スイーツ&グルメ2023/3/21 更新
夏を迎えると食べる機会が増えるうなぎ。実は食べられるうなぎは1種類だけではないのをご存じでしょうか。この記事では、うなぎの種類やおいしいうなぎの選び方などをご紹介!天然・養殖の違いや産地の違いだけではない選び方を、ぜひチェックしてみてくださいね。
自然界には19種類のうなぎが存在するといわれています。しかし、そのすべてが食用として利用できるわけではなく、食べられるものはたったの4種類しかありません。
"天然か養殖か" もしくは "国産か中国産か" といった分類が一般的ですが、種類による違いもチェックしてみると、いつもよりもうなぎがおいしく食べられるかもしれませんよ。
一般的に食用うなぎは「二ホンウナギ」「ヨーロッパウナギ」「アメリカウナギ」「ビカーラ種」の4種類であるとされています。それぞれのうなぎにはどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは食用できる4種類のうなぎ、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
食用うなぎのなかでも、多く食べられているのがこのうなぎです。日本各地に生息し、成長すると1m前後程度の大きさになります。
二ホンウナギの見た目の特徴は、すらっとしたスマートな体つき、背側が緑~黒で腹側は白の体色、小さな目、上あごよりも下あごが出ていることなどです。
ヨーロッパウナギの体長は1m未満と二ホンウナギよりもやや小さめですが、太さがあり脂がのっているのが特徴です。生息地は北大西洋やヨーロッパ各地の河川など。
産地ではトマト煮込みや燻製、ソテーなどで食べられていますが、日本風の蒲焼きや白焼きでもおいしく食べられます。
北米の東海岸が主な生息地のうなぎです。フィリピンなどで食材として出回っていますが、日本ではあまり流通していません。
大型のアメリカウナギは身に厚みがあり、ふっくらとした食感が特徴です。
フィリピンやインドネシアなどに生息し、二ホンウナギの代わりとして国内で養殖されるようになったうなぎがビカーラ種です。日本で食べられるうなぎのほとんどは、二ホンウナギかこのビカーラ種であるといわれています。
見た目は二ホンウナギよりやや短めで太め、身はやわらかく白っぽいのが特徴です。うなぎ本来の風味や脂は少なめですが、味は良いとされています。
日本で見られる天然うなぎは二ホンウナギとオオウナギ、もしくは放流によるヨーロッパウナギなどがあります。ここでは二ホンウナギとオオウナギの違いについて詳しく見ていきましょう。
二ホンウナギの体長は1m前後ですが、オオウナギはその倍ほどの大きさがあります。
どちらも日本に生息していますが、二ホンウナギは比較的幅広い地域に生息するのに対し、オオウナギは主に四国や九州、沖縄の暖かい地域に生息します。
味の点では、オオウナギは二ホンウナギなどほかの食用うなぎと比べると脂が少なく淡白な味わいで、身は固めなのが特徴です。
うなぎの生産は、温暖な気候できれいな水が豊富にある地域で盛んにおこなわれています。主な生産地とうなぎの特徴は以下のとおりです。
・鹿児島県......生産量、流通量はトップクラス。温暖な気候ときれいで豊富な地下水が養殖に適している
・宮崎県......うなぎ養殖の新興地。水質の良さから臭みの少ないうなぎが生産できるといわれている
・愛知県......西尾市での生産が盛ん。矢作川の水を用い自然に近い環境で育てているのが特徴
・静岡県......うなぎの養殖発祥の地ともいわれる。代表的な生産地は浜名湖周辺
・高知県......小規模ながらも、低温環境下で育てられる「低温うなぎ」など独自の取り組みをおこなう事業者が多い
スーパーなどで販売されているうなぎには、「養殖」や「天然」、「国産」や「中国産」などといった情報が表示されていますが、その定義について詳しく知らない方も多いかもしれません。
ここでは養殖と天然、国産と中国産それぞれの違いについてご紹介します。
養殖うなぎと天然うなぎで大きく異なるのは生息環境の違いです。
天然うなぎとは川で捕獲されたうなぎを指します。天然うなぎの品質は棲む場所の水質や食べているエサに大きく影響されるため、個体によって差があるのが特徴です。
一方、養殖うなぎは稚魚の段階で水質を管理された養殖池に移され、飼育用のエサによって育てられます。つまり、養殖された場所による違いはあるものの、同じ場所で育てられた養殖うなぎの品質はおおむね安定しているといえるでしょう。
天然と養殖では味わいも異なります。養殖うなぎは脂がよくのっていて、天然うなぎは引き締まった身とさっぱりとした味わいが特徴です。
養殖うなぎのうち、国内で養殖されたものが「国産うなぎ」です。日本の自然界で獲られるうなぎは「天然うなぎ」であり、国産うなぎとは呼びません。
スーパーや通販などでは国産うなぎと並び「中国産うなぎ」もよく見かけますよね。国産と中国産ではそもそもうなぎの種類が異なります。国産うなぎは二ホンウナギ、中国産うなぎはヨーロッパウナギです。
中国産のほうが大ぶりで価格も手頃なのが特徴。味の違いとしては、国産うなぎは旨味が濃く、皮が薄めで身が引き締まっている傾向にあり、中国産うなぎは脂が多く、皮・身が厚く弾力がある傾向にあります。
養殖うなぎと天然うなぎの違いは生息環境にあり、国産うなぎと中国産うなぎには種類の違いがあることがわかりました。ここでは天然か養殖か、国産か海外産かを実際に見分ける方法をご紹介します。
天然うなぎと養殖うなぎのは、体の色で見分けることができます。
養殖うなぎの体色は背側が青みがかった黒色、場合によっては銀色とも表現できる色で、腹側は白色です。一方、天然うなぎは背側が緑色~黒色、腹側が黄色味を帯びています。
スーパーなどでいくつかの種類のうなぎが販売されている場合、価格の高いほうが国産です。中国産うなぎと国産うなぎとでは、価格が倍近く違うことも少なくありません。
またほとんどの場合、パックのラベルには産地表示があるため、国産か海外産かを見分けることはむずかしくないでしょう。
スーパーなどでパック入りのうなぎの蒲焼きを購入するケースも多いでしょう。このような商品を選ぶ際のポイントは「幅の広い平らなうなぎ」を選ぶことです。
一見、厚みのあるうなぎのほうが、身がふっくらとしていておいしそうに見えますが、皮が固い可能性があります。皮もやわらかいおいしいうなぎを選ぶなら、平らなうなぎを選んでみてくださいね。
白焼きのうなぎに山椒を入れてじっくりと炊き上げた、お茶漬け用のうなぎの佃煮。お茶と合わせることで、香ばしい風味が口いっぱいに広がります。そのままお酒のおともとしてもいかがでしょうか。とくに日本酒のアテにはおすすめのひと品です。
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炭火で焼き上げたうなぎの蒲焼きは、香ばしさ抜群!長年受け継がれてきたたれの凝縮された旨味も相まって、ごはんもお酒もすすみます。セットのきも吸と一緒に、専門店の味を堪能してください。
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うなぎ本来の味を楽しみたいなら、たれを使わず焼き上げる白焼きを味わってみてください。炭火でじっくりと焼いた香ばしいうなぎは、旨味が最大限に引き出されています。付属の藻塩と柚子胡椒はもちろん、レモンをしぼってもおいしくいただけます。
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うなぎは天然や養殖など生息環境や生産国の違いによって分類されるほか、種類による違いもあります。少しややこしく感じますが、それぞれの種類の特徴を理解しておくことで、よりおいしいうなぎを選べるようになるでしょう。
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※商品情報や販売状況は2023年03月21日時点でのものです。
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