「ウスターソースとオイスターソースの違いは何?」と疑問に思ったことはありませんか。どちらも濃厚なうま味とコクがあり、常備しておくと料理の幅が広がる調味料です。この記事では、それぞれのソースの原材料や味わい、使い方の違い、代用方法について解説します。

ウスターソースとオイスターソースの味わい

透明の器に入ったソースをスプーンですくっている。

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そもそもソースとは「野菜と果物にスパイス、酢、砂糖などを加えて熟成させたもの」。JAS規格では、粘度の違いによりウスターソース・中濃ソース・濃厚ソースに分かれています。ウスターソースは、野菜や果物をピューレ状にするためサラッとしていて、酸味と香辛料の辛みがあるのが特徴です。

オイスターソースは、ソースという名前が付いているもののウスターソースやとんかつソースなどとはまったく別物。牡蠣を原料にした独特の風味と甘みが特徴で、とろみのある調味料です。

ウスターソースとオイスターソースの違いって?

青色の器に入った炒飯をレンゲですくっている。

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ウスターソースには、野菜と果物(トマト、玉ねぎ、りんごなど)、スパイス(唐辛子、シナモン、タイムなど)、酢、砂糖などが使われています。甘さ控えめでスパイシーな味わいなので、揚げ物にかけるとさっぱり食べられる点が人気です。また、炒め物の味付けや料理の隠し味にも向いています。

オイスターソースは、牡蛎のゆで汁を煮詰め、砂糖や塩、酢を加えて、デンプンでとろみづけする製法が一般的です。肉や魚介類、野菜などいろいろな食材と相性がよく、青椒肉絲や焼きそば、チャーハンなど幅広い中華料理に使われます。家庭でも料理が本格的な味わいに仕上がるので、常備しておくと役立つアイテムです。

ウスターソースとオイスターソースの使い分け

ソースがかかったコロッケ、レタス、トマトが皿に盛られている。

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ウスターソースは揚げ物やお好み焼きなど完成した料理にかけて使う場面が多いのに対し、オイスターソースは料理にコクが欲しいときに調理段階で加えるのが一般的なようです。

ソースを買ったものの、最後まで使いきれずに余ってしまうことはありませんか。そんなときは、隠し味に使うのがおすすめ。ウスターソースはカレーやナポリタンに、オイスターソースは煮物や唐揚げの下味に少量加えると、コクとうま味がプラスされますよ。

ウスターソースとオイスターソースは代用できる?

ウスターソースとオイスターソースは、原料や粘度が異なるため完全に代用することはできません

しかし「オイスターソースに酢を加えてウスターソースにする」「ウスターソースに砂糖やはちみつを加えてオイスターソースにする」などして代用もできます。

また、ウスターソースの場合は、中濃ソースやとんかつソースなどの濃厚ソースでも代用が可能です。

違いを理解すると料理がもっと楽しくなる!

ウスターソースとオイスターソースは、どちらもソースという名前がついているものの、原材料や味わいがまったく異なる調味料です。それぞれの特徴を知って使い分けると、いつもの料理にうま味が加わって一層おいしくなりますよ。ぜひご家庭で活用してくださいね。

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※商品情報や販売状況は2024年01月16日時点でのものです。
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