「ジャムって、冷凍してもおいしく食べられるの?」「便利な冷凍方法はある?」「長い間放置しているけれど食べても大丈夫?」といった疑問をお持ちではないでしょうか?

この記事では、ジャムの日持ちや、長持ちさせるための冷凍保存方法・冷凍する際の手順を解説しています。解凍後の活用レシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

未開封・開封後のジャムの日持ちはどれくらい?冷凍保存もできる?

いくつかのジャム瓶

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一般的にジャムは冷蔵(10℃以下)で保存されることが多いですが、実は開封済みの場合それほど日持ちしません。ほとんどの場合、開封後2週間で食べきる必要があります。

一方で、冷凍保存であれば「6ヶ月」ほど日持ちします。ジャムを冷凍保存した場合でもカチカチに固まってしまうということはないため、安心して食べられます。

手づくりジャムや糖度の低い品の場合、美味しく食べられる期限は6ヶ月未満となります。

【未開封】市販のジャムの冷凍方法

冷蔵庫に入ったジャム瓶

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未開封品の場合、賞味期限は1年半〜2年ほど。日数に余裕のある場合は、常温で保存しておいても問題ありません。

瓶詰めされていることの多いジャム。冷凍保存するときは瓶のままではなく、別の容器に移してから冷凍庫に入れることをおすすめします。なぜなら、水分の多く含まれるジャムは、冷凍することで中身が膨張し、瓶が割れてしまう恐れがあるから。必ず冷凍用保存袋、もしくは冷凍用保存容器に移し替えるように注意しましょう。

【開封済み】市販のジャムの冷凍方法

木の板の上にあるジャム瓶といちご、パン

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保存袋で小分けにして冷凍する方法

開封済みのジャムの冷凍方法1つ目は「保存袋」を使う方法です。ジャムの使用量が少ない方は、1回分の食べる量を小分けにするのがおすすめ。必要な分のみ解凍できるため、劣化を防げます。

まずは、食品用のラップにジャムをのせ、空気を抜きながら包みます。続いてラップに包んだジャムを、まとめてジップロックなどの保存袋へ入れましょう。このとき保存袋の空気を抜きながら、平らにするのがポイント。金属製のバットやトレイにのせると、急速冷凍も可能です。

製氷皿で小分けにして冷凍する方法

トーストにジャムを塗る人の手元

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開封済みジャムの冷凍保存方法2つ目は、冷凍庫で氷をつくるときに使う「製氷皿」を用いたものです。氷1つ分のサイズは、ジャムを小分けにするときに同じ分量にできるのがポイント。そのまま冷凍庫に入れれば良いため、手軽に保存できます。

一方で、解凍するときに少し取り出しにくいのが難点。使っていない製氷皿のある方や保存容器が手元にない方、氷をあまり使わない冬場などにおすすめの方法といえます。

密閉容器にまとめて冷凍する方法

開封済みジャムの冷凍保存方法3つ目は「密閉容器」を使って、まとめて冷凍する方法です。一度に使うジャムの量が多い方や、よくお菓子作りをするという方に一押し。タッパなど、密閉できる蓋がついているものがおすすめです。

注意点として、一度解凍したジャムは再冷凍できないため、必ず食べ切れる分量のみを容器に移すようにしましょう。冷凍庫から取り出した容器から、スプーンで少量すくうのもNG。風味の劣化に繋がります。基本的には、使う分のみを1つの容器にまとめると良いでしょう。

手作りジャムの常温保存・冷凍保存の方法

いちごジャム、ブルーベリージャムなどの定番味をはじめ、日本らしい梅ジャムなど、さまざまな味を楽しめる手づくりジャム。

冷凍保存するときの手順は市販のものとほとんど同じで、半年ほど日持ちします。常温で保存するときは保存容器をあらかじめ熱湯で煮沸消毒し、清潔にしておきましょう。

煮沸消毒するときは、鍋でお湯を沸かして、そのなかに保存容器を5分ほど浸します。このとき沸騰状態を保つのがコツ。鍋から瓶を取り出したら、布などで水気をとって、まだ熱のあるうちにジャムをなかに入れます。すぐに蓋をして、逆さまにして冷やしましょう。

このひと手間によって、手づくりジャムでも常温で半年ほど日持ちします。

簡単でおいしい!冷凍ジャムの活用レシピ

ヨーグルトにジャムを入れる様子

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​​ジャムには砂糖がたっぷり入っており、糖度が高いことから、冷凍保存してもカチカチに固まることがありません。そのため冷凍したジャム活用レシピは、さまざまなものがあります。

例えば、いつもの紅茶にリンゴジャムを適量いれるだけで簡単に作れる「リンゴジャムティー」など。冷凍保存したジャムを使うときは、一度常温に戻してから入れると紅茶の温度を下げずに済みますよ。

ほかにも市販のプレーンヨーグルトの上に、ジャムをのせて食べる「ヨーグルトのジャムがけ」や、ホットケーキミックスにジャムを混ぜて焼く「ジャムクッキー」などがあります。またジャムの王道レシピである「トースト」も、冷凍保存したジャムをとろっとのせると絶品です。

ぜひ、みなさんのお好きな味を見つけてみてくださいね。

ジャムの可能性は無限大!冷凍保存でたっぷり味わおう

冷凍保存で、長期間おいしく食べられるジャム。冷凍ならではのシャーベット状の食感や、アレンジレシピで活用方法は無限大にあります。冷凍保存のコツを掴んで、ぜひ普段の食事に取り入れてみてくださいね。

※商品情報や販売状況は2023年03月23日時点でのものです。
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