スイーツ&グルメ2023/3/28 更新
オリーブオイルの売り場には、手頃な価格のものから高価なものまで、さまざまな種類の商品が並んでいます。「エキストラバージンオリーブオイル」や「ピュアオリーブオイル」など、商品名にも違いがあり、どれを選んだらいいのか迷ってしまいますね。この記事では種類別の特徴や、上手な使い方をご紹介します。
オリーブの実が原料のオリーブオイルは、大きく分けて「バージンオリーブオイル」と「ピュアオリーブオイル」の2種類があります。本記事では、それぞれの特徴について詳しく解説。種類による使い分け方についても見ていくので、ぜひチェックしてみてください。
バージンオリーブオイルは、オリーブの実だけを原料として、化学的な処理や加熱をおこなわず、物理的な方法で絞って濾過した未精製のオリーブオイルです。
バージンオリーブオイルは、国際オリーブオイル協会の規定によって、4段階のグレードに分けられています。主に酸度や品質の違いによって分類されているのが特徴です。
・エキストラバージンオリーブオイル......酸度が0.8%以下で、風味に欠点がないもの
・バージンオリーブオイル......酸度が0.8~2.0%以下で、風味に欠点がないもの
・オーディナリーバージンオリーブオイル......酸度が2.0%~3.3% 以下で、風味に複数の欠点があるもの
・ランパンテバージンオイリーブオイル......酸度が2.0%〜3.3%以下で、風味に多くの欠点が認められて直接食用には不適格なもの。精製してバージンオリーブオイルとブレンドされる
酸度とは、オリーブオイル中に遊離脂肪酸がどのぐらい含まれているかを示す数値のこと。遊離脂肪酸は空気中の酸素と結合しやすいため、酸度が高いほど品質が落ちやすくなります。このほか、官能検査による風味の良し悪しも、グレード分けに影響しますよ。
バージンオリーブオイルのなかでも最高級のグレードがエキストラバージンオリーブオイル。エキストラバージンオリーブオイルは製法や原料などに作り手の個性が反映されやすいのが特徴です。
たとえば、フィルターをかけずに3か月ほどかけて濁りをゆっくりと沈殿させる「ノンフィルター製法」を採用したものや、早摘みグリーンオリーブを使用したフレッシュでフルーティーなものなどがあります。
オリーブオイルを購入する際は、「どのようなこだわりがあるのか」といった点にも着目してみるといいでしょう。
ピュアオリーブオイルとは、精製したオリーブオイルにバージンオリーブオイルをブレンドしたもののこと。
ブレンドの割合には規定がないので、無味無臭のものやオリーブオイルの味わいや香りがあるものなどさまざまですが、バージンオリーブオイルに比べると味わいも香りも穏やかなのが特徴です。
ちなみに「ピュアオリーブオイル」というのは日本独自の名称で、世界的には「オリーブオイル」という名称で分類されています。
エキストラバージンオリーブオイルは、高品質で香りや味わいが華やかなのが特徴で、もっとも生食に向いているオリーブオイルです。カルパッチョやフレッシュチーズにそのままかけるだけで、みずみずしくフルーティーな味わいが加わります。
エキストラバージンオリーブオイルは高価なため、揚げ物や炒め物などでたっぷりオリーブオイルを使いたい時には、より安価なピュアオリーブオイルがおすすめです。特に精製されたオリーブオイルはサラダ油のように無味無臭で、素材の味を邪魔することもありません。
上記のように、タイプによっておすすめの調理方法はありますが、どちらのタイプでも生食・加熱調理は可能です。
エキストラバージンオリーブオイルを加熱調理で使うと、コクのある仕上がりになります。一方で、ピュアオリーブオイルは軽い味わいのため、ドレッシングのオイルに使用することで、ほかの調味料の味を引き立てる効果が期待できますよ。
グリーンサラダには、風味豊かなエキストラバージンオリーブオイルがおすすめです。調味料は塩、こしょうなどシンプルにして、オリーブオイルの風味を楽しみましょう。
一方で、素材や調味料の個性を活かしたい場合は、主張が少ないピュアオリーブオイルでドレッシングを作るのがいいでしょう。
パスタを作る場合、加熱調理にはピュアオリーブオイルがおすすめです。オリーブオイルは加熱すると風味が弱まる性質があるので、そういった点でも炒め・煮込みの段階ではピュアオリーブオイルが適しているでしょう。
仕上げの段階でエキストラバージンオリーブオイルを回しかけると、香りが華やかになり、コクと風味も増しますよ。
アヒージョはたっぷりのオイルを使うので、安価なピュアオリーブオイルがおすすめですが、エキストラバージンオリーブオイルを使うと風味豊かに仕上がります。
使う素材やシチュエーションによって、種類を使い分けるといいでしょう。
しっかりとした味付けの炒め物であれば、調味料の邪魔にならないピュアオリーブオイルがおすすめです。一方、素材の味を活かしたシンプルな味付けの炒め物であれば、エキストラバージンオリーブオイルを使ってみるのもおすすめ。特有の香りやコクをプラスしてみてはいかがでしょうか。
どちらの場合でも、器に盛ってから仕上げの段階で生のエキストラバージンオリーブオイルを少量回しかけると、風味豊かな味わいが楽しめますよ。
ひと口にオリーブオイルといっても、種類によって味わいや個性はさまざまです。上手に使い分けができると、料理の仕上がりがワンランクアップしますよ。普段の料理のレパートリーと相性のよいオリーブオイルを探してみるのも面白いですね。
※商品情報や販売状況は2023年03月28日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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