スイーツ&グルメ2023/7/17 更新
イタリアのスイーツはどんなものがあるか知っていますか?実は普段食べているお菓子のなかにもイタリア生まれのものがあるんです。この記事ではイタリアのお菓子について、歴史や意味、種類などを詳しくご紹介します。イタリア菓子の魅力を探っていきましょう。
イタリアは紀元前からアラブ世界や古代ギリシャとの交易が盛んでした。そのため、いち早く新しい食材や菓子の製造技術を取り入れており、ほかの西洋諸国より先に食文化が発展したのです。
また、温暖な地中海性気候と南北に長い縦長の地形により豊かな食材があったため、地域ごとに特産物を活用した菓子が作られることになりました。
イタリア菓子の特徴は粉が主役ということです。イタリアは小麦が豊富に生産されるため、すべての菓子に共通して「粉のおいしさ」が感じられます。
素朴な見た目でも、噛みしめると粉の香りと旨味が広がるのがイタリア菓子の魅力です。また、それぞれの地方や宗教菓子ごとに特色があり、異なる味わいが楽しめるのも魅力のひとつですよ。
「dolce(ドルチェ)」とはイタリア語で「甘いもの」「やわらかい」を意味し、食事の最後に提供される甘味のことです。言葉の由来はラテン語で「甘い」という意味の「dulcis」にあります。
イタリアでは宮廷や貴族の間で贅沢なデザートが愛され、地域ごとに独自の菓子文化が生まれました。ドルチェはイタリアの食文化において重要な役割を果たし、食後の楽しみだけでなく地域の歴史や文化を感じることができる魅力を持っています。
近年日本で大流行したことでも有名な「マリトッツォ」。ふわふわとしたパン生地にたっぷりのクリームを挟んだ菓子パンに近いお菓子です。ラツィオ州発祥とされており、伝統的なものはオレンジピールやレーズン、松の実などが加えられます。日本ではブリオッシュ生地に生クリームを挟んだものが流行りました。
日本で一大ブームを巻き起こした、イタリアンドルチェの代表といえばこちらのティラミスでしょう。コーヒーを染み込ませた「サヴォイアルディ(フィンガービスケット)」に濃厚なマスカルポーネクリームを合わせたデザートです。諸説ありますが、ヴェネト州にあるレストランが発祥とされています。
聖職者が被る「ズッケット」という帽子に形が似ていることからその名がつきました。日本のパティスリーでもたまに見られるドーム型のケーキです。外側はスポンジ生地でおおわれ、中にクリームをたっぷりと入れるのが特徴。店によってクリームはさまざまで、生クリームやチーズクリーム、なかにはジェラートを詰めたものまであります。
一時期日本でも流行ったドルチェなので名前を知っている方もいるかもしれません。生クリームや牛乳、砂糖などを混ぜゼラチンで固めたスイーツです。1900年代初めにピエモンテ州で生まれたとされています。名前の意味はそのまま、パンナ(=生クリーム)をコッタ(=煮た)もの。家庭でも手軽に作れるおやつで、フルーツソースとも相性抜群です。
ピエモンテ州で1980年に誕生しました。名前の意味は「貴婦人のキス」という、なんともおしゃれなネーミング。半円状のクッキーでチョコレートをサンドした小粒のお菓子です。生地にアーモンドプードルを加え、口の中でホロっと崩れる食感を楽しめます。
1700年代から今まで長い間愛され続けているお菓子です。日本でいうドーナツのような揚げ菓子で、ふっくらとした食感が特徴。イタリアでは謝肉祭に揚げ菓子を食べるのが習慣のため、イベントが近くなるとベーカリーやパティスリーでもよく売られています。
イタリアで600年以上前から愛され、作られてきた伝統的なケーキです。特にクリスマスのディナーには欠かせません。甘いパン生地にレーズンやオレンジなどのフルーツをたっぷりと入れて、ドーム型に焼き上げたパンに近いケーキになります。
パネットーネと同じく、イタリアのクリスマス菓子の代表。ヴェネト州西部の街ヴェローナ発祥のお菓子で、星形の型に入れて焼き上げます。卵をたっぷりと使うので、生地が黄色いことから「黄金のパン」とも呼ばれます。仕上げにかける粉糖はまるでクリスマスに降る雪のようです。
ロンバルディア州発祥の甘いチョコレート味のサラミのこと。サラミに似せた形や切り口に仕上げるだけで、お肉のサラミとは別物です。溶かしたチョコレートと砕いたクッキー、バタークリームを筒状に丸めるだけのなんとも簡単なお菓子。手軽に作れるため、近年では日本のバレンタインでも見られるようになりました。
アーモンドプードル、卵白、砂糖を混ぜて焼き上げたシンプルなお菓子です。苦いという意味の「アマーロ」からその名がついています。本場ではビターアーモンドを使った甘くほんのり苦い味わいが特徴です。アマレッティがフランスに伝わったものが「マカロン」になったといわれています。
チョコレートで有名なピエモンテ州南部の代表的なドルチェです。前述したお菓子「アマレッティ」を生地に入れたチョコレート風味の伝統的なプリン。プリンなのにサクサクとした食感が楽しめる、イタリアならではのなんとも珍しいお菓子です。
カンパーニャ州で生まれたナポリ人に愛されているお菓子。貝殻の形をかたどったパイ生地の中にリコッタチーズのクリームを入れて焼き上げます。何層にもなるパイを重ねるので、焼き上がりはパリッパリ。イタリアの代表的なドルチェとして高級レストランでも食べられています。
円筒状のパイ生地にクリームを詰めた謝肉祭のお菓子です。元はシチリア島生まれですが、現在はイタリア全土で親しまれています。中に入れるクリームはリコッタのクリームを使うのが伝統的な作り方ですが、カスタードクリームやチョコレートクリームなどのアレンジも多々見られます。
カッサータ・シチリアーナとも呼ばれる、シチリア島発祥のドルチェです。リコッタのクリームとスポンジを重ね、マジパンでフタをしたお菓子になります。語源はアラビア語の「qas'ah」で「丸い鉢」という意味。この丸い鉢(ボウル)にリコッタとはちみつを入れて作ったものが始まりといわれています。
日本でもおなじみのアイスですが、実はイタリア生まれなんです。名前の由来は「凍った」という意味のイタリア語から。発祥はトスカーナ州の州都フィレンツェで、現地では専門店が多く立ち並び、とてもポピュラーなデザートとして愛されています。アイスクリームに比べて乳脂肪分が少ないため、さっぱりとした味わいが特徴です。
トスカーナ州で生まれたイタリア代表の氷菓。泡立てたクリームを合わせた生地を冷凍した、まるでアイスケーキのようなデザートです。ジェラートのように専用の機械がいらないので、イタリアの家庭でもよく作られています。
イタリアで愛されているカキ氷で、レモンやコーヒーなどいろいろな味が楽しめます。シチリア島生まれのデザートで、「粒状にする」という意味のイタリア語「Granire」が名前の由来。フランス料理の「グラニテ」とは名前が似ていますが別物です。グラニテやジェラートはグラニータが元になったといわれています。
イタリアのスイーツについて歴史からお菓子の種類までご紹介しました。あなたはいくつ知っていましたか?日本で親しまれているものから、あまり知られていないものまでたくさんあります。最近日本でイタリアのスイーツが再び注目されているので、流行りものが好きな方は要チェックです!
※商品情報や販売状況は2023年07月17日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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