みなさんは、せんべいとおかきの違いは何かご存じでしょうか?具体的に何が違うのかわからない方もいるかもしれません。この記事では、せんべいとおかきの違いや歴史、あられや柿の種などとの違いを解説。おすすめ商品を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「せんべい」と「おかき」の主な違いは原料

四角・黒い皿にのったせんべいとおかき

iStock.com/manbo-photo

「せんべい」と「おかき」の主な違いは原材料です。具体的には原料の米の種類が異なり、せんべいは粘度が低い「うるち米」、おかきは粘度が高い「もち米」を使用します。

米の種類が違うため形や食感からも判別できるでしょう。主にせんべいは平べったく硬めの食感で、おかきは厚みがありせんべいよりはやわらかな食感になるのが特徴。どちらも長い歴史があり、古くから庶民のお菓子として親しまれてきました。

よく似た「おかき」と「あられ」の違い

「おかき」も「あられ」ももち米を使用しますが、主な違いは大きさにあります。5cm以上の大きさのものをおかき、5cm未満の小さいものをあられと区別するのが一般的です。

また地域によって呼び方を変える場合もあり、関東地方ではあられと呼ぶものも、関西地方ではおかきと呼ぶことがあります。

せんべい・おかき・あられの歴史

茶色の皿に入ったせんべいとお茶

iStock.com/masa44

せんべいの由来・歴史

せんべいの由来や歴史は、さまざまな説が提唱されています。すでに弥生時代には、団子の餅を焼いて食べる文化があったとか。

なかでも有名なのは、江戸時代に埼玉県・草加にある団子屋さんが、旅人から教わり団子の余りを平らにして焼いたものが始まりという説です。せんべいという名称の由来は、団子屋のおばあさんの名前が「おせんさん」だったことから来ているといわれています。

ほかにも、真言宗の開祖として知られる空海が中国から持ち帰って広めたという説や、千利休の弟子が考案し「千」という名前を借りて「せんべい」と名付けたという説などがあります。

おかきの由来・歴史

おかきの由来・歴史は、正月にお供えする鏡餅を割ったものを揚げたり焼いたりしたことからきているといわれています。

膨らんだもち米を手で割ったことから、「欠けた餅=欠きもち」と呼ばれるように。室町時代の宮中で女性が丁寧に「お」をつけて呼ぶようになったため、「おかき」という名前が主流になったとされています。

あられの由来・歴史

平安時代、朝廷の「歯固め」という儀式のあとに、鏡餅を砕いて食べたものがあられの始まりとされています。奈良時代には、海外からのお客さまに宮廷のおもてなし料理として振る舞ったこともありました。当時のあられは米を炒って作るのが一般的だったそう。

名前の由来には諸説あり、一説には鍋で炒るときの「パラパラ」という音が、あられの振る音に似ていたから......という話があります。ほかにもその姿が冬の空から降ってくる「あられ」に似ていたからという説もあるそうです。

「柿の種」はあられの仲間

米菓のなかでも人気が高く、おつまみとしても親しまれている「柿の種」。せんべいと間違われやすいですが、実は「あられ」の一種です。その誕生のきっかけが面白く、「メーカーがあられを作るときに失敗したから」とされています。

柿の種を最初に作ったのは、新潟県長岡市にある「浪花屋製菓」。創業当時の大正時代には、餅を手作業でスライスして小判型の金型で成形するのが主流でした。しかし、あるとき作業員が金型を踏みゆがんだまま使用したことから、あられがいつもとは違う形に。

これが「柿の種に似ている」ということになり、現在の柿の種の原型が生まれたとされています。

【まとめ】せんべい・おかき・あられの違い

せんべい・おかき・あられの違いをまとめた表

阪急おすすめ!せんべい・あられ・おかき商品5選

1.「銀座松崎煎餅」江戸草加 本丸 醤油 5枚入り

白い袋に包まれた銀座松崎煎餅の「江戸草加 本丸 醤油 5枚入り」
756円

一枚ずつ丁寧に焼き上げられた、堅焼きせんべいはパリッとした歯ごたえが魅力。噛めば噛むほどに味わい深く、しょうゆの香ばしさが口いっぱいに広がります。王道のせんべいギフトをお探しの方に、ぴったりのひと品です。

詳しく見る

2.「あげもちココロ」irodori-Cocoro 30個 缶入り

クリーム色の箱と白い皿に入ったあげもちココロの「irodori-Cocoro 30個 缶入り」
1,836円

フクロウや小鳥、ウサギなどをモチーフにした愛らしいモチーフクッキーと、食べごたえのある揚げあられの2種類を詰め合わせたギフト。あられはだししょうゆ風味や砂糖付きの梅風味、えび風味など、さまざまなフレーバーがラインアップされています。

詳しく見る

3.「タネビッツ」タネビッツアソートボックス 150g

白い箱に入ったタネビッツの「タネビッツアソートボックス 150g」
1,944円

手軽につまめる柿の種を、おしゃれなギフト風に仕上げた「タネビッツ」。三角形のカラフルなパッケージに個包装されており、思わず友達や家族に配りたくなってしまいます。コクのある「焦がし醤油」やごま油の風味が引き立つ「天ぷら青のり」など、人気の味が入っています。

詳しく見る

4.「京都祇園 萩月」花あわせ

花柄の箱に入った京都祇園の「萩月 花あわせ」
3,240円

せんべいやあられのほか、かりんとうなどが楽しめるバラエティ豊かな詰合わせギフト。アーモンドや豆菓子なども楽しめ、お茶請けとしても活躍するでしょう。京都・祇園の友禅染風の柄がほどこされた華やかなパッケージデザインもパッと目を惹きます。

詳しく見る

5.「神戸みなとや」灰桜

白い皿にのった神戸みなとやの「灰桜」
3,456円

磯の香りが豊かな青のりを使ったものや、兵庫県産・早生黒大豆を使ったものなど、個性豊かなおかきが楽しめるギフト。ほんのり甘いしょうゆ味のおかき「依米野」は、口に含むと香ばしい香りがふわっと広がります。シンプルで上品な袋で個包装にされているため、バラマキ用にも便利ですよ。

詳しく見る

せんべいとおかきの違いを知ってじっくり味わおう!

「せんべい」と「おかき」、「あられ」や「柿の種」などの違いを知って、それぞれ区別しながら食べてみるとまた違った味わい深さを感じられることでしょう。米菓を食べる際は、ぜひこの記事で紹介した豆知識を思い浮かべ、食べ比べてみてください。

※商品情報や販売状況は2024年03月12日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。