】

1. 「堀忠」炭火手焼き鰻個食パック4入り

ギフト箱入りうなぎの蒲焼個食パックのセット
5,940円

袋のまま電子レンジで加熱するだけでOK。とっても便利なうなぎの個食セットをご用意しました。炭火で手焼きしたうなぎが一食分ずつ個包装され、皮は香ばしく身はふっくら。アツアツのご飯に温めたうなぎをのせ、たれと山椒をかけて召し上がってくださいね。

詳しく見る

2. 「近江今津 西友」うなぎ茶漬

水玉模様の器に盛られたうなぎのお茶漬け
5,940円

うな丼もよいけれど、さっぱりと食べたいときはうなぎのお茶漬けはいかがでしょう。白焼きにしたうなぎを、山椒といっしょにじっくり煮あげて佃煮にしました。お茶漬けはもちろんのこと、酒の肴としてもおすすめですよ。

詳しく見る

3. 「魚の北辰」 焼津冷蔵 国産うなぎ詰合せセット

黒いギフト箱とさまざまな形状のうなぎの蒲焼4袋
7,380円

丼をはじめ、巻き寿司やちらしにも使えるうなぎの蒲焼を詰め合わせにしました。うなぎ1尾の蒲焼1袋、丼用にカットした蒲焼が2袋、刻みうなぎが1袋入り。国産うなぎを専用の蒸庫で深蒸し、3度のたれ漬けで焼き上げており、甘辛いたれが食欲をそそりますよ。

詳しく見る

4. 「炭焼きうなぎの魚伊」魚伊一貫作り 炭火焼うなぎ蒲焼き

白い皿に盛られたうなぎの蒲焼
7,560円

老舗が手がける、蒸さずに焼く関西焼きのうなぎです。うなぎの養殖から調理まで一貫生産しており、自家養殖したうなぎは皮がやわらかく、ほどよい脂がのっています。職人が備長炭で丁寧に焼き上げたうなぎをご堪能ください。

詳しく見る

5. 「江戸焼うなぎ 鰻萬」うなぎ蒲焼3尾セット

赤紫色のギフト箱とうなぎの蒲焼3パック、黒い皿にのせられた串打ちしたうなぎ
10,788円

江戸焼きのうなぎの蒲焼は、背開きしたうなぎを一度蒸してから焼き上げるスタイル。皮はパリッと身はふっくらとしており、口の中でとろけるようなやわらかさが魅力です。あっさりとした上品なうなぎの味わいをお楽しみいただけますよ。

詳しく見る

土用の丑の日はやっぱりうなぎで決まり!

土用の丑の日にうなぎを食べるようになったきっかけや背景、値段が高い理由などがわかってくると、うなぎの楽しみ方もまた変わってくるのではないでしょうか。日常的に食べることはむずかしいうなぎですが、土用の丑の日だけはやっぱりうなぎで決まりですね!

鰻のお取り寄せ 特集を見る

※商品情報や販売状況は2023年02月13日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。