スイーツ&グルメ2023/4/3 更新
つぶあん・こしあんなど、たっぷり小豆を使って作る「ぜんざい」と「おしるこ」。似たような食べものであり、イマイチ違いがわからない......という方も多いのではないでしょうか?この記事では、ぜんざいとおしるこの違いや、関東・関西など地域による特徴などを解説します。
ぜんざいとは、小豆の粒を残して煮たもののことです。
見た目はおしること似ていますが、豆の形がしっかり残っているのがポイント。一般的には汁が少なく、小豆を砂糖で甘く煮て作ります。
名前の由来にはいくつかの説があります。ひとつ目は、ぜんざいを初めて食べた僧侶が、仏教用語の「善哉」という、「善(よき)」「哉(かな)」の意味を持つ言葉を口にした説。ふたつ目は、出雲地方のお祭り「神在祭」で食べられる「神在餅(じんざいもち)」がなまって伝わったという説です。
小豆を甘く煮て、白玉団子や甘露煮、お餅などと合わせて食べることの多いぜんざい。ほど良い粒っぽさは、食べごたえ満点ですね。
おしることは、あんこを水で伸ばしたもののことです。
水分が多く含まれる小豆あんを汁状にして、そこへ砂糖を加えて煮込むことで完成します。一般的には「小豆汁」と呼ばれる汁状のものに、餅や白玉団子を入れて食べます。
おしるこはぜんざいとは異なり、小豆の粒が残りやすい「つぶあん」のものと、「こしあん」のものの2パターンがあります。
名前の由来は、乾燥した粉のあん(さらしあん)を使っていたことから「汁」と「粉」で、おしること呼ばれるようになったという説が有力です。
おしるこの歴史は、遡ること江戸時代。当時は現代のような甘味ではなく、お酒のつまみとして親しまれていました。そのため塩味のきいた、しょっぱい味付けの品でした。
それぞれの特徴や小豆の種類、地域によってもさまざまな作り方のある、ぜんざいとおしるこ。ここでは、その違いについて更に深堀していきます。特に、それぞれの地域で発展した区別方法、関東と関西での呼び方の違いなどにもご注目ください。
地域によっても呼び方の異なる、ぜんざいとおしるこ。
関東では、田舎汁粉や小倉汁粉など、汁気のあるものが「おしるこ」、御前汁粉のような、汁気のないものが「ぜんざい」という風に区別されています。
関東周辺では、原料がつぶあんか、こしあんかの違いで呼び方を変えている訳ではありません。一方で、一部地域や店舗によっては、小豆の種類によって呼び方を変えるところもあるため、風習などをチェックしてみると良いでしょう。
関西・九州では、小豆の原料にこしあんが使われているものを「おしるこ」、つぶあんが使われているものを「ぜんざい」という風に区別します。
両方とも汁気があるものをベースとしています。一般的に、汁気のないものは「亀山」や「金時」など、別の呼び方をされることが多く、ぜんざいとおしるこ以外の食べものとして区別されます。
九州の一部地域では、お餅が入っているものを「おしるこ」、白玉団子が入っているものを「ぜんざい」と分けるところも。
ちなみに北海道のように「どちらも明確に区別されていない」という場所もあるので、地域の特色がかなり現れる食べものであるといえますね。
ここでは阪急百貨店で人気のある、小豆をつかった和菓子を紹介します。つぶあん、こしあんなど多数展開。さまざまな角度から、小豆本来の風味を感じられる上質なお菓子がたっぷり詰まっています。ぜんざいやおしること合わせて、試してみてはいかがでしょうか?
粒あんを玉子皮で挟んだお菓子「いただき」と、小豆をたっぷり使った、羊羹の詰め合わせセットです。羊羹はパクっと手軽に食べられる、ひと口サイズ。小豆本来の奥深い味わいを楽しめる品々です。どちらも江戸中期より続く名店「鶴屋八幡」の人気商品。贈りものにもぴったりの品となっています。
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最高品質のかつ手炊きの「春日大納言小豆」でふわっと包んだ、あも2本セットです。やわらかな羽二重餅が、小豆の豊かな甘みを引き出してくれます。絶妙な餡のなめらかさが魅力のひとつ。小豆らしい上品な風味を楽しめます。ほろほろとした優しい口当たりを、ぜひお試しください。
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ふっくら艷やかな大納言小豆をつかった「きんつば 中田屋」の定番商品、きんつばの15個セットです。薄焼きの皮と、しっとりとした餡の炊き具合が絶妙。さらっと甘さを引き立ててくれる、ほど良い塩加減がポイントの逸品です。昔ながらの簡素なお菓子でありながらも、ひとつずつ丹精込めて作られた上品な味わいですよ。
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最中と小豆の豊かな風味を楽しめる、和菓子2種セットです。サクッと軽い食感の最中生地に求肥の入った餡をサンドした「ふくみ天平」と、最中種に小豆皮粉末を混ぜ込んだ「たねや最中」をラインナップ。明治5年の創業以来続く、「たねや」の良質な和菓子を楽しめます。
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京都祇園あのんの代表銘菓「あんぽーね」の10個セットです。和洋折衷の新感覚最中は、若者をはじめ幅広い世代の方々に親しまれてきました。滋賀県産羽二重糯をつかった最中皮に、北海道産十勝産小豆と国産のマスカルポーネチーズを混ぜたクリームを使用。自分でサンドしながら、お好みの食べ方ができる点も魅力的です。
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作り方や地域性など、さまざまなところに違いのある「ぜんざい」と「おしるこ」。見た目は似ていますが、判別するポイントを押さえられたのではないでしょうか?みなさんも、ぜひ小豆本来の甘さを感じられる、ぜんざいとおしるこを楽しんでみてくださいね!
※商品情報や販売状況は2023年04月03日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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